KARANOがれーじ

KARANO 枯野 1.古事記に登場する仁徳天皇所有のハイスピードクルーザー。毎日灘波と淡路を往復し清水を宮に運んだ。 2.今はなき我が愛車のニックネーム。歴史遺産。 3.枯野さん(ハンドルネーム)。 100m級の関東大型古墳完全制覇をサイクリングの目標としてきたが。目標達成後はE−バイクに転身。オフィス4階まで息切れして上る超弩貧脚がE−バイクで峠を目指す。

カテゴリ: 自転車

GIZA M-21 DS

夕飯の買い物ついでに覗いた自転車で、2,090(税込)のペダルを衝動買いしてしまった。「RX−E⁺に近似色だから似合うかな」という単純な動機だが、日頃より通勤用SAGA号のSPDペダルを、普通のペダルにしたいと思っていたこともあり、RX−E⁺から外したものとトレードできるという理由もあった。
ペダルはギザプロダクツの『M−21』ダークシルバー。どう見ても今付いているペダルとそっくりだ。
GIZA装着アルミニウムCAGE LITEペダル(M-21))


RX−E⁺標準は『CAGE LITE』という名称になっているが、見れば『Wellgo』である。品番はM−21。ギザペダルはOEMのようだ。しかし本家ウェルゴカタログにこのカラーはない。同色定価ベース比較でも、ウェルゴより800円くらい安い。流石OEM。


たぶんPD-M324たぶんPD-M324 3










SAGA号につけているのは、シマノSPDペダル。たぶん『PD−M324』。SPDを使わなくなってからは片面仕様が不便になっていた。
WELLGO装着3

RX−E⁺から外したM−21をSAGAに取り付け。裏表非対称だが一応両面使える。このペダルは本家もOEMもペダルの回転が悪いが、日常使用では問題ないレベルだろう。






SPDシューズ

今や、ラバーのクリートキャップをつけて、日常の運動靴と化したSPDシューズ。ロード用と違い、トレッキングも考慮しているので、買い物や、多少のウオーキングには十分使える。但し防水シールがないので、水たまり=即床上浸水となる。




スキュワー交換FノーブランドQR

SAGA号はついでにスキュワーも交換する。クイックリリースはかなり以前にサ〇〇リーかどこかで買ってきたものだ。特に問題があるわけでもない。盗難や僅かな軽量化を気にするバイクでもないが、まぁ、気分転換である。


スキュワー&QR


赤いスキュアーは、在りし日の『MR−4』に装着していたものだ。リアが130mm用で5mm短いのが気にはなるが、見た目はすっきりする。






WELLGO装着1スキュワー交換

リアスキュアーも交換。やはりアクスルが完全には頭を出していない。
巨大なスプロケットは、超貧脚おやじのサイクリングを可能ならしめた、42Tのハイパーオトメギア。
あの重たいE−バイクにこそ装着したいギアである。

simanoのペダル


トレードオフとなったSPDペダル。以前なら近所の『サ〇〇リー』や『サイ〇〇〇〇ター』に持っていくところだが、後者は会社が既になく、前者も近所の店舗はすべて閉店となってしまった。
オークションや個人売買サイトの普及が要因か、ロードバイクブームの終焉によるものか。DIY趣味派には逆に不便な時代になった。



五日市駅〜奥多摩駅まで

活動制限が延長され移動自粛も継続することとなり、群馬遠征はさらに日延べ、新緑満喫は次の年以降になった。
そこで、前回未走行に終わった『林道鋸山線』と『林道入間白石線(浅間尾根)』を巡ることにした。
駐車という、ベースが限られたルートを組むと『五日市〜青梅間』がどうしてもネックとなる。今回は五日市側をベースとしてこの関門を最初に通過することにした。
梅郷に出る青梅市に










梅ケ谷峠を経由して、梅郷から吉野街道に入る。あとはひたすら奥多摩駅を目指す。
モードは基本『ECOモード』である。この重たい車体は、ECOモード走行でやっとグラベルSAGA号と五分の機動性となる。スローペースですすむE−バイクをロードやクロスが追い抜いていく。ま、年寄りの道楽だからね。ここで力んだら本番がもたない。
連休中と違い、各観光施設や公共駐車場も開いているようだ。少し箍が緩んだか。
定番『奥多摩駅』


定番奥多摩駅。駅前の公衆トイレはとてもきれいだ。前回ここを逃したので、後々苦労した。今回はここを出発するとすぐ本番だから用足しは必須である。


林道鋸山線




奥多摩の市街地を抜けるとすぐ鋸山林道の進入路につく。今回はここを左に折れて林道に向かう。





鋸山林道2林道鋸山線入口










ここまでのバッテリー残量は86%(98%スタート)なので12%消費である。目標は90%だったが、前回は五日市駅〜青梅間で10%使ってしまったことから見ると上出来である。
ここから大ダワまでは6.5km、平均勾配は10%強。
大ダワで50%目標で、ギヤは最大34T、ノーマルモードで行く。
峠は近い鋸山林道3










鋸山林道はあまりパノラマを楽しめる道ではない。路面状態もかなり悪く、ロードバイクには向かない。但し勾配が比較的一定なので一定のシフトで登っていける。起伏の差が多い尾根の縦走より、きつくても一定の上りのほうがモーターも一定のため、バッテリーのもちがよいことが最近分かった。
昭島市民の森(案内板しかなかったが)を越え、最後の葛篭を過ぎると、大ダワはすぐである。
大ダワ2大ダワ1










『大ダワ』。尾根の鞍部を超えるところは普通『◯峠』というが、ここは『大ダワ峠』とは言わない。『ダワ』自体が道の登りが降りに湾曲するところを意味するようだ。つまり『峠』である。標高994m。1,000mにはわずかに及ばないものの、峠を越える道路としては、都内ではトップクラスだろう。
ここまではノーマルモードとローギアで登ることができた。
トイレがある駐車場だが、誰もいない。ゲートがしまっているからであろうか。
大ダワ4大ダワ3










更に下り方面は作業のため通行止めとある。土日も作業するのか?。下りきる手前で通行不能になったら戻るしかない。バッテリーには余裕があるが、計画がご破算になる。ま、とりあえず行くだけ行くことにして、朝食をとっていたら、エンジン音とともに檜原村側からジムニーさんが上ってきた。神戸岩を越えたところにゲートがあってはずだが、聞いたところロックピンは手で開けられるとのことだった。しばらく話した別れ際に、ジムニーさんがバッテリー上がりを起こしてしまったが、しばらくして無事再点火して事なきを得た。
鋸山林道6鋸山林道5










抜けられないかとの不安を払拭してくれたジムニーさんに感謝し、檜原村方面に降下を開始。一時視界が開け山々の展望が望めた。ここが今回のべストパノラマなのだろう。
鋸山林道8

麓が近づいてくると道が未舗装になった。といっても舗装路も舗装面が剥離して、舗装といえないような箇所がかなりある。
檜原村側のゲートを越えると、鋸山林道唯一の隧道『神戸隧道』を通過する。照明のないカーブした隧道で、足元の状態がほとんどつかめないのが怖い。止まって撮影をするのは別の意味で怖い。LEDライト一つで徐行して進む。
強力なバッテリーを積んでいるのだから、ライトももう少し強力にしてほしい。
神戸岩3神戸岩4神戸岩0










隧道を抜け、神戸川に架かる橋を渡ると『神戸岩』につく。『かのといわ』と読む。何も考えずに「こうべいわ」と読んでいた無知に恥じる。
神戸岩1『神戸岩』を今回の観光スポットにマークしておかなかったのは失敗だった。
高さ100m、最大幅60mの岩盤である。渓谷歩きのルートがあるが今回はいかなかった。『神の戸』に相応しい絶景とパワースポットが奥にあることを知ったのは帰宅後であった。
また奥多摩にくるいいわけを残してしまった。






林道入間白岩線〜五日市駅へ

神戸岩から2.5km弱下ると、北秋川沿いの都道『水根本宿線』に交差する。
今日のメインミッションクリアである。





風張林道分岐バス通りに合流










水根本宿線神大橋から『林道入間白石線』分岐までは9.2km。平均斜度3.3%だが最後の1km強は9%ほどになる。前回の逆ルートである。上に向かっているのが、奥多摩周遊道路最高地点に通じる『風張林道』である。何人かのサイクリストが休息をとっている。ジャイアントのオーナーさんとお話をする。これから峠を目指すそうである。自分が生脚で登ったら、途中でダウンかおそらくほとんど押し歩きだろう。無事クリアをお祈りする。
林道入間白石線林道入間白石線1










こちらは一人、先ほどの分岐を直進する。『林道入間白石線』へと進む。入間白石線は風張峠から浅間嶺に続く尾根を越える峠の一つである。全長6.3km、上りは2.7km・平均斜度8.3%。本日二つ目のピークである。
浅間嶺MTB?
峠の名前は不明。GoogleMapには『浅間嶺MTB』というポイント名しか出てこない。『浅間嶺MTB』って何?MTBコースでもあるのか。




浅間嶺MTB?1浅間嶺MTB?2










ここが峠、浅間嶺MTBのポイント。やはり何もない。それらしい看板や案内板もない。尾根なので各方面に伸びる登山道がある。ここをコースにした大会でもあるのか。何かもやもやなうちに降下に移る。

合流点南秋川渓谷










林道入間白石線を数馬集落に向かう。南秋川渓谷と檜原街道が望める。数馬下集落で檜原街道に合流する。路面状態は鋸山線と比較すると格段に良く快適なコースであった。
五日市駅帰還五日市駅にて



12:30五日市駅帰還。
他県に出ずとも東京にはサイクリングを満喫できるところがまだたくさんある。





走行   79.7km
(大ダワから神戸岩までの電源オフはカウントされているのだろうか?)
最高標高 994mm
バッテリー残量 31%
2021奥多摩2

案2案1







東青梅のタイムズコインパーキングをAM6:30出発。青梅街道から吉野街道路経由して奥多摩を目指す。
GWは予てから足尾山地周遊を計画していたが、県外への移動自粛もあり日延べ、時機到来を待つことにした。しかし計画上ではいきなり「9.1km・平均7.6%」の難所もある。バッテリー残量の不安もある。それでは前哨戦として似たようなコースを走ることにしたのが奥多摩。
前回の奥多摩も『裏ヤビツ』がダメになったピンチヒッターだったような。
寸庭橋より吉野街道から横道に










計画が前日だったこともあり、『鋸山林道−北秋川ルート』か『奥多摩周遊道路−南秋川ルート』か決められずに当日決行。まぁその場で決めればいいや。
吉野街道は『万世橋』で青梅街道に合流するのだが、裏道を通り次の『寸庭橋』まで行く。ここまでの観光用駐車場はすべて閉鎖されている
奥多摩駅周辺で、休息・食料調達。鋸山林道に備える。
奥多摩の街を抜け僅か、弁天橋の手前に『林道鋸山線』・『大ダワ、鋸山登山道入口』等の看板がある。
鋸山林道入口2鋸山林道入口










『林道鋸山線』に進めば全行程は63km。ここから「6.5km・平均9.8%」の上りとなる。前哨戦としては本番以上だ。鋸山林道の状況がわからない。距離は縮まるが、今日は天気もよく時間もある。景色見ながらゆっくり上りたくなり『奥多摩周遊道路ルート』にすることにした。鋸山林道は次の機会に取っておこう。
峰谷橋駐車場小河内ダム閉鎖










ダムサイドでトイレいこうと思っていたらダムサイトは閉鎖となっていた。ほかの観光施設がすべて閉鎖だから当然か。けど腹が張ってトイレいきたくなった。こまった。奥多摩駅で済ませとけばよかった。
しばらく走って『峰谷橋無料駐車場』(駐車場はもちろん閉鎖されているが)のトイレにかけ込む。
奥多摩湖ロープウエイ遺構三頭橋










三頭橋を渡ると奥多摩周遊道路にでる。今日はモーターバークだらけだ。ここに来る皆さんは大人のスポーツとしてモーターバイクを楽しんでいるが、これだけの台数が旗しょってエアホン鳴らして爆走したら、もう半ッパないっす。
奥多摩周遊道路に入るとすぐに、錆びた支柱が現れる。4年前にBMCで訪れた廃墟マニア人気のスポット『奥多摩湖ロープウエイ三頭山駅』側の支柱である。
ダム湖を遠望三頭橋










バッテリー残量は三頭橋の時点で83%。頂上で残量30%あればいい。一定ペースで登れれば余裕のはずだ。
奥多摩周遊道路の川野駐車場から、周遊道路最高地点(風張峠付近)までは12.4km、平均斜度4.9%。有料道路として整備されたから、カーブは多いもの急激なアップダウンはなく上りやすい。
しかし、途中の駐車場すべてが閉鎖されているため、ゆっくり景観休憩ができないばかりか、中央分離帯が多く、ゆっくり上る身には非常に恐怖である。このような理由から写真スポットがあっても止めて撮影ができない。
東京で一番高い道路風張峠駐車場










絶景ポイントがなかったので、快走してくる四つ輪とモーターバイクに気を使いながらゆっくり上る。山の稜線が見えると奥多摩周遊道路起点より12.8km、標高1,146m。都道としては最高地点の標識がある『風張駐車場』につく。もちろんここも閉鎖されている。林道のゲート前で昼食をとる。
風張林道分岐点つながっている










ゲートの向こうにもロードバイクが数人いる。向こうの道もどこからか通じているようだ。見ていると向こう側にいたバイカーさんがどこからともなくこちら側に湧いて出てきている。
ゲートから少し離れたところに歩行者が抜けられる通路がある。
マップをググる。グーグルマップにも載っているこの道は『風張林道といい、北秋川方面に抜けてそのまま本宿方面に向かうルートと、数馬峠を抜けて再び南秋川に出るルートに分かれている。
激坂2激坂1










これは、撮影スポットを閉鎖されて、四つ輪とモーターバークを気にしながら下る周遊道路より面白いかも。道は一旦上るが、その先は急激な下り坂だ。そこを何かのイベントかと思うくらい途切れなくロードバイクが上ってくる。移す写真に必ずクライマーが映っている。
必死にクライムするロードバイクをとすれ違いながら、強力ディスクでゆっくり下っていくE−バイクの不思議なコントラスト。何が門外漢が足を踏み入れてはいけない禁断の聖域に来てしまったという感じ。
天空の林道2天空の林道1










まあ、それでも路面状況は良く、ロードバイクのクライマー以外はアマチュア無線家の車くらいしかいない。
ゆっくりダウンヒルしていくと、突然視界が開け天空の絶景が現れた。遥か遠方に都市の高層ビル群が望める。天空の道である。ここが本日のベストスポットだ。1,000m来た甲斐があった。

分岐ヘアピン










絶景を過ぎるとブログ画像に乗っていたヘアピンに差し掛かる。下り始めて2.6kmほどで最初の集落があるが、その先も同じような急勾配である。
4.2km下ったところで、から来る道と合流。道は風張林道同様急勾配で谷沿いを上がっていく。ここを下ると都道205号に出られる。上りは数馬峠経由で南秋川の数馬集落で都道206号と合流する。
時間もバッテリーも十分あるのでもう一本林道を超えたかったが、空に黒雲が立ち込めているのが気になる。この数日午後は必ずふられている。ここに留まったら降られるのは必定。カッパは持っているがバイクを濡らしたくはない。
黒雲の拡大は早い。数馬峠は捲土重来を期すことにしてここは早々に下山する。
帰還2帰還
途中で雨に遭遇。雨宿り場所を探しているうちにピークを脱した。
帰路は秋川街道経由で東青梅に戻る。あきる野駅まで、50%の残量があったが、ここでバッテリーを12%も消費している。
秋川街道はおまけ程度にも考えていなかったが、結構難所なのである。もう終わった気分で早くもどりたい焦りからモードを上げて力任せに漕ぐからこうなる。 


走行   84.3km
最高標高 1,146mm
(都道ではないが、風張林道の最高地点は奥多摩周遊道路最高点よりさらに数m高かったぞ
バッテリー残量 38%
okutama2021.05


【千葉最高峰へ】

南房総市無料駐車場
南房総市の岩井駅から1.5kmほど山よりの『南房総市無料駐車場』到着はAM5:30。
割と広い駐車場だが、トイレや自販機はない。休日はハイカーなどが多く利用するようだ。本日はここを起点に安房国を周回する。




富津館山線
先月、外房・奥上総を回り、上総・下総のほぼ全域を回ったが、安房のサイクリングは全く手つかずだったので、嶺岡縦走を含め南房総を周回することにした。







嶺岡中央林道4号
嶺岡中央林道は鋸南町勝山から南房総市を経て鴨川市太海まで、房総半島を突き抜ける縦走である。ベースの関係上、完全走破は捲土重来を期すことにして、県道富津館山線から嶺岡中央林道4号線に入る。





白石峠
嶺岡中央林道4号線は短く、一般道に抜けてすぐ白石峠から嶺岡中央林道1号線に入れる。ここから一気に房総半島最高部山稜へと行けるのだが、せっかくの観光ポタも含んでいるので、峠を下り『大山千枚田』に立ち寄る。




大山千枚田3大山千枚田1








『大山千枚田』。東京から一番近い棚田の里である。商業営業はAM9:00からなので、今は近所の住人が散歩に通るくらいだ。犬を連れたおやっさんに「どこへ行く」と聞かれたので、山を抜けて鴨川に出るといったら、ルートを丁寧に教えてくれた。最後に「愛宕山からの下りは軍用道路になっているから気をつけな」とのアドバイス。「軍用道路」?。装甲車でも通るのかな?
軍用道路嶺岡中央林道再び









大山千枚田からいくつか集落を抜けて上っていくと、二ツ山麓の突き当りで嶺岡中央林道1号線に合流する。二ツ山は千葉県の『K2』で標高376m。高度計は持っていないが、この辺りの嶺岡林道1号線の標高およそ350m。一般車が許可・届出なしで通行できる道としては、おそらく千葉県の最高地点だと思われるが、山腹の森林を通過するので、景色はよくない。
暫く行くと、おやっさんのいっていた『軍用道路』に合流した。千葉の最高峰『愛宕山』は空自のレーダー基地があるため無許可の立ち入りはできない。通勤のためか数台の車が通過していく。ここからR410までは2.5km。平均7.4%の下りとなる。
上り坂嶺岡中央林道2号










鞍部でR410と交差すると嶺岡中央林道2号線の上りに入る。2.8km、平均5.1%。
嶺岡ハングライダー発進所SBテレコム中継塔
『嶺岡中央林道2号線』は全長約10.9km。『S.B・テレコム電波中継所』手前までが上りで、残りは長いダウンヒルとなる。
林道起点から3.9km、標高290m地点のハングライダー発進所。昨年立ち寄った北筑波のグライダー飛行場と比べると標高は半分強だが、やはりグライダーが飛ぶところは見晴らしがいい。
イノシシ怖い
地元の人が「すぐ下に捕まったイノシシがいるぞ」と教えてくれた。
檻に入っているのだろうといってみたら、森の中からいきなり突進されてびっくり。縄で縛られているため、手前で木に激突する。こんなのに体当たりされたら一撃だ。「乙事主さま〜」。


魚見塚眺望女神像
嶺岡中央林道も終盤となったところの魚見塚展望台に立ち寄る。嶺岡の最東端の稜線はまだ海抜100m以上ある。
魚見塚展望台の上に立っている女神像は、『暁風』と名付けられている。
「どっかで見たことあるなぁ
」と思たら、作者は彫刻家『長谷川供拈萓検おお「東京湾観音さま〜」。
似てるわけだ。女神さまだから観音様と違って、堂々と色っぽい。でも仏の化身であるようだ。


【太平洋岸自転車道再び】

わだい処和田浜
そういえば、朝家を出てから何も飲み食いしていない。暑い時期ではないがこれは危険である。魚見塚でスポーツ飲料を補給して、食事処を探す。
以前、鯨料理を食べた道の駅を思いだしていってみる。
内房線(外房なのになぜか内房線)和田浜駅に面した『道の駅和田浜WA・O』。クジラ肉料理のレストランがある。
クジラ肉のカレーコロッケ朝食









残念ながら、レストランは開店前だったので、特性カレーパンとクジラ肉のコロッケをテラスでモーニング。モーニングといってもこれ2つは結構へビーである。10分弱は待ったが、出来立てアツアツは最高である。子供のころは給食にも出ていた懐かしいクジラの味である。
砂の道2太平洋岸自転車再び








和田浜を過ぎてしばらく行くと、再び『大平洋岸自転車道』の専用コースが現れる。こちらもかなり飛砂による砂だまりがある。こちらも途中で走行を断念。砂防林越しに並行しているフラワーラインまでママチャリ並みに重たい電チャリを担ぐ。千葉県の『大平洋岸自転車道』を完走できるのはファットバイクだけかもしれない‥‥
北緯35度最東端

フラワーラインの途中に北緯35度最東端の標識があった。これが何か大きな意味を持っているかといえば、そうとも思えない。東経135度はそれなりに重要であるが、北緯35度はそれほど意味をなすとも思えない。せっかく表示があったので一応撮影。




【南房総プレートテクトニクス】

野島崎灯台向たたみ島
変わった形の向たたみ岩を過ぎると、野島崎灯台がある『野島崎』につく。房総最南端の地である。
野島もかつては向たたみ岩のように、干潮時にやっと渡れる程度の島だったようである。
それが元禄地震・関東大震災の隆起で現在に至ったという。
野島厳島神社野島崎灯台眺望








野島崎灯台からの眺望。周辺には隆起によって現れた岩礁が数多く見られる。沈みこむ比海プレートの上に乗っている北米プレートの端にある南房総。関東大震災の震源域から外れたこの付近には元禄地震以来の歪がたまり続けているという。
厳島神社を参拝する。こちらも随分とたまっているようである。
須崎神社2須崎神社









野島崎からフラワーラインでチーバ君のつま先に当たる洲崎に向かう。フラワーラインが館山湾に回り込む場所に『洲崎神社』がある。本殿は見上げる高さにある。毎日マンションの階段を往復するのはこの日のため!?。段数は少ないはずだが狭い石段は逆につらい。
余談だが安房には珍しく『安房神社』と『洲崎神社』の二社の一之宮がある。ここは『安房神社』の奥様(神様)が経営?しているとのことである。
館山湾須崎灯台










須崎灯台と館山湾の眺望。対岸に見えるのは富山だろうか。まだそこまで戻らなければならないのだが、その途中に過去の地震の痕跡が見える場所があるので立ち寄る。
物見海岸2物見海岸1









物見海岸。『けんぶつ』と読むらしい。見物するのは地震により隆起した岩盤である。
南房総は河川による堆積平野ではなく、隆起による海岸段丘が形成する平野が特徴となっている。ここではプレート型地震のたびに跳ね上がった地形が見れる。
千葉県は、人工埋め立てや、火山噴火以外で確実に領土を増やしている、不思議な県なのである。
崖観音
館山は通過することがほとんどなのだが、一度は訪れたかった『崖観音』。今回も残念ながら時間の都合で断念。見物?で時間をとりすぎた。






本日の走行
1回の使用でバッテリーを使いきらないと充電時に98〜99%表示になってしまうとのことだったが。野島からほぼスポーツモードで来た割には、バッテリー残量が30%残っている。次回は1,000m級を目指すので、バッテリーの配分は慎重にしていきたい。



安房周回

南房総市無料駐車場に16:20到着。朝は車が1台もなく少し不安であったが、帰還時は数台が止まっていた。
前回は京葉周りで大渋滞を食らったため、アクアライン経由にしたが、結局大した違いはなかった。


音楽のおとも
『REGACY OF YOU』
『T’s 12 INCHIES』
『CASIOPEA PERFECT-LIVE』

本日の走行
車   178.7km
自転車 116.1km(約2kmリセット忘れていたので、実走118kmくらいかな)
バッテリー残量30% 


【安房天津まで2】
伊南房州通往還1おせんころがしへ









「そういえば『行川アイランド』って暫く全然聞かないけど、無くなってたんだ。」という程、記憶の片隅からも消えてしまっていた『行川アイランド』駅前を過ぎると、トンネルの手前に広いスペースがあり奥には一瞬迷いそうな細い道がある。
ここはgooglemapにも載っている『伊南房州通往還』というR128の旧道である。バイパスが整備されたのちにも、集落や浜沿いの小道として残っている江戸時代からの幹線の名残である。
入道ヶ岬を望むおせんころがし









暫く行くと慰霊碑がある。ここが『おせんころがし』である。道はこの先茂みに塞がれている。
殺風景なところだが、この慰霊碑の裏は目も眩む断崖である。かつての往還はこの先の集落へと通じていたが、今は崩落等により通行不能の廃道となっている。『おせんころがし』とはちょっとユーモラスな名称とも思えるが、そこには支配者である家と領民の板挟みにあった『おせん』の悲しい結末の悲話が残されている。黙禱。
伊南房州通往還2


断崖を抜ける『伊南房州通往還』の一部は今も使われている。比較的広い場所で撮影したが、小型車のすれ違いも難儀するような狭い断崖の道が続く。
この絶壁の途中が、上総と安房の国境になっている(景色に見とれて標識見逃した)。

ライダーズ神社

絶好の海岸ポタも終盤となり、小湊を抜け安房天津より、いよいよ麻綿原高原へのクライムとなる。林道天津線へ向かう道に『ライダーズ神社』という不思議な標識を発見。そこは『天津明神宮
』という頼朝公ゆかりの由緒ある神社であった。他の祈願者に気兼ねなく、ライダー専門の祈祷をしてくれるのが、ライダーズ神社だそうだ。
自転車ではあるが、これからの難所越え安全を祈願する。カミさんの趣味で御朱印をいただく。サイクリストへのケアもしっかりやってくれているようで、自転車で回っているといったら鴨川のサイクルコースやレンタサイクルのパンフレットもいただいた。

【麻綿原高原へ】
行ける!

観光しすぎて、予定時間は大幅に超過している。バッテリー残量は余裕の76%残である。60%以上をトライの目安としていたので、麻綿原高原クライムの障害はない。
明神宮から天津林道終点まで6.7km。平均勾配4.7%。ミッション2は、房総の最も奥座敷への侵攻である。

太平洋を望む激坂です









バッテリーに余裕があるので、初めからSPORTモードで行けるため比較的楽である。
後半になるほど勾配がきつくなる。おやじには荒川にかかる橋すら激坂であるが、ここは走り込んだ人にもけっして楽なコースではないと思う。
頂上に近づくと、遠く太平洋を望むことができる。
会所からの道と合流奥谷林道との分岐点








明神宮から6.5kmで、同じく小湊から上ってくる奥谷林道と合流する。奥谷林道を選ばなかったのは、ルート取りの時に通行止めだったからである。更に400m程で会所麻綿原線と合流し天津林道は終わる。ここからは林道老津線となる。但し、道はまだ上っている。
桜もあった天拝園 妙法生寺








やがて視界が開け日蓮宗『妙法生寺』が姿を現す。『天拝園』とは妙法生寺の境内のことで、アジサイの名所である。6〜7月は大変混雑するようだが、今はほとんど参拝者もいない。桜がひっそりと満開の花びらを散らしている。
観音堂?観音堂?

天拝園の裏の山の頂に観音堂がある。この脇に自転車を止める。今回のほぼ最高地点、標高およそ330m。330mに達する一般道は千葉では数少ない
い。房総の最も奥座敷というにふさわしい。

観音堂から観音堂から2









観音堂に上ると360度のパノラマである。

妙法生寺ご本尊妙法生寺本堂









せっかくだからお参りして、御朱印をいただこうと本堂までいく。ちょっと変わったお寺さんである。
すべてセルフでご自由にって感じだが、御朱印受付も誰もいないので、お参りだけさせていただき引き返えす。先に下りちゃったよ

先ほど下りてきた階段。人生の階段だそうで、1段づつ数えながら上っていくのだそうだ。
さっき一気に下りてきちゃったよぉ。



【大多喜へ】



老川十字路付近林道老津線









天拝園を後にする。林道老津線は、御嶽山系の尾根を縦走しながら老川十字路方面に下る。ここからR465老川十字路までは9.6km。この辺の桜も今週がピークか。
無事2つのミッションをクリアしたので、また桜と菜の花を見ながら大多喜に向かう。
総元駅総元駅1
いすみ鉄道『総元駅』。和洋折衷のような駅舎である。駅構内には自由にはいれる。ここもよく紹介されるポイントのようだ。




大多喜町大戸付近

東総元駅手前のカーブ。なかなかいいポイントだなと思っていたら、案の定。何か今日はギャラリーの裏方を見ているような感じだ。
多分汽車の通過時間が近いのだろう。





帰着大多喜城








大多喜城が見えるとゴールは目前である。久保駐車場に16:20到着。思いのほか時間がかかり、大多喜町の観光ができなかった。
桜・菜の花・海・山と贅沢なツアーであった。


本日終了外房・麻綿原ルート








本日の走行
車   189.1km
自転車 103.7km(実走)
バッテリー残量41% 結構観光できた。


緊急事態宣言解除後初のサイクリングはチーバ君
今回のミッションは過去10年以来、3回とも砂で断念した日在海岸サイクリングロード走破と、車・モーターバイク・自転車を含めて過去40年以来上総の空白地帯であった麻綿原高原縦走である。

【いすみ鉄道沿線】
町営久保駐車場(朝)5:50出発










大多喜町の久保駐車場。予定より早く5:50AM出発。せっかく桜の季節なので、ミッション以外に桜と菜の花の風景で評判のいすみ鉄道に沿ったスポットもポタしよう。
城見ヶ丘駅大多喜駅










大多喜駅を起点として、まず最初にいすみ鉄道の桜の情報のあった『城見ヶ丘駅』周辺に寄り道する。菜の花は続いているが、桜はいまいちである。早朝のせいか、汽車の時間がまだなのか誰もいない。まぁいろいろ紹介されているから、そのうち良いポイントがあるだろう。
星空の綺麗な踏切第二五之町踏切









次に『夜空のきれいな踏切』という『第二五之町踏切』に行ってみる。googlemapスマホ版には載っていないが、行けばわかるだろうと思っていたら通り越してしまった。
拡大図を頼りに戻ってみると、あぜ道の先に踏切が見えた。車だと、手前の踏切から県道の反対側に出るしかない。
なるほど夜は何もないところであるから星空は綺麗だろう。
新田野桜街道偶然










『第二五之町踏切』より4.5km弱のgooglemapにも載っている『新田野桜街道』というスポットに向かう。線路沿いはるかに見事な桜と、大勢の撮影者が見えてきた。朝早くから大そうな人数である。オヤジは鉄男・鉄子ではないので時刻表など見ていないが、「もしかして汽車の時間ならラッキー」なんて思っていたら踏切がなりだした。
踏切に着いてからスタンバイでは間に合わないので、手前からズームで撮る。汽車が去ると撮影者は散りじりにいなくなる。撮影者がいなくなり、ここがきれいにとれるのだろうと思われたところで1枚。桜は見事である。


【和泉浦へ】
さて、一旦いすみ鉄道と決別して第一のミッション『九十九里・一宮・大原自転車道線』に向かう。
4度目にチャレンジ和泉浦










『九十九里・一宮・大原自転車道線』の和泉浦・日在浦海浜公園区間は2012年BMC、2014年MR‐4、2018年のSOMAとチャレンジしている。過去3回とも和泉浦駐車場から1.1km、CRが砂防林を抜けて海岸に出る地点で、砂の山に阻まれ迂回を余儀なくされた。今回は管轄する夷隅土木事務所に問い合わせて、「100%通れますとは言えないが、たぶん大丈夫」という灰色のお墨付きをいただいたので、4度目のトライをする。
強行突破4度目もか!









三軒屋川に沿ったCRが砂防林を抜けて海岸に出るところ。今回もやはり砂に道が塞がれている。だが砂の量は少ない。走行不能な距離は10m程度だ。海岸沿いのCRも砂に埋もれてはいるものの、わずかに舗装面が出ている。「E−バイクって砂被るととやばいかな‥‥」という不安はあるが、県の土木事務所の担当者さんの顔に泥を塗るわけにはいかない。『太平洋岸自転車道整備計画』は1400kmに及ぶ、日本の威信をかけた長大な自転車道である。起点であるチーバ君のメンツをつぶすわけにもいかない。
引き返す選択はない。とりあえず10mバイクを担いで砂地を抜ける。
砂から脱出砂丘自転車道?









ところどころ砂にタイヤをとられる。そのたびにトラクションで砂を巻き散らす。SAGA号なら全く気にしないところだが、E−バイクは高圧洗浄ができない。そんなこんなを気にしているうちに砂区間は5〜600m程で終わり、綺麗な舗装路となった。googlemapの画像では砂に埋もれた区間は15m程度だが、海岸沿いはわずかの風が大きく影響するのだろう。
日在浦を見ながら朝食にする。
ここからは快適な自転車道だ。10年越し、第一のミッションクリア。


【安房天津まで1】メキシコ塔山桜満開

大原から勝浦市鵜原までは、ほぼ理想郷サイクリングと同じコースとなる。
海沿いの道にも、至る処で桜が咲き誇っている。
以前立ち寄った『メキシコ塔』に立ち寄る。ここは日本とメキシコの交流が始まった地として、メキシコ大統領も訪れている。この地にも『エルトゥールル号』と同じ、地元民の献身的救助と為政者の国を問わない支援の物語があったのだ。

官軍塚眺望官軍塚











外房での第二のポイントは、前回立ち寄り損ねた官軍塚である。行ってのお楽しみで官軍塚を調べていなかったが、榎本艦隊追撃に関係する慰霊碑と知って『榎本ファン』としては複雑な心境である。榎本艦隊も蝦夷に向かう際に房総沖で時化のため数隻を失っているはずである。
とはいえ、不慮の事故でなくなった人々には黙祷を捧げる。
通行止め守谷海岸









鵜原と上総興津のあいだに静かな守谷海岸がある。ここには海蝕洞窟である『守谷洞窟』があるというので行ってみる。駐車場の縁から砂浜を横切り崖に面した細い通路を通って次の砂浜に出ると集落からは死角になっていた守谷洞窟が現れる。

通行止め守谷洞窟









奥行き30mといわれているが、奥はすぐ狭くなっている。更に小穴が伸びているようだが、とても入れそうにはない。
集落から見えていた貫通穴は、海蝕というより素掘りのトンネルのようだ。この裏側の岩場が絶景ポイントのようだが、一応通行止めの処置(危険とだけ警告があり進入禁止とは書いていない)がしてあるようなので、ここから引き返す。







昨年末以来RXE⁺に乗っていなかったので、運動も兼ねて朝らんに出る。
目的は『スタバ野田桜の里店』で朝食すること。ま、近所のドトールでもよかったのだが、E―バイクはバッテリーのケアも必要なので、ほったらかしもよくない。
新行徳橋江戸川










AM6:15出発。昨日と打って変わって肌寒い曇り空。新大橋通りを今井橋方面に向かう。今井橋から江戸川CRに入る。
前回来た時は架け替え工事を始めたばかりの新行徳橋。開通は1年ほど前のようだ。ここに来るのは何年ぶりか?
ここからは江戸川土手をひたすら北上する。
外環道柴又川甚










寅さんでも有名な老舗料亭『川甚』。コロナ禍で今年1月末閉店となった。
こういう場所にはほとんどいかないオヤジであったが、この知らせは衝撃だった。若いころは毎年柴又花火大会に来ていた元葛飾区民としてはとても寂しい。
旧葛飾橋と並行する『東京外環自動車道』。もうちっと景観工学つぅーもん考えないのかねぇ。
海から40km菜の花満開










流山橋を越えたあたりから、土手は一面なのはなに覆われる。
野田橋を渡ると『海から40km』の標識。家からは40km以上走っている。往復5〜60kmと思っていたが、トンデモナイ。
岩名古墳2岩名古墳1










朝食前に、近所に古墳があるようなので寄ってみる。
『岩名古墳』古墳時代後半の円墳である。2段構築の大きな古墳だと思ったが、古墳本体は上部の小さい部分だけのようだ。横穴式石室がある。
お決まりメニュースタバ野田桜の里店










やっとつきました『スタバ野田桜の里店』。近所のスタバはモール内店舗ばかりなので、ここのようなロードサイド店の雰囲気がとても好きである。到着はAM9:00。モーニングというよりは定番メニューである。
篠崎ポニーランド(帰路)

往きは江戸川右岸で野田橋まで来たので、帰路は市川橋まで左岸を下る。
すでに正午に近づいていたのにポニーランドは人気がない。緊急事態宣言で休館のようだ。





本日の走行

12:40PM帰着。全然朝じゃない。

本日の走行92km。予想外だった‥‥。
いつものサイクリングと変わらん。
バッテリー残量44%(市街地はECO⁺・CR区間はNORMAL)



ゲートブリッジ2020-1ゲートブリッジ2020-3
2020年仕事納めの日。多くの企業がすでに休暇となり閑散とした夜、久々の定期コースないとらんに出た。
職場からスカイツリーがすぐだが、まだ夕暮時なので湾岸方面に向かう。
明治通りから新木場経由で若洲へ。若洲公園は閉鎖になっていたが、サイクリングコースが通れたのでまずはゲートブリッジから。


イオン有明ガーデン2020釣り人や痛車族なんかがいるのかなーと思ったが数台のバイクやカップルのみ。宵とはいえ、こんな人気のない若洲は初めてだ。
新木場に戻り辰巳経由で有明に。今年開業の『イオン有明ガーデン』の前を通り豊洲市場へ。満載のビジネスバッグとスーツで乗る自転車はちょいと辛い。



豊洲市場2020東京港2020








豊洲有明線で豊洲市場へ。昼間はちょっと怖くて近寄れない場所だ。富士見橋の上でドラマのロケをやっていた。


豊洲2020
晴海大橋を渡り月島へ。晴海大橋から豊洲ららぽを望む。今年はよく通った。晴海大橋から見る豊洲はウォーターフロントの中でも結構お気に入りのポイントである。





いつものところ2020勝どき橋








勝どき橋のイヌイビル前。ここは歴代の自転車全てを同じアングルで撮影している。煌々と光の灯る築地市場と鮮やかな東京タワーがバックを飾っていたが、築地市場は閉鎖解体、東京タワーは新築ビルにより全景が見えなくなってしまった。
築地大橋2020-3築地大橋2020-2
前回来た時は開通前だった環二通り『築地大橋』を渡る。
環二とは『環状二号線』の略である。どお見ても都心から放射状の通りが、なんで『環状』なんだ??。


レインボーブリッジ2020-2レインボーブリッジ2020-1竹芝ふ頭2020








竹芝ふ頭から『レインボーブリッジ』に向かう。
レインボーブリッジは鮮やかな青である。医療関系者応援ライトアップだろう。一人一人が拡散防止に努めることが、医療関連スタッフの方々への最大のバックアップである。
仕事が終わったら飲み屋で仲間と愚痴の溢し合いをするより、一人で人気のないスポットを回って発散する方がよい。もちろん飲食業の方々へのバックアップも大切である‥‥な。
高輪提灯殺し2020-2高輪提灯殺し2020-1










レインボーブリッジから西へ1.8kmほどで『高輪橋架道橋下区道』の東側入口につく。
『高輪橋架道橋下区道』通称『提灯殺し』が高輪新駅(高輪ゲートウエイ)の開業と周辺開発で消えてしまうということで訪れたのが2年前である。ガードは今も生きていた。
高輪提灯殺し2020-4高輪提灯殺し2020-3









現在は車両通行止めとなっており、歩行者自転車専用歩道となっている。提灯が殺されることはなくなったようだ。警備員が配置されており、自転車は下りて押し歩きするよう指示される。
ま、この高さであるから安全保安上は当然である。
提灯を殺せなくなった『提灯殺し』はいずれはなくなってしまうのか。静かに見守っていきたい。
いつものアングル2020tokyo tower 2020-2tokyo tower 2020-1








提灯殺しを抜けて第一京浜から三田通りを経由して東京タワーへ向かう。
今日のタワーは『ランドマークライト』である。2020の点灯はまだない。予定を見ると残念ながら明日からのようであった。
タワーをバックに路面からの自転車撮影。これもお決まりのパターン。
Tokyo station 2020-2Tokyo station 2020-1









TOKYO-TOWERから
『TOKYO-STATION』へ。大正3年開業当時の姿に修復された駅舎は、今も帝都東京の顔である。仄かなライトアップが美しい。ほとんどの企業が休暇に入っているためか、駅周辺も閑散としている。
雲母チャンとスカイツリー2020雷門2020










東京駅からスカイツリーに向かう途中、浅草を経由する。流石に浅草。この時間でも雷門周辺はかなり人出がある。
スカイツリーを挟むように墨田区役所庁舎とアサヒビール本社がある。アサヒ本社の隣にあるのが『アサヒ吾妻橋ホール』だ。屋上の巨大な金色のオブジェは『聖火台の炎』なのである。
‥‥『聖火台の炎』なのだ。‥‥いくら『炎』ですといわれても、何年経っても『炎』には見えないのはこのオヤジだけだろうか‥‥
逆さツリー2020スカイツリー2020ー1スカイツリー2020ー2










スカイツリーも青のライトアップになっていた。展望デッキの上に出てくる文字は『TOGETHER WE CAN ALL WIN』だった。「一緒にみんなでコロナに勝とうというメッセージだろうが、真下でそう書いてあると読めるまで見ていたら首が痛くなった。
北十間川には綺麗な『逆ツリー』が映っている。
亀戸天神御神牛2020亀戸天満宮2020










人気のない亀戸天満宮。本殿も閉じられているので拝礼のみする。本殿の横に『御神牛』が鎮座している。牛は天神の使いとされている。
来年は丑年だ。
小名木川クローバー橋2020
最後は小名木川クローバー橋。トレンディードラマやTSUTAYAのCMで有名になった、小名木川と横十間川が交差するところにかけられた歩行者・自転車専用橋である。実はここがかつての武蔵と下総の境界線だった。だからスカイツリーは『ムサシ』なのである。



2020年の走り納めは久々の『ないとらん』になった。
今年はコロナに始まり、小人より小さいCOVIDが世界を震撼させた年だった。コロナの脅威は続いている。
「コロナはただの風邪」という思慮のない発言が非難を受けているが、殲滅することなどできないウェルスに対して、「ただの風邪」といえるように普通に診療や治療が受けられるようになれば、それは人類の勝利である。
来年はそうなることを祈りたい。








明け六つ時の清砂大橋
当初は『日本一』から『0』まで落ちていく予定だったが、このご時世あまりにもネガティブすぎる行程のような気がして、わざわざ『0』からスタートすることにした。
午前6時。暁の清砂大橋を望む河口から0kmの標に到着。ここが本日のスタートライン。冬至が近いこの時期は6時でも暗い。



夜明けの零
目指すのは『川幅日本一の標』。標があるのは埼玉県の県道『東松山鴻巣線』の御成橋の袂。川幅は2.537m。『利根川・常陸川大橋』や『荒川河口橋』を遥かに凌駕するド迫力??を期待したいものである。
まだ暗い『河口から0km』の標。猫が出迎えてくれた。「にゃーにゃー」鳴いて足元にすり寄ってくるのだが、「おみゃ〜に食わせる飯はにゃ〜だで。」



岩淵水門20kmポスト











だんだんと周囲が明るくなってきたが、あまり良い天気ではなさそうだ。明るくなってくると袋とゴミ拾いトングを持った人たちがいたるところに出てくる。ボランティアだろうか。このような人たちによりCRや河川敷の保たれているのだと、改めて感謝をささげる。
いつもは岩淵水門が急速ポイントとなっているのでついつい見逃していたが、岩淵水門のすぐ手前にた20kmポストの標識がある。岩淵水門は改装中だった。なかなか迫力がある。

河口から36km朝霞水門










戸田橋緑地バーべキュー広場で朝食休憩。
朝霞水門を超える。無風に近い良コンディションでは巡航速度が23〜5km/hになる。アシストの効かなくなるEーバイクは。キャンプグッヅを積んで走っているランドナーのようなものである。4階まで階段で上がれない(最近何とか上がれるようになったが、上でいきなりしゃべれない)度貧脚の人間でも、コンデションによってはかなりの距離を高速巡行できてしまうのが、スポーツバイクの素晴らしいところだが、アシストのないEーバイクでそれをやると後のツケが大変になる。
工事迂回が多い

秋ヶ瀬橋・羽倉橋の周辺では護岸工事をしており、河川敷の砂利道や市街地への迂回を余儀なくされる。荒川CRは何時走ってもどこかしら工事迂回がある。






川越線荒川橋梁未舗装区間1










また土手に戻りしばらく行くと未舗装になる。ロードバイクがわざわざ下の一般道を走っている理由がわかった。だがこの未舗装は一定区間であるはずであるからこのまま進む。せっかくのグラベルライヤである。治水橋から護岸工事で下の一般道に合流。2kmほどで『JR川越線荒川橋梁』に到る。長閑な風景のローカル線鉄橋を通過するのは、都心で見慣れた埼京線車両であるのはちょっと興ざめしてしまう。
通行止め迂回入間川合流点










川越線の踏切を過ぎると本流荒川と最大支流の入間川の合流点が見える。荒川西遷前は本流入間川と支流市野川の合流点だった。荒川は何度か川の付替えが行われて現在に至っている。入間川合流点のすぐ上流に国道16号江上橋がある。CRは江上橋の途中から荒川土手に下りて入間川左岸を北上するのだが、ここは通行止めだったような‥‥と思っていたら案の定、護岸工事のため通行止めだった。

荒川左岸入間川CR










風の噂、というか事前情報があったため、期待はしていなかったので橋詰に戻り、入間川CR経由で入間大橋を渡り荒川CRに戻る。ここを直進するとホンダエアポートに出るのだが、ここでうるおぼえのルートを見失い『樋詰橋』を渡り左岸荒川CRに入ってしまう。往路のポイントを逃してしまったが帰路に寄ればいい。
長閑な河川敷泉福寺










『泉福寺』の見事な山門を通過するとCRはまた長閑な田園の中を走る。だがここも立派な『川幅』の中なのである。ここから単調なCRをさらに9kmほど進む。途中『城ヶ谷堤』・『北本水辺公園』などトイレ休憩ポイントは多い。途中CRから外れて『菜の花通り』を進み、県道東松山鴻巣線を右折すると見えてくる御成橋の橋詰に大きな鉄柱が見える。
川幅日本一の標2川幅日本一の標1










遂に来ました『川幅日本一の標』。実際に川幅のもっとも広い地点は、さらに600mほど上流らしいが、そこには何もないようなのでここを到達点とする。
見渡す限り平野だが、さて、河川敷を含むとしてもどこが河原なんだ。対岸には集落が見えるが、2.5kmも先とは思えない。とにかく橋を渡ってみる。
日本一(橋部)日本一(通常流路)










橋のやや左岸よりに荒川本流がある。足立区付近の綾瀬川より狭いくらいの川幅である。
橋はすぐにわたり終えた。約800m。その先は信号があり交差点もあり、バス停もある集落となっている。この先しばらく集落が続く。
日本一(田園風景)日本一(集落)










集落を抜けると広い田園風景となり、遠く先にまたひときわ高い堤防が見えてくる。その先にまた大きな川があるのかなと錯覚するような風景である。
川幅日本一の標(吉見町側)

堤防の上にまた、『川幅日本一の標』がある。つまりここまでが『川幅』ということになる。本堤の有無で生活基盤やインフラを多量に抱え込んだ土地までを『川の中です』といっているようなもの。集落はすこし高台になっているが、これからは『キャスリン台風』や『東日本台風』クラスの台風が毎年1つや2つ来る異常気象の時代になる。どうするの?。
死海やカスピ海沿岸には到底及ばないが、ネーデルランドには対抗できそうな『江東デルタ』の住人としては、よそんちの心配している状況ではないのだが‥‥
またもや砂利道ホンダエアポート











さて、余計なことをあれこれ考えてしまう程長く退屈な川幅であるということがわかったので、栄光の日本一から”0”へ向かっての長くつらい下落の道を進むとしよう。
帰りには往きに寄り損ねた『ホンダエアポート』を通過する。『テルル桶川スポーツランド』のショートサーキットから先はまた未舗装路となっている。川田谷沼の畔を抜けると結局『樋詰橋』に戻ってきた。
榎本牧場

左岸CRがまた工事通行止めのため、一般道から榎本牧場について休憩する。相変わらず『サイクリストの聖地はサイクリストで賑わっている。暖かい気候であればアイスクリームでクールダウンなのだが、今日はさぶい。『ホットココア』で暖をとる。




河口まで44km

『榎本牧場』を後にし、また荒川左岸CRを南下する。『河口まで44km』の標を通過。河口まで44kmということはとにもかくにも家までほぼ44kmということである。






タルカス渇水サイコ










彩湖を通過。
やたら水が少ない。渇水か。
彩湖を挟んで謎のプラント。アルバム『タルカス(ELP)の『STONE OF YEARS』のイラストの怪生物みたいだ。『荒川水循環センター』のプラントだ。荒川河口の『東部スラッジプラント』と同じく下水道局の汚水処理施設である。タルカスに破壊されては困るものである。

この先、最後の立ち寄りポイントの『キッチンとれたて』レストハウスで野菜カレーを食べるつもりだったが、あいにく改装による全面閉館中だった。1階の軽食ラウンジも含めて2月上旬まで閉館のようだ。
CR横のベンチで残りのパン・菓子を食べてそのまま荒川左岸を下る。平井橋を渡ったところでCR離脱。0からナンバーワンに上り詰めたが、帰路は0のどん底まではいかなかった。(荒川は0の先にさらにマイナスどん底??があるが‥‥)
ルート(大雑把)

今回はかなり大雑把なルート取りだったが、荒川CRは江戸川や利根川と違い、常に堤防や護岸沿いにルートがあるわけではなく、コースは複雑な上、工事等で迂回となると迷子になったりする。また未舗装区間もあり、かなり変化に富んだアドベンチャーロードである。





結果
走行149km
バッテリー残量33%
川口からはスポーツモードで放電を図ったが、22〜3kmの巡航ではバッテリーの消費はエコモードもスポーツモードもほとんど消耗量に変わりはない。
24km/hの巡航もあったので、平均はエコモードの標準消費程度となった。

12月12日
音楽のお供
久々のローラ・ブラニガンさん


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【ベース】小田駐車場まだ暗い








前回MR−4で筑波山クライムを蛮行したのは2014年8月。つつじヶ丘クライムは達成したものの帰路にアクシデントに見舞われ、輪行で帰るという苦い経験をした。
中央青年の家入口あの時、また来たいと思っていた筑波山に来る機会に恵まれた。
AM5:00家を出る。冬至に近づいているので日の出は遅い。今回のベースは市営筑波山麓小田駐車場。ハイカーや近郊観光のために無料で開放されている。
サイクリング出発はAM6:30。
ルートは前回と同じ「中央青年の家」入口から『フルーツライン』、『表筑波スカイライン』経由で行く。

【つつじヶ丘駐車場へ】
砂利道初ダウン坂









MR−4でいきなりダウンをとられた1.5km、平均9.7%のクライム。貧脚ではEーバイクでも楽勝ではない。スポーツモードでも脚が回らない。それでも生脚時の2倍以上のペースで登れるからやはりナイスアシストである。前回押して歩いた上りダートもブロックタイヤと強いトラクションで難なくクリア。
もん・ばんとぅ
表筑波スカイラインから筑波山が見える。このスチュエーションは『GIANT ROAD−E⁺』のプロモーションビデオの『モン・バントゥ』の登坂シーンを連想する。おじいちゃんが山の頂に向かってスタンディングで爆走していく。当のおやじはとても立ち漕ぎで爆走できん。あんな体力あったらE−バイクなくてもだいじょうぶだろー。あのペースはどう見ても25km/hは出ている。日本じゃアシスト効かん!。
つつじヶ丘駐車場1風返峠









筑波山地東稜線を走る『表筑波スカイライン』の起伏から風返峠を過ぎ、最後の上り1.6km平均6.9%にかかる。平野を一望できる絶景ポイントだ。予定を少し超えたAM8:10、つつじヶ丘駐車場、標高528mに到着。バッテリー残量70%以上目標だったが67%になっていた。
連休で好天のためかロードのクライマーさんが多い。電チャリは自分一人だが、自分も生脚で来ているところだから負い目はない。しかし、あの時のオヤジは今のロードバイカーさんたちのように笑って話ができる状態ではなかった。
表筑波スカイラインより遠望筑波山遠望2









前回はつつじヶ丘まで来ることが目標だったが、今回はここが到達点ではない。今回の最終目標はさらに北上し『加波山』を目指す。平野を一望するポイント。天候に恵まれてナイスビューである。

【北筑波稜線林道】
風返峠に戻り湯袋観光道路で湯袋峠に下りて、北筑波稜線林道に入る。
筑波北稜線林道始点『北筑波稜線林道』は筑波山地北稜線『湯袋峠』から道祖神峠に至る19km。途中丸山林道・岩の上林道・板敷峠を経由して道祖神峠に至る。完全走破して道祖神峠〜フルーツ街道を経由して朝日トンネルに到るためには、途中の板敷峠でバッテリー残量30%以上が目標となる。

バッテリー残量
バッテリー残量は65%。予想よりかなり悪い。『北筑波稜線林道』の通過ポイントは『上曽峠』・『グライダー飛行場所』・『つくば風力発電所』、加波山登山道『加波山神社』となる。最高到達地点は燕山『NHK電波送信所』が目標だ。

廃道か?『北筑波稜線林道』に入る。すごい道だ。上曽峠までは4輪車以上は通行止めとあるが、落ち葉や枯れ枝の倒木などで廃道かと思うような道である。約3kmで上曽峠の県道7号と交差すると、道はまともな舗装路となった。ハンググライダーを積んだ車に出会う。





グライダー飛行場所2グライダー飛行場所1









県道から4.5kmほど上ると左右の視界が開け、絶景パノラマが現れる。ここが『グライダー飛行場所』標高537m。稜線の西側は鬼怒川平野から日光連山を望む。東側は恋瀬川の平野から西浦(霞ヶ浦)の高浜入が望める。
グライダー飛行場所4グライダー飛行場所3









滑走台周囲には準備中のハンググライダーが所狭しと並んでいる。決まった飛行時間帯があるのか、あるいは風の頃合いを見ているのか。貧脚サイクリストは風向・風力を如何に味方にするかが重要だが、大空を滑空するハンググライダーではその比ではないだろう。
紅葉3

『グライダー飛行場所』を過ぎると、道は足尾山を回り込んで一本杉峠(430m)への下りとなる。ところどころに紅葉が見事に色づいている。





【加波山へ】自由の楷??つくば風力発電所
一本杉峠からさらに北上する丸山林道に入り、第3ポイント『ウインドパワー・つくば風力発電所』まで、また急勾配の登坂になる。1km、勾配10,7%。発電所の先に不思議なモニュメントがあった。『自由の楷』、「じゆうのかい」と読むのか。やはり加波山。自由民権運動に纏わる碑のようだが、見方によってはちょっと怪しい。加波山山頂南側にある碑ってこれか?でもここは山頂ではない。
採石場紅葉4









『自由の楷』の不思議なモニュメントから3km強、採石場と普明神社の鳥居を過ぎるとやがて加波山登山道の分岐に出る。本日の最眦達点はこの道の終点、加波山登山道なのに燕山『NHK電波送信所』脇の東屋である。
燕山東屋砂利道だぁ









分岐からまた急登坂になる。路面の悪い道だと思ったら、少し上ると道が未舗装に。(;゚Д゚)上には神社もあって、送信所もあるのに。ここは普段車両の往来はないのか。自転車壊れてしまうんじゃないかと心配する悪路を上ること1.7km。標高差170m勾配10.0%を一気に上る。ダートはどうしてもスタンディングになるのと、強いトラクションを必要とするので、フルアシスト状態であり、脚にもくる。上っているときは夢中だが、頂上手前の東屋について初めて脚ががくがくであることに気付く。耶馬っ!
加波山神社1NHK送信所標高690m。本日の最高地点に到着である。
東屋脇で休憩。自転車の目標点はクリアしたが本日はもう一つの目的がある。加波山登頂。筑波連峰の『K2』(実際のK2は最高峰エベレストより遥かに登頂が困難とされているが‥‥)ってところか。東屋から600mほど戻ると分岐があり、更に下ると加波山神社の駐車場がある。駐車場と言ったってどんな車が上がってくるんだと思ったら、案の定軽トラやジムニーであった。
紅葉6親宮拝殿?









休日のためか、ハイカーも途切れることはないが、それでもひっそりとした深山幽谷の雰囲気に霊験漂うところである。まずは拝礼。紅葉がきれいだ。社務所はあるが無人のようだ。御朱印は当てが外れた。更に当てが外れて前面に立ちはだかったのが登山道。生瀬の滝コース以上である。ごつごつした岩の斜面を足場を探しながら登る。
たばこ神社まさかの登山道









暫く登ると小さな社が見えてきた。「あそこが頂上か」と思ったが、まだ先があった。岩場を上ると次の小さな社があった。『たばこ神社』変わった神社だ。神様にもヘビースモーカーがおわすのか。まだ先がある。この時に位置確認をきちんとしていれば山頂を逃すことはなかっただろう。否、していたらここで断念するくらいへばっていた。

【よくわからん加波山】
中宮本殿??中宮本殿?たばこ神社?









たばこ神社の更に上に少し立派な社があった。加波山神社と札があり眺望もいい。この時生気があればこの先がまだ上がっているとわかっただろうが、この社に立った時にここが山頂かと誤認してしまう。この社が地図上の何かもわからない。
だいぶイメージがずれていた。今来ているのが加波山神社で、御朱印やお土産でもあるのだろうくらいに思っていた。そこから石段で徐々に上るのかなというイメージである。しかし実際には『加波山神社』は麓の真壁にある。また別に『加波山三枝祇神社』があり『親宮』・『中宮』・『本宮』がある。富士山並みに超弩級なら別だが、ここはもうシェアハウスである。たばこ嫌いの御柱がいたら大変である。それとも一柱の神様がたくさんのハンドルネームを使っているだけなのか。それぞれの宮の関係がよくわからない。
山頂眺望2山頂眺望1









『加波山』。学生時代には筑波山以上に頭に残る名前であった。『加波山事件』。歴史教科書に必ずでてくる自由民権運動の激化事件である。急進派自由党員が日本初の爆弾テロによって県令の暗殺を謀るも事前発覚。16名が加波山山頂付近に立てこもるが、警察隊に鎮圧されるという事件である。オヤジの時代は過激派の立てこもりといったら『浅間山荘事件』のイメージである。実際、加波山事件の急進派党員の立てこもった場所はこのようなところかと納得したつもりで下山の途につく。


【帰路】
ちゃんと見ろ怖い下り










人気が途絶えた駐車場で休憩。すでに脚が棒なのに、更に1km以上ブレーキ加減を見ながらスタンディングで登山道を下るのは、ちょっと『楽しい』を超えてしまった。登山道入り口に『砂利みちって書いてあるではないか!。事前にわかっていても結果は同じであったろうが。
加波山登山道分岐点より4.5km、勾配9.8%のロングダウンヒルで県道140号に出る。加波山下山時点でバッテリーは20%になっていた。『北筑波稜線林道』全線走破は難しい。板敷峠から県道140号で下山する。
グライダー飛行場所麓から加波山麓から









途中県道64号からフルーツラインを経由して朝日トンネルを抜ける。この後は急な登坂もないので、バッテリーを全放電すべくスポーツモードで走るが、全般的にやや下りのため、なかなか減らない。山でこのくらい走ってくれ。『朝日トンネル』は筑波山地東稜線を貫く1,784mのトンネルである。車道を走る自信がなければ柵付き歩道があるというので、歩道に進んでみた。
あさひトンネルはっきり言って歩道走行は車道よりはるかに怖く危ない。高い位置にある歩道は狭いうえに、配電盤や配管などが一定距離で飛び出している。クロスバイク同士でガチンコしたらアウトである。幸い対向自転車と出会ったのは出口のところであった(自転車は原則車道走行である)。





小町の館小野集落









時間にも余裕があるので案内板に出ていた『小野小町の墓』に立ち寄ることにする。世界三大美人(誰が決めたのかねぇ、国際承認はされているのか‥‥日本人は数え歌の如く『三大』がすきだ。)の一人である『小野小町』が東国人であるということは知っていた(生誕は出羽国らしいが墓所は諸説あり)。
トンネルを抜けると左側に『小野』の集落が見える。とりあえず『小町の館』という施設があるので行ってみる。墓の場所からは少し離れている。
小町庵そりゃないでしょ









ここから小町の墓までは遊歩道でもあるのだろうと探してみても、それらしい案内板もない。やっと見つけた道しるべには『ご理解ください』、『墓は事情で見学できません』とある。なんじゃこりゃと思ったが、まぁ、お墓の見学が今日の目的ではないので、事情があるというなら性がない。見学できないという事実だけ受け止め、その『事情』は理解しない方がよい。観光館まで建てたのにね。せっかく来たのだから特産の蕎麦を食べていこう。

【帰還】小田城趾
お蕎麦を食べて再び帰路に向かう。朝走った道を戻り小田駐車場の前へ。でもまだバッテリー5%あるし時間もあるので、小田城趾も見学する。『古城めぐり』は好きな方だが小田城趾は初めてである。鎌倉初期より江戸時代初期まで400年以上続いた大城郭である。小田氏・大田氏・小場氏などが城主となっている。今は復元された郭が公園広場になっているが復元構築物等はない。
公園広場を徒歩で周回し、小田駐車場に帰還する。

3:40PM帰途につく。

帰還取説には書かれていないが、バッテリー消耗の目安はモードだけではなくアシスト力のインジケーターのゲージ量が大きく影響する。
急な上がりでも低いギアで強いトラクションをかけなければアシストゲージは低くバッテリーの消耗は少ない。山の稜線など起伏の連続は、下りの余勢でトラクションをかけてしまうので一定の勾配の峠以上にバッテリーを消耗するようである。
奥多摩・秩父・印旛沼ではバッテリーの持ちはよかったが、奥久慈・筑波ではメーカー公示の半分くらいしか持たない。どちらも予定コースを完走できていない。1充電で90km持たないのは故障か酷使のどちらかである。

この後、今まで上れなかった職場の4階までの階段を上るようにした。E−バイクを楽しむには多少は体力が必要だ。自転車がアシスト疲れでばててしまっては困る。   

本日の走行:82.6km
つくば2020hub
音楽のお供
槇原敬之 :Cicada(first edition) 
オフコース:Song is Love 
      ジャンクション
松たか子 :いつか、桜の雨に‥‥ 

ダートとダウンヒルでは聴いている余裕などなかったが‥‥


平年の今頃なら、ケチをつけながらも毎年見に行っている『サイクルモードインターナショナル』。
残念ながら今年はコロナ騒ぎで中止となってしまった。
今頃だよな〜って、なんとなく『サイクルモード』で検索したら、何と出てきましたね〜
『サイクルモード2021』。しかも『‥‥TOKYO』って信じられないおまけが付いている。(前から東京でしたっけか (^^ゞ)

サイクルモード東京会場は『幕張メッセ』だった。「モーターショーいらないからサイクルモードをビッグサイトにくれ」といい続けていたら本当にビッグサイトにくるようだ。
地元に来てくれる。買い物気分でチャリ通いできる。
日程は2021年4月3日・4日、青海展示棟

ビッグサイトといってもあの巨大な国際会議場をイメージすると的が外れる。
実際はゆりかもめで1つ先(手前)の『青海展示棟』という仮説展示開場である。
メイン会場でないのは少し残念だが、広さ的には十分だろう。

内容については、開催テーマが「ソトアソビ&ライド」になっている。
まぁオヤジからすると、この2〜3年はE−バイクメインに見てきたし、今はマイチャリもE−バイクなのでその辺に興味があるわけだけど、法規制の厳しいE−バイクなだけに、思いっきりカスタムするコーナーなんてあってほしいよね。
後は旅フェアとグラベルロードかな。イートコーナーにケバブが来れば文句なしである。

コロナ対策で関係者も大変だとは思うが、楽しめる催しになることを期待する。



来年のサイクルモードは、去年のモーターショーの時のように土砂降りでない限り、自転車来場きまりになりそうだ。

RORD Eの2らないうちに発売になっていた『GIANT RORD E⁺』
まだ試乗車や展示車はないようだ。(自転車の場合、車のように発売日を大々的に公示しないからこれからなのかな。)
もともとグラベルタイプのE−バイクが欲しかったのだが、唯一の候補『ミヤタロードレックス6180』がサイズと航続距離で断念せざるを得なかったので、ベース車をカスタムすることにしたのだが、当時(といっても今年の初頭だが)候補にしたのが『ヤマハYPJ−ER』と『エスケープRX−E⁺』だった。
どちらにするか結構迷ったが、どちらにしてもハンドルとブレーキは替えたかったので『RORD E⁺』のイメージでカラーリングとデザインがよく、価格も安い『エスケープRX−E⁺』にした。
「本命はいつ出るのかなー」というのを忘れていたら、ふと気が付いたらカタログに載っていた。
以前から販売されていた欧米板の『RORD E⁺−PRO』(おじいちゃんが山の頂に爆走するやつ)とデザインは同じようだ。
RXE+oneload2


『RX−E⁺』はクロスバイクなので、我が家のカスタム『RX−E⁺』は所謂『ドロハンクロス』であるが、ジオメトリー全く無視しているかというと、『YPJ−ER』とあまり変わらない。ステムとシートポストで十分対応できた。
さて、本命の『RORD E⁺』とはどう違うのかをカタログ値で比べてみた。
ジオメトリー
走り込む人だと数ミリの変化が影響するというジオメトリーだが、だいたいトップチューブ長で適性を判断する「おやじ」の適正は520mm。単にTT長では『RX−E⁺』より『RORD E⁺』Sサイズのほうが長くなる(RORD E⁺にXSサイズはないようだ)。ST長425mmはロードにしては短い気がする。最近の流行りなのか、少しでも重たいフレーム部を減らしているのか。そこまで究極スローピングには見えないが。
航続距離
アシストの航続距離はパワー特性やバッテリー容量に影響されるので、単純な優劣はつかないが、カタログ値だけでは『エスケープRX−E⁺』に分があるようだ。
パワーユニット


では、そのパワーユニットはどう違うのって言ってもカタログではわからない。単に名前が変わっているだけなのか、日本の法規制ではこれが限界なのかというところだ。でもトルク“70Mm”って結構強力だ。

RXE+oneloadRORD E






『RORD E⁺』の価格は税抜き42万円。これはちょっと驚き。コンポの差かな。ハンドル・ブレーキASSY・クランク回りすべてのカスタム費用・工賃を入れても『RX−E⁺』は40万円もかからない。まぁ今の選択でよかったのかと思うが、『RORD E⁺』の何よりの魅力は、グラベルコンポの『GRX』を投入していることである。
11速42Tのワイドレシオは、脚力なしおやじにとっても魅力的だが、GRXといい、32Cタイヤといい、純粋なロードバイクではないようだ。その点では『ヤマハYPJ-R』は流石である。尤もE−バイクを選ぶ人にはガチのロードスタイルが必要ではないが‥‥。

試乗車が出たら乗ってみたいところだが、それよりも一番の気がかりは、マイクロUSBポートで『スマホ充電もできますよ〜』ってメーカーさんが謳っているんだから、早くライトニング変換でiPhone使えるようにしてほしいものである。


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【奥久慈再び

清流公園出発










前回『2+4』で奥久慈を訪れたのは令和元年8月31日。『プレサージュ&SOMA-SAGA』コンビ最後の6ホイールサイクリングだった。それ以降トランスポーターはフリードに、長距離・山間地サイクリングはエスケープRXE⁺へとバトンすることになる。
今回もベースは前回と同じ常陸大宮市の山方宿の清流公園。到着は午前7時半過ぎだったがイベントがあるのか、河川敷の公園は大勢の人がいた。

【竜神大橋へ
グリーンラインへ久慈川










AM7:45出発。前回同様岩井橋を渡るが、今回はなだらかな県道を直進せず、『奥久慈グリーンライン』へ行く。
グリーンライン2グリーンライン










『奥久慈グリーンライン』は県道29号と久慈川の間を抜ける林道で、名前からすると観光道路のようなイメージがあるが、所謂生活道路で観光的スポットはない。低い山間のわりに起伏が多く見どころもないうちに県道に合流する。
龍神峡竜神大橋2










県道36号に入ってからは、前回と全く同じルートで竜神大橋につく。昨年渡ったので今回は橋は渡らない。駐車場から見渡せる龍神峡の周辺ではまだ紅葉は見られない。最近まで猛暑だったせいか。
龍神橋駐車場までは23km。バッテリーの消耗が速い。すでに80%を切っている。しょっぱなにスポーツモード使いすぎたかな。

【武生林道
武生林道上り武生林道入口










龍神大橋を後にして、県道33号を袋田の滝方面に2km走ると『武生神社入口』の石塔がある。ここからが常陸太田市畑中から大子町水根を結ぶ、全長約16kmの『武生林道』である。『〜〜ライン』などという仰々しいネーミングこそないが、男体山系の連山の尾根を通る、今回最もパノラマと紅葉が期待できるルートであるるとともに、武生山までの上りは本日の最大クライムである。
宝剣洞展望台より宝剣洞展望台










県道から2.6km、急登坂のヘアピンがひと段落すると視界が少し開ける。『宝剣洞展望台最初の眺望ポイントだ。ここまで250mを一気に上る。平均勾配9.7%、アシストでなければ絶対来ない。
奥久慈見晴らし台2奥久慈見晴らし台1










宝剣洞展望台』から0.6km、林道が山の稜線にかかり緩い起伏の縦走に変わる場所に『奥久慈見晴らし台』がある。『展望台』と見晴らし台でどう違うのか?。見晴らし台の奥は崩落の危険があるのか立ち入り禁止。こわっ。
『奥久慈見晴らし台』から1.7km。稜線の起伏を少しづつ上っていくと第二の『奥久慈見晴らし台』につく。ここからは稜線の東側のパノラマが開ける。
少し紅葉少し紅葉2










起伏はあるものの、道幅もそこそこあり走りやすい道である。何せこの観光シーズンの休日に、ほとんど貸切道路である。この辺まで来ると木々が少し色づいている。
白木山から袋田の滝方面持方集落










複雑な山並みを縫って走っていくと、山中に集落が現れる。日本の里百選に選ばれた『持方集落』だ。バックに『新日本紀行のテーマ』が流れてきそうな山村である。
持方集落から更に登ったところ、白木山の稜線を回り込んだ辺りが本日の最高地点。海抜約500mである。ここから水根地区まで一気に下りとなる。

【大子町
月待の滝へ

水根地区側で国道461号に合流する。ここは袋田の滝の上流部にあたり、ここから直線200mほどで、本日の立ち寄りポイントである『生瀬の滝』がある。事前調査ではここから川筋に沿って最短で滝に行けるルートはなかったが、実際にもここから生瀬滝へは月居山を経由するほかなさそうである。
上流側からのトライを断念。アップルラインを経由して、次のポイントである『月待の滝』へ向かう。

ばりきしんさま
アップルラインから逸れて谷合の道を走っていくと不思議な石碑が目に留まる。
『馬力神』??馬力神って何?『㏋』?ワットが定めたものでしょ。
何の神様で何と読むのかわからないが、この際『ばりきしん』でいい。「『ばりきしん』さま、パワーを下さい。231馬力なんて贅沢は言いません。0.3馬力、否、0.2馬力でいいので最後まで持続させてください。」と馬力神の何たるやも知らず、ひたすら『ばりきしんさま』にパワーのお願いをする。なんとなく元気が戻った気分を味わいながら『月待の滝』に行く。
月待の滝滝の裏側










県道33号常陸太田・大子線から急な下り坂を歩いて下りると、目前に涼しげな2対の滝が現れる。『月待の滝』は『裏見の滝』の別名を持つように滝の裏側に入ることができる。紅葉の名所のようだが、残念ながらまだ早かったようだ。
大子町役場大子町久慈川










『月待の滝』から旧道を通り大子町の市街に向かう。昨年の奥久慈サイクリングより1カ月の後、大子町は狩野川台風に匹敵するとまで言われた19号台風によって甚大な被害を被った。
今日の昼食は大子町の駅前でと思っていたが、実際行ってみるとなかなか食事処がない。
被害の大きかった役場方面に向かうと、とんかつ食事処があったのでそこでカツカレーを食べる。
店の向かいは、19号水害でも大きく報道された、1階が水没した大子町役場本庁舎である。移転が決まっているようだ。今だ被害の爪痕が残る町の一刻も早い復旧を願う。
大子町市街より袋田の滝に向かう。

【生瀬の滝へ
生瀬の滝へ3生瀬の滝へ2

袋田滝は昨年訪れているので、奥の滝である『生瀬滝』を麓からトライする。昨年は気にも留めていなかったが、吊り橋の手前の階段から急斜面を上る。鉄階段は見えない先まで続いているようだ。上り始めると、まだ下の人たちの容姿がはっきり見えるほどのところでもう脚にきて立ち止まる。流石に職場では4階まで階段で上がれないオヤジである。だが、ここは職場ではない。健脚なら10数分の道のりのようだ。つぶれない限り3〜4倍もかかるまい。
袋田の滝側面2袋田の滝側面1










休み休み鉄階段をクリアすると急斜面の石段になる。袋田の滝が姿を変えながら落ちていく風景がわずかながら前進の楽しみを与えてくれる。
生瀬の滝へ4もうすぐ










いい加減自分の脚が動いているという感覚がなくなったころ、標識が現れ道が平坦になる。やがて遥か眼下に『生瀬の滝』が現れる。‥‥上った。ふと東京タワーの外階段も上れるような気がした。
生瀬の滝1

滝は袋田の滝のような圧倒的な迫力はないが、色づいてきた木々に抱かれて秘境の佇まいを見せる。この滝のすぐ上は国道が走り、田園風景が広がる山間の集落なのだがそれを感じさせない絶好の観瀑ポイントである。わざわざ麓から難儀して来ないと見れないまさに奥の滝である。




袋田の滝1袋田の滝2

もと来た階段を戻り、吊り橋を渡って袋田の滝の第一観瀑台を回って帰る。前回来た時より水量が多くより迫力がある。今日の日本3大瀑布は完全におまけである。




【奥久慈パノラマライン
奥久慈パノラマライン1奥久慈パノラマラインへ










袋田の滝入口の交差点から、国道461号を月居トンネル方面に1.1km上っところを右折し、500mほど下ると、『奥久慈パノラマライン』の看板がある。ここから奥久慈パノラマラインを経由して清流公園までは25km。
奥久慈パノラマライン3奥久慈パノラマライン2










午後3時を回り、斜陽の山には人影もなく、パノラマラインというネーミングにギャップを感じる林道は、全体的に谷合や山の中腹を抜けるため、眺望という点では魅力に欠けるが、男体山系の急峻な山々を見上げながら走る醍醐味は別の魅力がある。
とはいえ正直、生瀬滝めぐりで棒になった脚を苛め抜くような起伏に、景色を堪能するゆとりはあまりなかった。疲れていたこともあるが、残量をかなり残したまま再充電するとバッテリーのもちが悪いと聞いていたので、この際使いきってしまおうとスポーツモードでライト点灯のまま山間部を走る。もちろん帰着点か、その付近の平坦路までは持つと踏んでのことだ。
ケルンコルのような地形をいくつか越えると、道は急な下りとなり道はT字路の突き当りとなった。
奥久慈パノラマラインの終点(始点?)まで来た。

【バッテリーが切れた!
カウント0奥久慈パノラマラインから一般県道に合流する。予定ルートは右折の上り。バッテリー残量は7%。清流公園まであと10km。この先多少の上りがあっても大丈夫だろう。スポーツモードでバッテリー全放電目指して出発。
漕ぎ出したところで、急に制動がかかったように減速。咄嗟にギアをローに換えたが、間に合わず足つき停止。何?。バッテリーが3%になっている。なんで7%から急に3%に落ちるんじゃ!!。RXE⁺はバッテリー残量3%になるとECOモードに切り替わる。ECOモードでもアシストしているはずだが、ばてきった脚ではアシストオフ状態である。なんでじゃ!80km走ってないぞ。バッテリー切れ早すぎる!
日も傾いてきている。不明なリスクは避けたい。地図で見ると前方のきつい上がりはおよそ200m。押して歩いても対したことはない。但し、その後の起伏が不明。左折すれば国道118号までは確実な下り4km。西金に出て清流公園まで9km。記憶をたどれば上りは盛金のバイパスのみである。
アシストオフのRXE⁺が普通の自転車として走れるのは普通の平地の場合である。多少遠回りだがリスクが見えている国道廻りルートをとる。万が一の時は最後のECOモード2%(あてにならんが)がある。
西金まで一気に下り、盛金の上りを迂回路でかわすとそのあとは追い風と微妙な下り斜度が幸いして、清流公園までほぼ快適な走行であった。

【無事帰還
帰還16:40PM、清流公園の駐車場に到着。この時期の日暮れは早い。アシストでサイクリングを始めて最大のスリリングであった。
スタート直後よりバッテリー残量の減りがおかしかった原因は確認する必要があるが、メーカー想定以上にアシストに頼っているか、車カタログの燃費表示ほどに考えた方がいいということなのか。



奥久慈リターンズ本日は3つの林道を体験した。観光スポットの密になるような雑踏に比べ、林道は観光道路のような自治体の紹介とは裏腹に、人っ子一人いないほぼ貸切道路であった。今回は紅葉には少し早かったが、車でも完走できるルートなのでいづれぜひ家族ずれで車で訪れたい。



本日の教訓
[1]アシストバイクのRangeは固定値ではなく変動地である。メーカー走行想定と違う条件では残キロ数値は実距離よりも短くなる。
[2]アシストバイクのバッテリー残量は10%を切るまでに完全な下りか平地に到達すべし。
[3]見知らぬ山中で迷ったら
、スマホのルート検索の勾配情報を有効活用すべし。


本日の走行    92.6km 
獲得標高  12,091.4m
最高標高       502m
(国土地理院地図では500m等高線を越えてはいないが‥‥。)

今日の音楽のお供
ザ・ファイナルカウントダウン/ヨーロッパ。
新日本紀行のほうがよかった。

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横手駐車場支払い










AM6時過ぎ、高麗駅前の横手駐車場着。
飯能を起点に考えていたが、市内ではな、くなるべく郊外で時間制約のない広い駐車場としては、なかなかいいロケーションである。
1日500円。ゲートやロック板はなく、紙の入ったジッパー付小袋の紙に車番を書いて500円を同封して料金箱に入れる。無人だが管理人さんが巡回してチェックするのだろう。
とってもイラストな標識山の入











しょっぱなから強烈な登坂となる。新興団地の坂だが、斜度は正丸峠クライムと変わらん。団地恐るべし。出だしだったこととバッテリー消費を気にしたため難儀する。
入間川沿いに出ると、道は長閑な山間の緩い上りが続く。早朝のせいか交通量は少ない。健脚さんが2〜3人追い抜いていった他はほとんどオートバイである。動物注意のシカのイラストがいい。
爪痕至るところトイレ










県道53号から有馬ダム方面の分岐点にある休憩所。主にはハイカーのためのものだが、飯能市はこのような設備が比較的整っているようだ。
ダムへの道は距離としては1km弱だが、斜度としては平均9%。最大斜度は15度を超える。ここでは躊躇わず《Sport》を使う。
ダムへの登坂が始まってすぐのところで、また昨年の台風の爪痕に遭遇。わずかな部分だがこの先不安。チョイ砂利歓迎といいたいが、今日はバイク汚したくない。
名栗湖有馬ダム










有間ダム。ロックフィル式ダムでダム湖は名栗湖。自治体統合で飯能市が併合するまでの名栗村の印象が強く、ダム湖もダムも名栗ダムなのかと思っていたが、河川名から採られているため有間ダムである。
ダムの天端には早朝から人が多い。早朝のためか家族ずれのような観光客はいない。
ずらっと並ぶオートバイ軍団。車は走り屋さんやいじり屋さん。ハイカー。ほか電チャリスト1名(本人)。目立ちそうなロードバイクグループやオフローダーはいなかった。

快適な道救世観音像










ダムを後にし、県道を進むと、すぐに山頂に大きな観音像が見えてくる。しかも3体。『シュープリームス』?、『ロネッツ』?、『スリーディグリーズ』?なんか勘違いしている。しかも年代ばればれ。否、それほど古い年代ではない。
白雲山鳥居観音。山全体が境内のようになっている観光スポットである。観音様好きのオヤジとしては立寄りたいスポットではあったが、時間の関係上今回は断念。一路今回の最大難所、山伏峠に向かう。
山伏峠

上名栗地区に入ると勾配は徐々にきつくなる。モードはEco⁺》から《Normal》に。『県道秩父・上名栗線』との分岐点から峠越えになる。
ここからは《Sport》モード。距離4.4km、平均斜度6.4%。もう健脚さん向きだ。
見晴らしの良い九十九折りを上り切ると道は切通しのようになった。
山伏峠頂上。何もない。休憩所や展望スペースもない。路肩に座ってお弁当食べる場所もない。でも山伏峠。
前回の鶴峠よりはだいぶ楽な気がした。思う存分ゆっくり登ったからだろう。

国道に合流山羊










国道299号との合流までは4.8km。斜度は平均−4.3%こちら側からのほうが幾分楽そうだ。しかし、特に景色がいいわけでもなく、山羊さんがいるところくらいしかポイントがない。

江戸巡礼古道武甲山










秩父のシンボル武甲山が見える。「の雄姿が」とか「が威容を」とか形容するのを躊躇してしまう。
武甲山は石灰岩の山塊だ。武甲山を記憶しているのはもう40年近く昔であるが、今ほど削られてはいなかった。武甲山は日本の建築を支えるため、今も削られ続けている。あと数十年削られ続けたら山は完全に形を成さなくなるだろう。
古より人々の崇拝を受けてきた神の山は、まさにその身を削って人々に恵みを与えてくれている。
秩父から裏山ダムに向かうのには、交通量の多い国道を避け『江戸巡礼古道』という旧道を使う。普通の閑静な住宅地の裏道だが、要所要所に秩父34ヶ所札所の標識がある。

橋立堂巨大な石灰岩崖











浦山ダムに行く前に、浦山川の支流である橋立川を少し登ったところにある『橋立鍾乳洞』に寄る。突然現れる巨大な石灰岩崖が、圧倒的迫力で目前に迫る。この岩崖の窪みに秩父28番札所橋立堂ある。
橋立鍾乳洞入口橋立鍾乳洞











本堂への石段の横に、鍾乳洞の拝観所がある。大人200円也。鍾乳洞入口はかなり下った、道路端に近いところにある。残念ながら内部での写真撮影は禁止となっている。中はかなり狭く、大きなリック等を背負っているとリックが引掛かる。鍾乳洞の空間自体が上に向かって伸びており、なかなか面白い鍾乳洞だ。通路や照明も整備されており、懐中電灯やヘルメットなしで気楽に探索できる。

やば浦山ダム










秩父にはたまにしか来ないが、あるとき、国道140号ドライブ中に、車窓からいきなり飛び込んできた巨大なダムの威容が強烈に印象に残った。いつかこのダムを訪れたいと思っていたのが『浦山ダム』である。重力式コンクリートダムでは日本第2位の高さを誇る。
目前に秩父の街を見下ろす風景は、映画『プロジェクトV』の『バイオントダム』とオーバーラップする。巨大地滑りにより眼下の街を一瞬にして住民ごとさら地にしてしまった史上最大級のダム災害を起こしたバイオントダム。高さこそ及ばないが、平野部ののど元にあるロケーション。急峻なV字渓谷。石灰岩層の山並み。近年のダムは流石に水没区域の地質調査もやるよね。

ダム地下裏山ダム真下










ダムの下部からエレベーターでダムの天端に上れるのは宮ケ瀬ダムと同じだ。下りるときはすいていたが、上りのエレベーター街は地下回廊の中で超密状態。40分くらい待ったか。階段もあったが、会社の4階まで階段で上がれない人間が、東京タワー並の階段なんか登れるかい!
ダムサイトで昼食。時間もあるので、さくら湖を周回してみる。

寄国土トンネル大久保橋遠景











県道に沿ってさくら湖を上流に進む。重力式コンクリートダムとしては日本第2位の高さを誇る浦山ダムだが、ダムがつくりだす湖『さくら湖』は意外に小さい。高さではほぼ同じ奥只見ダムの総貯水量の10分の1以下だ。小河内ダムと比べても3分の1以下である。貯水量が多いだけがダムの取柄ではないが、コスパが悪いという印象は拭えない。
10分ほど走ると対岸に大きなアーチ橋が見える。『大久保橋』。あそこまではいってみたい。
また少し行くと、ちょっと不気味なトンネルがあった。『寄国土トンネル』。なんて読むの?『ゆすくど』と読むらしい。最初『目』に見えたのは『鼻の穴』でその横に目があった。出口は『獅子舞』の彫刻だった。これどう見ても『龍』だが、『獅子舞の獅子の顔』なの?。

左岸通行止めIMG_6484











ダム湖の始まりに近いところにある『浦山大橋』。ここから右岸の市道に入ろうとしたが通行止め。柵は簡易で往来は可能だが、この先はダム湖ではない。引き返し浦山大橋を渡り左岸に進もうとすると、今度は完全なゲートによる通行止め。交通規制案内にはなかったぞ。『浦山ダム浚渫外工事』とある。観光船でも浮かせるのか?
調べると、台風19号による大規模崩落による通行止めで復旧未定のようだ。また台風。ダムの左岸通行止めは市の広報に載っていたが、細かい部分の規制はどこの自治体も明確な広報がない。今年のサイクリングコースはすべて台風に邪魔されている。当面のサイクリングは、細かい道すべて事前調査が必要なようだ。

マニア向け?ま、毎度のことだし、余興的な計画でもあったので、捲土重来を待とう。
もと来た右岸を引き返す。往きに目にした怪しい廃屋。比較的新しいダムなのにもう虚構マニアに憑りつかれそうな風景。
ググると『旧浦山公民館跡』となっている。閉鎖してからまだ5年ほどのようだが、心霊スポット予備群的佇まいだ。
このほかにもダムの周囲には廃墟化した放棄集落が点在するようだ。ダム建設には付き物だといえばそれまでだが、明るく賑わう観光スポットとは裏腹に、ダムに翻弄された山村の悲哀を感じる。

不動名水2不動名水











ダムを後にして
秩父最後の立ち寄り地『不動名水』に行く。不動堂の横から豊富に湧き出る湧水を汲みに来る車の順番待ちができていた。まずはお不動さまにお参り。入れ替わりくる人たちは誰も不動堂に参拝しない。
子供たちはそのままがぶ飲みしている。常連らしき人に聞くとそのまま飲めるとのことで、容器注ぎかえの合間にひと口もらって乾いたのどを潤す。湧水をのんでいる間に頭上で突如轟音。真上を列車が走っている。この水、線路の高架下から湧いているのか?。この線路の裏側は浄水場だ。不思議な名水である。
正丸峠へ峠の茶屋











『江戸巡礼古道』をもどり、R299に合流。大渋滞だ
国道299号は、自転車にとっては酷道である。渋滞では大型車や幅寄せ乗用車に阻まれ、少し流れるとオートバイが縫って走り、空くと車がかっ飛んで来る。歩道を通るほかない。路肩スペースはほぼ無く、小砂利や段差もある。
県道青梅秩父線に入ると天国である。朝下った道を山羊さんを見ながら上る。正丸峠旧道分岐点までは約4km。平均斜度3.6%。往路の山伏越えよりはかなり緩い。
正丸峠旧道分岐点から峠までは、1.5km、斜度4.8%。頂上には峠の茶屋がある。
正丸峠

正丸峠についた。
若いころクロカンとオフロードバイクで1回づつ来ている。3回目が自轉車(といってもE−バイクだが)で来るとは思わなかった。







御展望記念碑御展望の景色










昭和天皇、明仁親王(現上皇陛下)・美智子妃殿下(上皇后陛下)御展望の碑がある。山の景色は変わらぬままかもしれないが、その先に見える街並みは全く変わっているだろう。恐れ多くも碑をバックに1枚。


旧道となった静かな道酷道に合流










峠から国道合流点までは4.2km。平均斜度は−6.3%。上りはきついだろうが、下りも怖い。20kg以上ある車体だ。転がりだしたら止まらない。ディスクブレーキってフェード大丈夫なのかな、なんて心配しだす間に国道との合流点に到着。
この辺りは渋滞はない。一瞬の静寂。信号が変わると車がかっ飛んでくる。
吾妻野地区まで来ると、旧道とバイパスが並行して走るところがある。旧道側を走ると交通量のない、静かな山間の佇まいを味わえる。




帰ってきました午後4:00横手駐車場帰着

本日走行      105.1km
最高標高       637.2m
取得標高    11,473.2m
バッテリー残量           28%

今日もっとも疲れたこと 
国道299を走ること。酷道じゃ


秩父さくら湖





印旛沼へは輪行で2度ほど来ている。
2010年6月『TRANSIT−7』、そして2012年11月『MR−4』にて。何れも北総線印旛医大前をベースにしている。今回はこの2ルートを合わせて、『RX−E⁺』による自宅からのサイクリングにした。
山間部サイクリングでは結構タイトだったRX−Eのバッテリーだったが、平野部では十分余裕が出るはずである。新川右岸

AM5:30出発。R14市川から木下街道、県道船橋印西線等経由して平戸橋から新川左岸(利根川水系なので)のサイクリングロードを進む。
印旛沼サイクリングロードは右岸なので、左岸の整備状況はあまり良くない。




これCR?


支流の神崎川を渡ると道は未舗装になった。
これサイクリングロード?。でも『なんちゃってグラベラー』には楽しい道である。






印旛沼師戸城趾






バッテリー残量2





グラベルは阿宗橋で終了。
ここからは一般道で新川北岸を進む。
前にも立ち寄った印旛沼公園で休憩。干拓により半分以下の面積になったとはいえ、印旛沼は雄大である。
ここまではEco&グラベルはEco+モードである。44.6kmでバッテリー残量は86%。計算狂ってない??




印旛捷水路

印旛沼公園から再び一般道で、サイクリングロードと合流する『印旛捷水路』に向かう。サイクリングロードではないせいか、ポタリストはオヤジくらいだが、結構『健脚さん』は多い。途中名水の湧水なんかもあって、道も走りやすいからか?
始めて通る沼北側ルートだが、砂利道あり、長閑な道ありで結構楽しい




スカイアクセス線印旛沼CR










印旛捷水路の渓谷を抜けるとスカイアクセス線と北千葉道路(前回はなかった)の橋をくぐる。
在来線最速を誇る京成スカイライナーが通過する。


在りし日の印旛沼印旛沼










印旛沼(北印旛沼)の広大な水域に沿ってサイクリングロードが整備されている。この北印旛沼の中心部分さえ、明治時代の地図と重ねると半分近くに縮小されている。
もし在りし日の印旛沼湖岸に沿ってサイクリングロードができていたらこんなイメージだ。面積国内20位、周回85kmを越えるロングコースだったろう。
在りし日の印旛沼は竜の姿にも見える‥‥



龍角寺1龍角寺3











ということで県下最古の寺院といわれる『龍角寺』を10年ぶりに訪れた。
ボランティアのガイドさんが、寺の縁起・龍伝説・大和との関係等の話しながら境内を案内してくれた。
昨年の15号台風の被害はおろか東日本大震災当時の被災すら修復されていないという。
国宝級の文化財があり関東でも屈指の古寺である。あまりにもマイナーすぎるのは行政の責任?。
白鳳道

寺の南にある『浅間山古墳』。関東でも最大級の石室を持つ終末期の古墳である。寺と古墳と風土記の丘資料館を結ぶ道は『白鳳道』と表示されている。
公園整備に伴う命名かもしれないが、まさに『古道である。
スズメバチや蝮でもいそうである。



岩屋古墳



久々だから岩屋古墳にも立ち寄った。こちらは以前よりきちんと整備されているようだ。
蘇我氏の影響を受けた、方墳としては全国2位の規模だが、残念ながら上ることはできない。





北千葉道路


龍角寺周辺で時間を使いすぎたので計画していた宗吾霊堂は次の機会とし、あたらしい北千葉道路で印旛捷水路に戻る。この辺りは昨年の開通のようだ。







印旛捷水路右岸道路山田橋から










帰路は捷水路右岸の一般道を走る。赤い市井橋の下をくぐり、山田橋橋詰に出る。捷水路に沿った対岸のサイクリングロードが下方に見える。

山田橋

山田橋は、佐倉印西線の橋である。車では何回か通ったが、止めてゆっくり景色を見るのは自転車ならではである。
そのまま佐倉印西線から双子公園を経て印旛沼サイクリングロードに入る。






遅だちツバメ?佐倉ふるさと広場










双子公園から5.5kmほどで『佐倉ふるさと広場につく。ここで休憩。日中の最も熱い時間帯。買ったアイスが食べる前に溶けだして手がベトベトになる。
レンタルサイクルの受付小屋にツバメの巣があった。雛が4〜5羽はいる。ツバメは田植えのころに巣作りすして田植えが終わったころに卵を産むイメージだが、もう8月も後半である。この子らは南国に渡れるのか?。それともこの頃は内地で越冬するのか。ちょっと気がかりである。

何もない

『佐倉ふるさと広場』からまた湖畔に沿ったサイクリングロードを進む。なにもない単調なコース。
ノンアシストの時は、如何に風を有利にするかが最大のコース取りのポイントだった。向かい風は敵でしかなかった。
アシストではうだるような暑さの中では、向かい風も体に心地よい味方となる。



道の駅で休憩

佐倉ふるさと広場から11kmで『道の駅八千代』につく
ここで再度小休止。








100km地点


大和田排水場の手前で、走行100kmとなった。
バッテリー残量65%。『Eco』とEco⁺モードを併用している割りにはよい数値である。アシストでも100km走ると手足とお股がつらくなる。お股はワセリンを使うようになってかなり楽になったが、砂利道と舗装崩れのダートでお尻をガンガン打ったせいだろう。



未舗装部開始弁天橋










開削された渓谷の入口にかかる弁天橋を渡ると、ここからはまた2kmほどグラベルである。
走り辛いのは最初の1〜200mくらいであとは比較的フラットな道となる。
アシストバイクは重量のハンデがあるが、強力なトラクションをアシストしてくれるので、特にダートやグラベルの上りはコントロールしやすい。E−バイクにMTBが多いのは納得できる。
未舗装区間


都会のそばとは思えない緑の渓谷に、なかなか快適なグラベルなのだが、ちょっと遊びすぎたのか、すべり症による腰の痛みと足の痺れが一気に出てしまい、京葉道路手前でダウン。ラックル即溶錠の出番となる。





江戸川

疲れたので美浜のスタバまで行って休憩。海浜幕張に行けば何でもあるんだが、往復7.4kmの遠回り。アシストでなければたぶんやらない。バッテリー残量に不安がなくなったため、『Eco⁺』と『Normal』モードでいく。疲れていても平地では『Sport』モードはあまり効果がない。
帰路はR357をひた走り今井橋経由で帰る。
スカイツリーが見えると我が家も近い。


バッテリー残量3本日の走行147.6km
バッテリー残量40%

この使い方だと240kmくらい走れてしまうことになる。
乗り手のほうがそんなに走れない。







印旛周回

龍角寺縁起による、印旛沼の主である小竜は人々のために雨を降らせたため、大龍の罰を受け頭・腹・尾に切断された。人間のために頭・腹・尾を農地に変えれた印旛沼の姿は、まさに龍伝説と現在がオーバーラップしているようだ。
聖武天皇のころは印旛沼は巨大湖沼『香取海』の内湾印旛浦だったと思われる。大龍とは香取海を支配した主のことだったのだろうか。



その夜は全身の痛みと頭の重さに襲われる。
アシストだからといっても走れる限界はあまり変わらないようである。



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武蔵五日市駅M6:00。の駐車場到着。
普段は通勤客が使うための広い駐車場なのだろう。
朝からほかにも『2+4』で自転車を積んだ車が数台いる。
登山者やハイカーもいる。ここに車停めて駅に向かったけど何処へいくのか?

今回計画していたのは『裏ヤビツ』。宮ケ瀬周辺を含め90km程度のルート。しかし県道70号が宮ケ瀬方面から峠に向かう途中で不通であることがわかり、急遽変更。

払沢の滝檜原街道











檜原街道はかつては甲斐と武蔵を結ぶ幹線だった。現在は道路も整備され観光スポットも増えたが、奥多摩に比べるとちょっとマイナー感がある。その代り奥多摩より長閑でより秘境観が漂う。離島を除き都下で唯一の村、『檜原村』に入る。
何度も来ているが、自転車で来るのは初めての『払沢の滝』による。
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北秋川の支流(セト沢というらしい)の渓谷を10分ほど歩く。
日本の滝100選に選ばれた『払沢の滝』は、落差60m。遊歩道の前に魅せる優雅な滝は最下段の26m。写真上に微かに3段目の落水が見える。



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払沢の滝を後にしてまた檜原街道を進む。途中何人もの健脚さんに抜かれていく。やがて奥多摩湖方面と上野原方面の分岐点に出る。健脚さんたちは右ルートの奥多摩周遊道路(旧奥多摩有料)を目指すのだろう。
軟弱オヤジは右の上野原ルートに進む。
第一の難所である峠はあるが、トンネルで抜けるため予想よりは楽である。とはいってもすでにスポーツモード全開である。

武甲トンネル

峠の名は浅間峠だがトンネル名は『甲武トンネル』である。
さぞやモーターバイクやドリフト族が楽しんだのだろう。下り道はカマボコとスリックだらけである。細いタイヤの自転車には迷惑至極である。





 左ルートへ

甲武トンネルのある『上野原あきる野線』から『上野原丹波山線』に入る。檜原街道の分岐点が標高400m。上野原丹波山線合流点が標高295mなので100mくらい登り直しになる。
上野原丹波山線を6kmほど登っていくと『初戸』という集落で道がわかれる。支流の初戸川に沿った本線と鶴川本流に沿った支線腰掛ルートがあるが、『阿寺沢の滝』によりたいので腰掛ルートを進む。


滝の上‥‥阿寺沢の滝看板










『阿寺沢の滝』、この周辺では見ごたえのある滝のようだ。
阿寺沢の滝の看板があったので進む。そのあとの看板を見つけるのに苦労したが、分岐の看板からすぐのところに発見。しかし何回行っても民家の庭先になってしまう。仕方なく断念。滝の上からは結構な落差と轟音だけはわかるのだが。
後で調べると民家の軒下の岩壁とのわずかな隙間を抜けていくことがわかった。これ普通じゃわからん。玉ノ井ラビリントの『抜けられます。』と同じじゃ。

小菅村へ鶴峠へ










再び『上野原丹波山線』本線に合流、鶴峠を目指す。
小菅村の看板。しかし峠はまだ先である。
奥多摩周遊道路の上りは始点から7km、平均斜度5.9%。鶴峠はどこを基準にするかにもよるが、峠までの5.7kmからの平均斜度5.5%。結構厳しい。
案内板

これでもかと思うくらい登って峠についた。峠には先客の健脚さんが座っていた。E−バイクで「あーしんどかった」と止まって座り込むのも申し訳ない気がしてそのまま下りに。よって峠の写真は撮り損ねた。
アシストバイクはあくまでアシストだ。トラクションをかけなければアシストしてくれない。しかもトラクションが強いほどアシストも強くなる。
確かにこれだけの峠道をノンストップで登れるのだからアシストの力は強力であるが、アシストを有効に引き出すためには自分の脚力は必要なのだ。どんなにスローペースであろうと、泣こうが攣ろうが、自分の力で越えられない峠はアシストを使っても越えられないのである。
ネットや動画で「E−バイクは峠道も楽〜々」なんてコメントやキャッチフレーズなんてよくあるけど、あれはもともとそれなりに走れる人間のコメントなのである。
峠を下り切ったところで休憩。




深山橋東京都に










ここから白沢川伝いに下っていくと小菅川に沿ったR139に出る。このR139、富士市から始まって奥多摩町まで続いている。前回の富士ドライブでも走った。富士市から大月市までは超主要幹線なのである。
奥多摩町に入ると川はすぐに奥多摩湖に変わっていく。深山橋を渡り青梅街道に合流する。

ドラム缶浮橋深山橋2

今は水量も多いので、ドラム缶の浮橋を渡れるかと寄ってみる。やはり通行止めだ。理由は強風のため‥‥!!「風なんか吹いてねーだろ!」




小河内神社小河内神社2










ドラム缶橋で止まったので小河内神社まで脚を延ばす。
小河内神社は奥多摩湖に突き出た岬の一番高いところにある。湖底に沈んだ小河内村の鎮守が遷宮してきたのだろう。もしダムの水没がなかったらここは麓の集落から見上げることができた高い尾根の先端だったのだろう。
駐輪場所から結構上り坂を歩いて、最後にこの石段を登る。
御朱印をいただいていこうと思ったが、社務所は無人で「御朱印は扱っておりません」との手書きの張り紙があった。残念。
小河内ダム


暑くてたまらんのでダムサイドの『水と緑のふれあい館』で休憩と水分補給をする。







むかしみち4むかしみち3むかしみち2










ダムから奥多摩町までは『むかしみち』を通る。小河内村がダムの湖底に沈む前の旧青梅街道である。ここは奥多摩の中でも、より秘境観を味わえる場所でオヤジのおすすめルートである。氷川方面からダムに向かうのに通ると、最後に一気にダムの高さを上ることになるので、ダムから氷川方面の帰路に通ることをお勧めする。

むかしみちむかしみちは前回BMCで来た時にレポートがあるので参照願いたい








残り帰着












帰路は吉野街道から秋川街道経由で武蔵五日市駅に戻る。全般的にスポーツモードを多用したので、バッテリー残量は14%。平均するとノーマルモードで走行に値する。アシストオフで走っていた部分もあるので、山岳地帯では安全距離を大目にとった方がよさそうである。
 ルート

走行   105km
取得標高 11971.4m(あまりあてにはならん)
最高標高 884m(自転車でスカイツリーより高いところへ行ったのは初めてだ‥‥以前行った日原鍾乳洞の駐車場標高はビミョウだ)




豊英ダムこれじゃわからん










計画ルートでは、戸面原ダムを経由して、R465から眦耄啼擦貌り、眦翅臑譴魴侏海兄暗膰佇面に抜けて、豊英ダムに向かう想定だったが、堂々巡りの末R410を三島湖方面に向かう。しばらく走ってまた豊英ダムを通りすぎたことに気付く。また地図を頼りにゆっくり引き返す。地図の道を入ると看板が空を向いていた。国道からは見えないしこれじゃわからん。

通行止め眦耄啼











豊英ダムから三島湖に向かう途中、三島神社の大きな鳥居をくぐっていくと眦耄啼擦妨かう道と合流する。この道が眦翅臑譴忘任盒瓩の啼擦任△襦0貮凜澄璽箸残っている情報もあったが、せっかくのなんちゃってグラベルだし、人もバイクも泥だらけだからいいでしょう。
最初のトンネルを抜け、やっと「らしくなったなー」というところでまた通行止め。これで4カ所目。ま、予定通り逆方向から入ろうとしても同じだったろうからしょうがない。
引き返して三島ダムに向かう。
三島ダム


三島ダムは、今日訪れたダムの中ではちょっと毛色が変わっている。ダムマニアでなくとも他のダムとの違いがはっきりわかる。他のダムが『重力式コンクリートダム』なのに対し、三島ダムは『アースダム』と呼ばれる古来からある盛土式のダムである。写真の堤はダム本体ではなく脇の取水口である。
ダム本体の脇にはYouTubeなどで多く紹介されている、変わったトンネルがあるので行ってみる。


曲がっている梅ノ木台隧道(L字トンネル))










『梅ノ木台第一隧道』。この先にも民家はあるので軽自動車なら通れるくらいの素掘りのトンネルである。心霊スポットというわけでもない。夜中ならともかく、自転車では路面コンディションのほうが怖い?
このトンネルは入っていって周囲が暗くなるといきなり前が壁になる。壁の近くに行くと隧道はいきなり右に折れて出口が見える。通称『三島湖のL字トンネル』と呼ばれている隧道である。

横坑梅ノ木台隧道










そして、連なるように続く次のトンネル『梅ノ木台第二隧道』。直線だが第一隧道より長い素掘りトンネルである。ある意味こちらのトンネルのほうがL字トンネルよりエキサイティングである。
このトンネル、途中に人がすれ違いできる程度の幅の横坑がある。進行方向後ろから見て左が横坑である。写真では本道はすごい急勾配に見えるが、アングルと地層面が見せるトリックである。

八雲神社横坑出口











この横坑を抜けると、崖をくりぬいたような場所に祠がある。
『八雲神社』と地図表記されているが、祠や周囲にはそのように記されたものは見当たらない。昔からここにあり以前は河岸から参道があったのか、元々は下にありダム水没のためここに遷宮されたかなのだろう。

ダム上より

三島ダム上より祠付近を撮影。わかりずらいので落書きをした。因みに手前の草ぼーぼーが三島ダム本体である。
余談だが、帰路の隧道の中で『不気味な黒猫』もとい、ヤマト宅急便の配送員さんとすれ違う。道は隧道の先500mほどの民家の先で終わっている。この写真を撮っている場所の後方の駐車場に宅配便のトラックが停まっていた。
配送員さんは往復1.5kmの距離を荷物を手に持って歩いて届けに行くのだ。本当にご苦労さまです。

奥米橋

さて、ダムを後にして三島湖畔沿いに最後の難関『大鹿倉林道』を目指す。登坂区間1500m・標高差121.5m・平均勾配8.1%。E−バイクでなければ悪夢の登坂になるところだ。
ダム周辺には釣り船宿が多数あるが、ほかに目立った観光施設はなくひっそりとした佇まいである。
奥米橋を渡ると奥米トンネルがある。
この道は、午前中に下りてきた『淵ヶ沢奥米林道』へと続く。

不思議な側坑奥米トンネル










『奥米トンネル』。YouTubeなどでは心霊スポットのように取り上げられているが、昼間に自転車で通る分には特に不気味さや薄気味悪さはない。オレンジ光は薄暗い白色光よりもよほど明るい。
ただ気になったのが側面に開いている複数の穴。これは何だ?。ちょっと気になったので、下りて自転車のライトで照らしてみた。
少し堀抜かれているだけかと思ったら、奥まで続く側坑だ。しかも奥は水を湛えている。奥のほうから『メガヌロン』でも出てきそうだと考えるとちょっと怖い。
しかし、不気味さや探求心よりも不法投棄のごみによる不潔さが強く出てしまうのは非常に残念である。


ボーソースカイライン酒に弱い










トンネルを抜けてしばらく行くといよいよ大鹿倉林道の分岐である。分岐よりわずかの区間は心地よい下りだが、三島湖に架かる橋を渡ると道は一気に登坂に転じる。ギアをローにして漕ぎ出す。ローで脚に力を入れず、回しながらゆっくる上がるのが流儀だが、踏み込まないとアシストも効かないので、やはりつかれるがペースは早い。この手の道はやはりミヤタロードレックスに分があるのかな。
山に響く車の走行音が近づいた。房総スカイラインに到達。ちょっと不安だった遮蔽用の柵扉もなく普通に合流。ここから長いダウンヒルだが、猛スピードで脇を抜いていく車。山岳路特有の凹凸段差舗装とスリックラインは自転車にとっては非常に恐怖である。
ここ、自転車通行可だったよなぁ。


これも滝?無名滝?











久留里街道を左折し、亀山ダムに向かう。途中名もない滝が今日の残念賞といってくれるように目前に姿を見せてくれる

子ザル彫刻みたい










滝を見つけて、急停止したらいきなり「ぎゃっぎゃっ」の声、近くに野猿がいたのに気づかづ驚かせてしまったようだ。
写真を撮る間もなく森に隠れてしまった。ほかにもいるか周囲を見ると、橋の横の水道管に鎮座していた。こちらをちらりと見たが特に気にする様子もない。視線の先には2匹の猿が電線を伝っていた。
その先ではマイカーが停まって餌付けをしていた。座っているのは親猿で二匹の子ザルを見守っているのか。


無事帰還


亀山ダム到着。予定ルートとはかなり変わったが、いろいろ見ごたえのあるサイクリングであった。
山歩き、沢歩きはしないが上総の山河は面白い。自称『下総人』だが下総の血はなく、上総クウォーターである。千葉の山々に惹かれるのはこの血の因縁かも知れない。






Nancyatte graveler今回わかったこと
E−バイクは脚にかかる力に応じてアシストをコントロールする。ギア比を小さくして力を入れずに回そうとすればするほどアシスト力は小さくなる。
ロードバイクの3倍近い車重のE−バイクのアシストを有効に使うためには、最低限の脚力と体力はやはり必要なのである。





軌跡
本日の走行  61.4km
最大標高  281.6m
獲得要綱  6,550.6m









ワセリン予定変更のため距離は短かったが、マタ痛が全然発生しなかった。
ワセリンぬったのが効いたのかも‥‥。




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アクアラインまたしても雨の予報。
しかも今回は当日もめちゃ降り
今月で終了になってしまう『ピンポイント天気予報の君津市「曇り時々晴」を信じて土砂降りのアクアラインを走る。
今回はベースを亀山湖にした。前回コントローラ−トラブルで写真がとれなかった場所。地図が使えず見逃した場所を主に、今回は高山林道から戸面原ダムを目指す。人力自転車時代?では考えられないルート設定である。


三石山駐車場三石山へ










アクアラインめちゃ降り雨が木更津東インターを出るころにはあがって晴れ間も見えている。恐るべし線状降水帯。
亀山ダムからいきなり濃溝の滝ではつまらないので、三石山を経由する。
距離3.6km、平均勾配5.1%。人力SAGA号ではかなり難関コースだが、E−バイクでは流石に余裕がある。
三石山観光駐車場。誰もいない。展望台と観音寺はこの先だが、駐車場が狭いので車はここを利用する。
奥の院参道奥の院へ三石山観音寺










展望台を登った後、観音寺を参拝する。山門から結構歩く。
お参りして、お寺の方に挨拶すると「本堂はこの奥で、その先にインスタ映えするパワースポットの奥ノ院がありますから、ぜひお参りしていってください」と教えてくれた。
インスタはやっていないマイナーブロガーオヤジだが、せっかくだから行ってみる。
本堂を参拝し奥ノ院へ。三石山の由来となっている大きな岩の狭い隙間を抜けていく。
絶景奥ノ院










なるほど、パワースポット的場所である。ここは縁結びで有名な場所らしい。流石縁結びは数十年前に成就しているので、本日の旅の無事を祈願する。周囲の風景は壮観なパノラマである。
真 濃溝の滝?濃溝の滝・亀岩洞駐車場










三石山を下りると『片倉ダム』に出るので、ここから広義の『房総スカイライン(県道24号)』を濃溝の滝・亀岩洞(亀岩の洞窟)に向かう。
お土産売り場や温泉場・食事処などがある駐車場の左奥に駐輪場があり、濃溝の滝見学コースの入口がすぐ横に通じている。
遊歩道を少し歩くと『濃溝の滝』の看板があるが、どこが滝なのかよくわからない。緑色の深い淵に見えるのが滝壺だろうか。
蛍が見れる木道亀岩の洞窟










写真等で有名なのは尾根の反対側にある『亀岩の洞窟』。ガイドマップなどではここを『濃溝の滝』と記しているものもある。濃溝の滝に通じるルートはないので、間近で見たければ直接川を進むしかないようだ
『亀岩の洞窟』は奥上総特有の『川廻し』という農地開拓でつくられた人口の洞である。
元流路の河床は、現在湿地の遊歩道となっており、ホタルの見える遊歩道になっている。ホタルも見たいのだが今年はもう終わりかな。

長い下りの後、香木原林道を通り三島湖方面に下り奥米の滝を目指す。標識でもあるかとぼ〜と走っていたらかなり行き過ぎて、地図を頼りに戻る。事前情報をとっておかなかったので、滝が見えるすぐ手前で断念してしまっていた。
再び引き返し淵ヶ沢奥米林道から淵ヶ沢林道を下る。距離2km、平均勾配−5.4%。苔や枯葉濡れた路面があり怖い。




豊英大滝渓谷へ










清和県民の森オートキャンプ場からロッジ村へ行く途中に大戸場滝、通称『豊英大滝』がある。前回橋の上から見ただけだったので今回は下りていく。雨水で泥状になった悪路を下りていくが、滝が見える手前で道もなくなった。
滝は子供たちの声が響きわたり、家族連れでにぎわっていた。滝の正面を撮るために裸足になり川の中ほどまで歩いた。気持ちいい。
遺産?
再びオートキャンプ場方面からR410を左折、峠に向かうが500mも走ると天候が悪化したため、戸面原ダム行きを断念し、R410を三島湖方面に戻る。眦翅臑譴良玄韻鮓つけて停車中にいよいよ危ない雲行きになった。いったん降り出すと数分たたずして土砂降りとなる。あわやのところで広い歩道のあるトンネルに退避できた。
新豊英トンネルの出口付近でCVSの携行食料で昼食をとる。
滝のような雨は30分も経ずしてやむと青空が見えてきたので高山林道経由戸面原ダム行きを再度決行する。先ほどの引き返し地点から僅か500mほどで高山林道に通じる淵ヶ沢林道支線入口があった。
ところが登り始めてすぐに全面通行止めの柵。そういえば反対側の淵ヶ沢林道分岐点にも全面通行止めで柵があった。前回に続き今回も林道通行状況等の下調べは行っていないが、昨年の台風15号・19号・10月豪雨の被害復旧が進んでいない箇所も多い。事前調査はすべきであった。
これ以上の迂回は時間的に無理なため、またまたR410を引き返す。県民の森入り口前を何回通った?!。

後半に続く

当ガレージでもリンクさせていただいていた『ピンポイント天気予報』さんが今月末でサービスを終了する。
市区町村ごとの天気・気温・降水確率・風向風速等を3時間単位でイラスト表示してくれている。
「夕立時でもないのに何故、晴と晴れの間に強い雨が入るんだ」なんて言う科学的根拠のない突っ込みは別としても、一日サイクリングに際しては必ず参考にしていた便利なサイトであった。

体力の全くないオヤジにとって"風向・風速"は最大の友であり、最大の敵でもあった。毎回ルート選定についてはこの風向きと風速予測をおおいに参考にさせていただいた。
E−バイクになり、最大の敵は風から雨に変わったが、やはりサイクリングはベストな天候で臨みたいもの。
ルートラボ、ピンポイント天気予報とサイクリングの強力なアシストが次々いなくなってしまうのは寂しい。

また新たなサイトを見つけなければならない。

>Pinpoint Weather Japan will be closed to all users from July 31th, 2020. Thank you so much.

>ピンポイント天気予報は2020年7月31日にサービスを終了いたします。長らくご愛顧いただき、心から厚く御礼申し上げます。

いえいえ、こちらこそ本当にお世話になりました。どうもありがとうございました。



8月4日追記
あれ?7月31日で終了じゃなかったの‥‥https://weather.tmyymmt.net/bp1/w/660.html

8月10日追記
終わってましたね。7月31日にしっかり8月8日の予報まで出して。
ありがとうございました。

体にディズナ70m73°ステムジャストフィットでセッティングしてきたはずのSOMA『嵯峨号』であったが。RX−Eを乗るようになってから、ブレーキの位置がちょっと手前過ぎるのではと、感じるようになった。
現在のステムはディズナの73°/70mmステムである。
元々は80mmステムであったが、楽なポジションを求めて70mmに変更したもので、RX−Eもこの位置に合わせるべくセッティングしてきた。
しかし、RX−Eが極端なショートステムでは重たい車重のコントロールに難があるため、70mmステムが限界であり。レバー握り部のセンターからサドル支点までの長さは、実測でRX−Eが35mm長い。
ディズナステムディズナ70mとノンブランド80mmステム2長160cmそこそこの人間にとっては、35mmの伸びは、1mmに拘るバリバリのローディーさんでなくとも決定的に近い違いである。
しかしベースとなるものが変わると話も変わってくる。
SOMAのステムをストックのノーブランド80mmステムに換える。
こちらもステム角は73°であるが、ハンドル径は31.8mm用である
このラピットファイアが装着できる、バー径22.2mmの変わり種ドロップのクランプ径は25.4mm。
0.6mmアルミ手作りシム
ディズナステムのハンドル径は旧ロード系の26mm用であるから薄っぺらな0.6mmのアルミ板シムを噛ましてある。
ストックしてあるシムは31.8Φ→26.0Φようなのでアルミ板シムはそのまま使う。その上にシムを噛ませてステムをとりつける。




ノンブラステム取付ハンドルシムテムを取り付ける。スタックハイトはほぼ同じなので、コラムスペーサーは変更なし。







取付完了
付替え完了
軽く乗ってみる。
余り70mmと変わらない。80mmから70mmにしたときは、ずいぶん楽になった気がしたのだが‥‥
「ステムは長い方がかっこいい」という世間一般の固定概念に嵯峨号は当てはまらない。
コラムが長いため、ステムを延ばすとハンドルが間延びしたように見えてしまう。





ついでブレーキシューRIDEAブレーキにストックのブレーキシューも交換する。
ゴムはまだ多少残っているが、この際だから交換する。
ちなみにパッドは『ヤキマ』ではなく『シマノ』である。

作業母艦と艦載機完了。愛車3台そろって撮影。
長距離サイクリングや『2+4』シックスホイールスタイルの座はRX−Eに譲ったものの、街中のユーティリティーでは取回しの軽さ、駐輪の気楽さ等々アドバンテージを譲らない嵯峨号の使用頻度が圧倒的に高いため、メンテも欠かせない。

しかし、ホントのところ、10mm延ばした方が楽という感覚は、高速巡行のためとかRX−Eのポジションになれたからとかいうプラス思考ではなく、単にこのところのウエストの急激な肥満で、自然にとっていた前屈がつらくなった‥‥というのが真相ではないかと、自身では絶対に認めたくない仮説が、脳裏を渦巻いているところである。


ボトルケージ買ってから、600mm麦茶やスポドが装着できないことがわかったRX−E+のXSサイズであるため、ボトルケージにツールボトルをセットしていたが、過日の房総サイクリングでツールボトルの蓋を紛失してしまい、2回のライドでワンコインツールボトルをお釈迦にしてしまった。





TOOLKEG1
安いツールボトルは、通販でも送料とられるのだから、たまにはショップで買ってこようと、久々に散策に行った上野の某ショップで変わった物を見つける。
『Fabric』というメーカーの『TOOL KEG』という商品。ケージレスでフレームに直付けするツールボトルである。
お値段2,000円也



TOOLKEG2
蓋をあけると、インナーと取付用のボルトとスタッドが各4個入っている。スタッドに白と黒があるのは何故か不明。ボトルがない時の色合わせかな。







携行ツール
現在携行する工具は7種類。サドルバッグでは、ペンチとチェーンカッターがプラスされていた。
そんなに使わないけどね。







携行ツール2
セットするとどうしてもチューブが入らない。
インナーを省いても無理。前のツールボトルより細目でマウントの部分が中に食い込んでいるためのようだ。







スタッド取付
仕方がないのでチューブは別持参にする。どおせポンプは大型の『ターボモーフ』をザックに入れているし。
とりあえずボルトとスタッドをセットする。
ここで問題。マウントする位置が低すぎてツールボトルがバッテリーに干渉してセットできない。
2,000円捨てたか‥‥



QR CageMount
しかし、ちょっとひらめき、ガラクタ箱の中に昔買ったまま未使用の『トピークQRケージマウント』というパーツがあるのを思いだした。
これは本来ボトルケージをワンタッチで脱着するためのツールだが、セパレートにするためボトルケージの取付位置がずれる。
これを上向きにずらせば付くかも。


TOOLKEG3TOOL KEG』のマウント部に分割したQRケージマウントを装着する。









QR CageMount2
フレーム側のQRケージマウント。何か『オルターロック』みたいだ。
窃盗犯が勘違いしてあきらめてくれるとラッキーだが‥‥







装着完了
QRケージマウントを結合させる。
WOOON‥‥ばっちりついた。
ボトルケージに嵌めているよりすっきりした。
チューブがはみ出したことは残念だが、見た目オーライになって、まずは重畳。





少しずれている
しかし購入時から気になっていたのだが、RX−E+/XSのボトルケージホールは、真ん中ではなく少し横にずれている。これはボトルを装填した時トップチューブへの干渉を避ける、あるいはボトル脱着を容易にするためのGIANTの気配り設計だと信じているが‥‥
まさか個体の欠陥じゃないよね( ̄▽ ̄;)。



リクセンFパック2リクセンFパック1しておいたリクセンカウルの『フリーパックスポーツ』が届いた。
キャリアが好きではないオヤジは2009年に初代エクステンダーと『ショッパーコンフォートミニ』を購入して以来ほぼリクセン一本である。
赤ヘルに赤ボトルというおなじみのカットに似せて撮ってみる。
黒メットと青ボトルではあまり絵にならない。


中をリクセンfパック5リクセンfパック3あけて見てみる。以前使っていた『フリーパックメタ』よりも一回り小さい。2気室と小さいファスナーがあり、レインカバーが入っている。
レインカバーを常備しないなら、ここは小物・貴重品入れに使える。


ショッパーアリンゴ『ショッパープロ』と『ショッパーアリンゴ』を購入して以来、バック類は5年ぶりである。脚の短いオヤジにとって『ショッパープロ』をリアに装着できたTRANSIT−7とMR−4を手放してしまったため、『ショッパープロ』はお蔵入りとなってしまった。『ショッパーアリンゴ』はぎりぎりでSAGAに装着できるため、毎日の通勤用に使用している。5年間日常で使い続けているため、すっかり日焼け脱色してしまったが、大きな損傷もなくまだ現役続行できるのは流石である。

リクセンMパックSAGAよりさらにタイヤ外径の大きなESCAPEに装着できるのは、手持ちでは2012年に購入した『マッチパック』と『バリオラック』だが、『マッチパック』はタイヤとのクリアランスが少なく荷物を入れると走行中にタイヤと接触してしまう。





ヴァリオラック『バリオラック』にディパックをくくり付けて使ってみたが、こちらもディパック脱着の都度、ホイールにディパックのショルダーストラップが巻き込まれないようにセットするのが面倒だ。
『フリーパックスポーツ』なら、やはりショルダーストラップのケアがあるものの脱着がワンタッチでクリアランスも十分ある。




ジョイント2ジョイント1『マッチパック』と『フリーパックスポーツ』のジョイント部を比較。
ショッパーシリーズやドギーなどは外周を鉄のベルトで補強している。重たいがかなりの積載に耐え、耐久性も高い。『フリーパックスポーツ』のジョイントはパネルにボルトオンされているもので、軽量化されている。あまり重量には耐えられそうではない。




リクセンエクステンダー代目のエクステンダー。SAGAフレームとほぼ同時期購入だがほとんど使用しなかったので程度はいい。エクステンダーを使い続けるのは、機能性だけではない。このシルエットがSFの宇宙戦艦の後部エンジンみたいでかっこいいという子供並みの思考のせいである。このボルト穴にLEDを発光させたら、ワープするハイパードライブエンジンみたいでよかったりして‥‥




フリーパックメタは縫目の解れから大穴が開いて5年間もたなかったが、『フリーパックスポーツ』はそれよりはもってもらいたい。リクセンのバッグはけしてお安くはないのだから‥‥フリーパック装着



車載雨の予報が直前に晴れに変わった。
前夜、自転車を車のカーゴに積み込む。しかし、この本降りの雨が明日の朝にはあがるのか、俄には信じがたい。
COVID−19による他県移動自粛の全面解除によって、待ちに待った『2+4』=6ホイールスタイルツーリングを再開する。今回が初めてのエントリーである『フリード&ESCAPE RX−E+』。




千葉へ翌朝、予報の通り梅雨の晴れ間がのぞいていた。
ベースは3度目になる眤豸弌ルートは毎度の養老渓谷周回に少しひねりを入れる。E−バイクの実力体験も含め、今回は豊栄湖まで脚を延ばす。








眤譽瀬度目のベースとなる眤豸个世、実はダム本体を見ていなかったので、今回は回り道してダムを見ていく。事前情報では堤高は25mだが堤長は379mとある。379mは重力式ダムでは国内3位の高さを誇る宮ケ瀬ダムの375mより長い。ほんまかいな。






眤譽瀬爍総のダムはみなこじんまりしている。そんな中では割と立派かな。自転車でぱっと渡れてしまうのでそんなに長くは感じないが。
堤癸横毅蹐覆里杷力は感じない。水きれいじゃないな。








月駅ダムを見てから出発。コースそのものが丘陵ラインなので出発から『エコプラスモード』で行く。これでもレンジで残表示145kmある。
81号『清澄養老ライン』から月駅を経由して32号『大多喜君津線』に入る。






稜線峠付近からは最初の難関となるのでスポーツモードにする。峠の手前から稜線を走る林道になる。1.2km平均斜度6.5%。アシストでは2速がメインになる。アシストが強力でセンサーにより力の入れ具合でアシストの度合いを決めてくれるので、あまり段速数は気にせず、楽なギアを選んでいけばいい。





稜線2大福山展望台下まで往った後、稜線まで引き返し亀山湖方面に向かう。分岐点からすぐに未舗装になる。せっかくグラベルっぽくしているのだから、たまに砂利道があった方がいい。








川俣大橋山湖に下る長い下り。ブレーキかけっぱなし。自転車はエンブレ利かないから、べーパーロックやフェードは大丈夫なのかと心配する。まぁVブレーキでもかけっぱなしだとワイヤーが切れたり外れたりしないよなーって心配するから同じである。SAGAの制動力はエスケープより強いが、トラベルエージェントを介したリデアのVブレーキではRXE+の重量には耐えられないだろう。
長い下りから幹線道路に出て、赤い綺麗なアーチの川俣大橋を渡ると『亀山ダム』に着く。

亀山湖亀山ダム










亀山ダムは千葉県最大のダムである。
上総にあるダム湖はどれもみな奇妙な形をしている。蛇行が激しすぎる地形のため、そこに水がたまると投影された脳血管みたいに見える。
片倉ダム
亀山ダムから片倉ダムに向かう。
片倉ダムは貯水量では亀山ダムには及ばないがダム本体の大きさでは亀山ダムより大きい。
行ったときは放水していたが、なかなかの迫力である。







ここから『清和県民の森』を抜けて豊英湖に出るのだが、その途中で、本日の観光スポットのメインイベント、『濃溝の滝』と『亀岩洞』によっていく。

亀岩洞』の駐輪場で写真を撮ろうとしたとき、トラブル発生!
スマホの画面がいきなり落ちる。再起動するとバッテリー残量が10%に。
残り30%でRX−Eの電源出力につなげて45%まで回復していたはずなのに。

スマホの充電モードが点灯しなくなったので、RX−Eとの接続を再試行しているうちに、
RX−E側のコントローラーにエラーメッセージが点灯し充電不能となった。おまけにモードがマイル表示になって速度やバッテリー残がわからなくなった。戻そうとしていじっているうちにトリップまでリセットしてしまった。
こいつはマイル。
結局『濃溝の滝』と『亀岩洞』から先が、スマホ電欠のため撮影もルート検索もできなくなった。

そのあとは、道路標識と記憶を頼りに進むが、先の災害による通行止めが各所にあり、道が寸断されている。そこに迂回路や周辺地図でも表示されていれば助かるのだが、ただ通行止め看板のみ。
『清和県民の森山中を彷徨する。
やっと国道41号に出たが、撮影もできないので、豊英湖・三島湖を簡単に見て帰路につく。
道が分かり辛くルートを固定できない。走行距離には余裕があるはずなので、残りはスポーツモードに固定して走る。
帰路は比較的越えやすい『大多喜君津線』で戻ろうと思ったが方向を見失い、かつて散々な目にあった、160号『加茂木更津線』通称ダンプ街道を通る羽目になった。
前回ずぶぬれでトラックに泥水掛けられ、2回ノックダウンをとられて半べそで越えた2.1km斜度6.3度もスポーツモードでは十分なアシストが得られるため、さほど難なく上っていける。
疲れないサイクリングの鉄則に従い、力を入れないギアで回す。「E−バイクですというには恥ずかしいペースだが疲労度合は雲泥の差である。
峠を越えてまだ余裕があるため、懲りずに林道に入りまた道に迷う。走っているうちに圏央道にぶつかり場所が判明。眤譽瀬爛汽ぅ匹北瓩蠱戮瓩涼訖をとる。

駐車場に戻る。エスケープのエナジー残量は34%だった。
手の痺れやケツイタ・マタイタはあるものの、過去2回の養老サイクリングに比べると走行距離も獲得標高も多いのに疲労度は全然少ない。三つの山場をクリアして、尚寄り道ができる余力があるのだから、驚きである。

房総迷走して今回の教訓
1)ハイテクを過信せず、地図も持参すべし
2)E−バイクといえどもスマホのバッテリーパックは持参すべし
3)操作マニュアルはマスタ−するまで携行すべし
であった。

帰宅後、記憶を頼りに再生した走行ルート。
本日の走行  89km
最大標高  277.4m
獲得要綱  7,155.6m
2+4亀山ダム2










E−バイク初の『2+4』はトラブルに見舞われたが、それも踏まえて今後の2+4計画が楽しみになった。
奥上総のダムや湖沼周辺には見どころも多い。
次回は亀山周辺をベースにした観光サイクリングをリベンジにしたい。


オークルMレベッカの名曲ではない
現行の『O−cle(Oracle=オラクルではない、念のため)』購入から5年が経つ。当時格安ヘルメットとしては上質な作りと、正規の保安基準適合の安全性で話題になったヘルメットである。
自転車ヘルメットは《3年寿命》と言われる中、買った時から気になっていた「キノコ頭」も卒業したいし、自転車も代わったことでメットも買い替えることにした。




『OMOON1−cle』購入当時よりかなり質感の上がった格安ヘルメットがネットに氾濫している現在。平べったくて大きいO−cle型から、我が家の初代メットである『リガス』に近い小ぶりで深めのデザインを探す。
レビューを頼りに最終的にチョイスしたのが『MOON(メーカー名?ブランド名?)』という格安ヘルメット。『O−cle』よりさらに安い2,880円なり。




MOON2サイズは55〜58の”M”と58〜61の”L”。カラーは各4色とバリエーションも豊富。帽子サイズ55のオヤジはバンダナ巻きを考慮しても”M”である。赤(実は橙色)かグレー(実はマットブラック)のどちらにしようか迷ったが、無難そうなグレーにした。

届いた『MOON』。メーカー名らしい。『AIRLITE』というのが商品名のようだ。




オークル&MOON1オークル&MOON2『O−cle』と『MOON』の比較、同じMサイズ。MOONのほうがひと回り小さく、深く丸い。日本製メットに近い。
パッドのチープはレビューで見ていたので驚きはしないが、蛙パッド(おやじはそう呼んでいる内装クッションパッドのこと)が蛙になっていない。虫よけネットもない。これはインナーキャップをするからさほど問題ではない。

オークルM2早速試着する。フィット感はいい。被った見た目もキノコでない。合格。
期になるのは重量。『O−cle』の実測198gに対してMOONは236g。236g自体軽量な方であるが、オークルが軽すぎたため、被っても若干の重さは感じる。
サンバイザーが復活したので真夏には重宝しそうだ。
強度に関しては歴代メットとも実践検証をしていない(んなもんしたくもない!!)。
5年間オヤジのくさい脂汗の頭に付き合ってくれたオークルさん、どうもご苦労様でした。


MOON3ょいと重さが気になるもののMOONでの長距離サイクリングがどんな感じになるか楽しみである。
発注した時からどうもレベッカの『MOON』が頭を離れない。MOONを口ずさみながらのサイクリングになりそうだ。但し暗いトンネルの中ではやめた方がいい。
明るくいこう。時々メロディーをマドンナと間違えてしまったりして‥‥




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荒サイ試走で辛かった部分を修正する。ステ新タッグ2ムを60mmから70mmに変更。ハンドル位置を15mm程度高くして、前傾過ぎるポジションをカバー。









ポジションぼ自分にぴたりとあっているSAGAのポジションと比較。同じ幅400mmのグラベル系ハンドルにJリーチレバーとシマノSTー4725。どちらもコンパクトだがレバーの根元の太さはまるで違う。全体を包むように握れるJリーチレバーに対して、STー4725は掌が完全にスカートに乗ってしまう。これでは路面の衝撃がダイレクトに掌に来てしまう。油圧STIの宿命か。少しでも掌の負荷を減らせるか、少ししゃくり角度をつけてみる。
サドル支点は35mm長い。机上通りにはなっていないがこれが限界。できればステムはさらに10mm延ばしたい。



メーター回りジションを変えたところでまた荒サイを周回する。今までの試走でわかったことも含めて、2+4復活に向けてE−バイクの乗り方を考えていく。
葛西橋を渡り中土手の河口0kmを出発地点とする予定だったが、工事中のため引き返し、荒川右岸を船堀橋まで北上、中土手に入りスタ−ト。ここでのバッテリー残量78%からの出発である。
風向きは少し強めの西風である。往きはさほど辛くないだろが、帰路は正面から食らう部分が出てくる。


久々の開店週末までしまっていた「みはらし茶屋」が開いている。今は「キッチンとれたて」の名称になり抹茶色の看板はにんじん色に変わっている。
せっかく開いているのだから、2階でカレーを食べたいところだが、三密を避けるため(壇蜜なら避けない)弁当持参で来てしまったため、土手で遅めの朝食をとる。
20km地点では掌もお尻の痛みもない。




砂利道大好きらに足を延ばし彩湖まで行く。出発点の葛西橋から32km。彩湖の最下流部。調節池排水門から僅かな未舗装路。砂利道大好きだが、SAGAのように軽快には走れない。
この辺りまで来ると掌の痛みがかなり堪えてくる。アシストが利くので直進安定性はいいが、重たい車重を抑え込む握力も体力もないので、ポタグラで景色を見ながら走るのがいい。



休憩湖の最上部、彩湖公園駐車場で折り返し、水辺のステージ付近で昼食。前回よりは掌の痺れは減ったものの、40km弱で結構掌がビリビリ。少し休んで手を解放すると掌のいたみも一時的に治まる。丘陵地帯のサイクリングでは40kmも走ると脚が引き攣ったりするが、脚に関しては10〜20kmを走った程度の疲労感しかない。
流石にアシストである。




帰路岩淵はさきたま大橋(埼玉ではなく幸魂‥‥何故?)を渡って、新河岸川の歩道橋を渡り荒川右岸に出る。ここから今までの折り返し地点の岩淵水門を目指す。
ここまでにEーバイク2台に遭遇。VESV−JR1らしき1台とメーカー未確認のマットブラックのMTB。目の悪いオヤジは見落としているのだろうが、グラベルプラスワンは1台も発見できなかった。
これだけグラベルプラスワンやE−スポーツが騒がれているのに、荒サイはロードバイクとおっさん激安クロスの独壇場である。やはりEーバイクは奇異な目で見られる(乗っているオヤジが奇異なだけか‥‥)。
「わぁ〜かっこいい‥‥」といって抜き去っていったおねーさん、どうもありがと。

荒川河口故か河口0kmより下流にある荒サイ終着点で試走終了。
ここまでの走行75km。バッテリー残量は48%。チャージから130kmは走っている。最強のスポーツモードはほとんど使っていないが余裕のバッテリーである。
家からの距離を入れると総走行距離83km。ちょっとしたロングライドである。
脚は一度もばてたり攣ったりしなかったが、腕やお尻はSAGA号以上にバテバテである。


今回メーター回り4を含めて数回のライドでE−バイクの疲れない乗り方が少しづつわかってきた。重たいE−バイクで長距離をこなすためには、決して速く走ってはいけないのだ。条件次第では太いブロックのSAGA号のほうが速く楽な場合もある。平坦路を走っている限り日本の法基準では高速巡行メインのロードバイクにアシストをつけるメリットはないのだ。
CRでは土手や橋以外で登坂はないため、登坂マニュアルはこれからだが、平坦路での風や疲労に対するオヤジなりのスタンスは出来上がった。全く体力も脚力もない人間(少しでもスポーツバイクに乗る体力があればE−バイクより『いいバイク』を買った方がよい)の乗り方である。


E−BIKEのオヤジ的乗り方。(GIANT ESCAPE RX−E+の場合)

1.メーター回り2【基本的にはエコモードで走行
「アシストオフでも普通に走れる」のがE−バイクの売りだが、同じティアグラで10kgの車体と20kgの車体は同じではない。エコモードで初めてノンアシストバイクと同等なのだ。
アシストオフは追い風の時か、鍛えたい(たくもないが)とき、もしくはバッテリー切れで( ノД`)シクシク…のときだけである。

2.【巡行は20km/h〜23km/hをキープ
ローディーさんに抜かれるのは当たり前。ムキになって煽ってくる『激安クロス』も相手にしてはいけない。25km/h以上でアシストが切れるとE−バイクは『激安クロス』よりアブナイバイクになる。
アシスト範囲で有効最大限にアシストを使うことが長距離を楽に走るうえでの鉄則である。

3.【原則ノンアシストと同等のギア比で走る
短い登坂や緩い坂などはハイギアでもアシストが利くのでそのまま行けてしまうが、これはNG。メーカーは自転車への負荷を指摘するが、結局は力を入れてしまうため「速くではなく楽に走るという原則に反する。普段のギア選択に対してアシストしてくれて、はじめてノンアシストより楽になるのだ。

4.【休憩タイムはノンアシストと同じ間隔で取る
上記の走り方ならば、脚はほとんど疲れない。しかし腕や掌への負担は倍以上である。また脚は楽でもお尻の辛さは同じである。車重が重いので脚以外の疲労はノンアシストバイク以上に蓄積する。こまめな休憩はやはり必要である。脚が楽な分ほかの部分は余計堪える。
走行計画はノンアシストと同じに設定し、時間・体力・バッテリーに余裕があればサブクエストを用意実行すればよい。


E−彩湖ルートバイクにしたら、6時間コースが5.5時間にはなるかもしれない。しかし半分の時間や倍の距離にはならないのだ。もしなるとしたら、今まで乗っていたバイクの選択やメンテを誤っていただけである。




2+4新タッグ解禁になると、サイクリングコースのメインは丘陵地になってくる。
SAGAのギア比3.45〜0.90に対してRXE+は4.00〜1.29である。アシストは1.29−0.9の差を埋めた以上の余裕を出してくれるのだろうか。
「上れなければ押し歩く」を今までの登坂原則にして来たが、倍の重さのE−バイクでそれはできない。
E−バイクがその機能の真骨頂を見せるのが登坂である。
RXE+がどのくらいのアシスト力を発揮してくれるか楽しみである。



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『COVID−19』の感染拡大の危機で緊急事態宣言が間近に迫り自粛が急速に広がる中、我が家に念願のE−バイクがやってきた。

ESCAPE 4エスケープRX−E+』。クロスバイクの代名詞ともいえる『ESCAPE』の名を頂くGIANTのEーバイクである。我が家では10年前の闘病生活の糧となったGIANTの名機『MR−4』の後継車となる。
『YPJ−ER・『ロードレックス6180と三つ巴選択の中で、オヤジにとってまさにカスタム不要、理想のコンセプトと思われた『ロードレックス6180』が、サイズ不適合と航続距離の短さで候補落ちせざるを得なかったため、YPJとエスケープの選択に数か月悩むことになる。




ESCAPE 7方の購入費と購入後のカスタム費を合わせると、総費用はほぼ同じになったため、デザインとカラーリングにアドバンテージを持つエスケープに軍配を上げた。
エコモード225km/1chgのカタログ値は、YPJ−ERには及ばないものの、オヤジ的乗り方でのシュミレーションでも100〜150kmの走行は十分可能であり、1チャージでの2+4にも十分耐え得るとの判断でもある。




不要ESCAPE 1不急の外出自粛、他府県への移動の禁止などの緊急事態宣言の中、荒川CRを走ってセッティングや走り方を実践していく。
どんなハンドルもOKな『ソーマサガフレームと『RXーE+とのTT長の差は+18mmだが、『Jリーチレバー』と『ST−4725』のグリップ位置が+25mmあるため、合わせて+43mmとなってしまう。フレームのSサイズとLサイズほどの差が出る。
シートのオフセット・ショートステムとショートリーチバーで机上では+13mmに留めている。手・尻の支点長はノーマルYPJ−ERのSサイズよりも短縮しているが、流石に60mmステムはハンドルが暴れると重たい車体の抑えが利かなくなる。重量のリスクが出てしまうため少し伸ばした方がよさそうだ。

家かESCAPE 10ら河口・赤羽経由で荒川CRをひと回りすると約55km。大体往きは追い風だが復路はその逆になる。特に河口に近いと強い海風に向かうことになる。人チャリでは16〜7km/h巡行を強いられる強風でも電チャリは20km/hの巡行が可能になる。健脚諸兄にはアシストを使って+3km/hの20km/hかと嘲笑を受けるが、疲労困憊になる17km/hと脚にほとんど負荷のかからない20km/hは雲泥の差である。
早く走ることがEーバイクの目的ではない。如何に様々なコンディションにおいても疲労度を減らし、長距離をムリなく走れるかである。
しかし、脚への負荷が減った分丸々楽にならないE−バイクのデメリットもある。その重量故の取り回しの負荷である。脚が楽な分、手や腕への負荷は倍増した。

この辺のハンデも含めて、2+4も踏まえた乗り方をレポートしていきたい。



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3年前に腰を痛めて以来、自転車の遠乗りが辛くなってきた。自転車に乗ることそのものが腰に負担をかけているわけではないが、腰痛による運動不足が自転車の遠乗りをより辛いものにする悪循環が続いている。
20試乗車2FREE-POWER-display-mechanism-panel18年。フリーパワーのセンセーショナルなTVレビューは、オヤジにとって最も忌嫌う充電という行為のない、バッテリーという重石もない理想のメカと思えた。しかし搭載された自転車のコンポはターニーやアルタスクラス。スポーツバイクが11速主流の時代に対して組み合わせ可能なギアは8速まで。スポーツバイカーからは「オーバルリングのほうがはるかに効率的」と見向きもされない始末。せめてティアグラやディオーレグレードとフューズできるハイエンドモデルを期待したが、頭を冷やして考えれば「そりゃ意味ないよ」という意見は自明の理である。
メーカー自身のセールス展開が明確にあらわしている。

ということで、オヤジが極小の自己パワーの均等消費志向から、充電という従属的依存行為と、「20kgのママチャリに耐えられなくなって、10kgのスポーツバイクの道に入った」という経緯の逆行をあえて許容して『電チャリを買おうかな』と考え出していたころ。

自転E-BIKE1車業界でも『E−BIKE』というキーワードに席巻されていた。
クロスバイクやミニベロ風フレームに従来のママ電ユニットを搭載したモデルはすでに広く市場に投入されていたが、欧州はすでに本格的E−バイクが市民権を得ており、日本も『ヤマハYPJ-R』から始まった本格E−バイク(って言っていいものか?)が『YPJ−ER』に至り、最長242km/1chgという充電拒絶人間には最良と思われるユニットの出現に至り、「これならE−バイクにしてもいいんじゃない」という結論になった。
国内外の主要メーカーから大容量バッテリーを搭載しロングライドにも十分対応できるモデルが次々に発表され、選択範囲も広がった。


40E-BIKE3E-BIKE2年前より車もバイクも『デュアルパーパス』がキーワードだったオヤジだが、若いころのように四駆やオフロードバイクで林道やダートを走り回っていた体力も気概も失せてしまった。しかし、せめて現在の趣味の自転車については雰囲気だけでも『グラベル』を味わいたい。何より太目のブロックの低圧による振動吸収と路肩や歩道路などでの安定性のほうがサイクリングに有利との経験に加え、昨今のグラベルロードブームも煽る結果となった。


E−バイクはけして安い乗りものではない。しかも性であるいじくり趣味が出てしまうと、色々とカスタムもしたいと思うところだが、アシストサイクルには法的制限や形式認定等もあるので、今までのように好き放題にやるわけにもいかず、リスクもあるためそれなりの費用もかかる。
買うなら定年で退職金が出るときしかない。
退職金で車の買い替えも考えていたので、車選びと並行してE−バイク選びを進めた。

『COVID−19』の感染拡大の危機で緊急事態宣言が間近に迫り自粛が急速に広がる中、我が家にひっそりとE−バイクがやってきた。

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CM2019-2CM2019-1週の土砂降りの雨に行ったビッグサイトの東京モーターショーと打って変わり絶好の自転車日和の中、幕張メッセの『サイクルモード2019』に行ってきた。
2+4、6ホールスタイルが我が家でもサイクリングの主流となった現状では丘陵地や山岳地を除いたコース設定が不可避となってきたが、体力が全くなく、腰痛もちのポタリストにとって、わずかの距離の『平均斜度7度』ですらもう地獄への最短路である。


CM2019-3リーパワーが一過性の話題で終わってしまいスポーツ系へのデベロップメントが全くの期待外れに終わってしまったため、いよいよE−バイクの購入を考え出した今日この頃である。
特に当もないのでまずはひと回りして雰囲気を見る。ほぼ毎年来ているので20数年ぶりのモーターショーのような劇的なカルチャーショックはないが、気が付くと一頃のような『バリバリルック』のお兄さんおねーさんオジサンが少なくなったような気がする。みな結構カジュアルな普段着で来ている。確かに一頃に比べて、パーツも含めたバリロー系が少なくなっている。グラベル系とE−バイクがさらに幅を利かせてきている。



近年CM2019-26CM2019-10は『旅』『グラベルロード』『E−バイク』の3ワードが増長してきているサイクルモードであるが、今年は特に顕著にも見られる。
まあ、オヤジ的には喜ばしいことではあるが、求心力を失い形骸化したモーターショーの轍を踏みつつあるのではという不安もある。アンチではあるがロードには頑張ってもらいたい。
しかし、これだけ騒いでいるグラベルロードとスポーツEバイク(ママ電ではない)を巷で全然見ないのは何故なのか。

CM2019-7もあれこまないうちにヤマハのコーナーへ行って、昨年乗り損ねたYPJ−ERを試乗する。待ち時間はそれほどない。
Sサイズを試乗。前回の試乗時でまずSTIに慣れることで周回を終わってしまったが、このところSTIにもなれたので初めから一気に行く。
19.6kg近くある車体だが持って歩かない限り重さは感じない。ハイギヤードからの加速は乗っていて笑ってしまう程。しかも親父の1日走行は150km以下なので、モード切替をうまく使えば山岳路を考慮してもバッテリーは1日もつだろう。これは車の購入予算を削ってでも欲しい。
難はタイヤが細いこと。650✕42くらいがちょうどいい。ギアもシングルのほうがいい。ライバル1がつけられるといいのだが、電チャリは構造や法規制もあり自由なカスタマイズに制限が出る。まあそれをカバーするためのアシストだけどね。

CM2019-18CM2019-8かにも何台かE−バイクを試乗。ぜひとも欲しい反面、正直E−バイクに手を出すのは危険だと思った。E−バイクに慣れてしまうということは、他の自転車から隔絶されることを意味する。ほかの自転車では遠出はできなくなってしまうのである。





CM2019-4CM2019-5のほかの恒例のパーツコーナーも見て歩く。今コンポで唯一興味があるのがスラムライヴァル。グレード的には105と同程度のミドルになるのだろう。ロードコンポでありながらグラベルに対応したMTB並みのシング10−42の守備範囲をクリアしてしまう。
東京サンエスのブース。最近追っかけていないけど隙間を狙ったアイデア商品は健在だ。愛車のベースフレームである『SOMA−SAGA』がカタログ落ちしたのは寂しい。我が家の歴史遺産が1とつ増えた。



CM2019-29CM2019-19ルクラムのブース。去年は回転輪宝を回して合掌したのだが、今年のディスプレイはちょっとそれをやるのは恥ずかしいレイアウトである。
愛車の次期タイヤは現行のカザデロかWTBと決めているのだが、車の次期タイヤとしてピレリのチンチュラートを検討しているため。ふと自転車タイヤのグラベル用チンチュラートも覗いてみた。



今回CM2019-13CM2019-11はキャノンデールや、前回すっぽかされたKONAバイクも出展している。キャノンデールは本当にちょい役の友情出演て感じだ。コナはMTBメインだ。コナもついにE−バイクに手をつけた。憧れだったローブLTDがカタログ落ちしてしまっていた。
NRB/DLは健在のようだ。試乗車もあったようだが気付かず残念。



CM2019-15のコーナーはBBベースや6ホイールの自動車メーカー・パーツ関連も含めて充実してきている。千葉・茨城のブースも頑張っている。今年サイクリングで走ったところが、一連の台風で大きな被害を受けている。心苦しいところであるが懲りずにまた行くのでぜひ頑張っていただきたい。






CM2019-16CM2019-14まなみはゆっくり時間をかけていきたいところなので、今は定年後の楽しみにしているが、どうも最近MR−4で完走できるか不安になってきた。でもここはやはり自分の自転車で走りたいから。それまで何とか体力が続くよう頑張らないとならない。
知らないサイクリングロードが結構出てきている。久比岐自転車道のブース。キャラまで作って宣伝してるけど何処?上越市と糸魚川市を結ぶルートで旧北陸本線跡地を整備したらしい。日本海の雄大な景色や昔のレンガトンネルも楽しめるようだ。ぜひ訪れてみたい。


CM2019-28CM2019-17て昼食である。今年もケバブが出店していた。自転車ショーにケバブ目的で来るわけではないが、これがあるとうれしい。もちろんケバブサンドである。






CM2019-27気もよく屋外でのイベントも盛りだくさんなのだが、先週に引き続き腰痛が出たため断念。モーターショーもサイクルモードも4〜5時間が限界のようだ。
自転車だと5時間以上乗っていても平気なのに、荷物もって2〜3時間立ち歩きするともうダメなのは何故?。医者が軽いサイクリングはリハビリにいいといっていたが、やはり自転車は人にやさしい乗りものなのか。もちろんロードでバリバリに走り込んではダメなようである。

車も自転車も退職金が出る定年時が最後のチャンスなので、それに向けて今後のライフスタイルをかんがえていく時期のサイクルモードは単に今までのパーツあさり・掘り出し物あさりとは違い、老後とか趣味とかいうキーワードがついに入ってきてしまったのかを意識するイベントとなった。


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久々の『2+4』 
2+4奥久慈 1宅からにしろ、輪行・2+4にしろ近郊で思いつくところはいき尽くしてしまった観がある。あとは山岳サイクリングや峠越えしかないのだが、斜度が3度を超えるとNGになってしまうおやじにとって、もはや山岳や峠越えしか残されていない関東近郊は選択の余地は少ない。
今回は突然思いついた竜神峡・袋田滝めぐりを決行する。この地域は竜神橋開通当時にいったきりなので25年ぶりだ。





『22+4奥久慈 2+4』でキーになるのは『ベース』。長時間車を離れるので、なるべく人目があるところ。長時間停めておいても文句言われず、できれば無料がいい。自動開閉ゲートや開閉時間が厳密なパークはNGだ。地方の公園やスポーツ施設の駐車場は無料でゲートがないところも多い。だだっ広いところが多く自転車の積み下ろしにも周囲に迷惑がかからないからこのような場所を選ぶ。
今回のベースは常陸大宮市の山方宿の清流公園。昼間はキャンプやBBQ・つりなどで賑わう。
ここから岩井橋を渡り県道29号・36号を経由して県道33号で『竜神大吊橋』に立ち寄り、同県道で大子町に入り『袋田滝』を散策した後R118で山方宿に戻る。山地地帯ではあるが、行程は60km。4月の養老サイクリングと比べても走行距離で15km、標高差で90mあるものの、獲得標高・平均斜度はほとんど変わらない。あとは気温と風向き次第である。

2+4奥久慈 42+4奥久慈 3流公園駐車場をAM7:30出発。岩井橋を渡ると起伏のある丘陵道路になる。
ここは丘陵地帯特有のなだらかな起伏の上下が続く。






2+4奥久慈 5道36号に入ると小さな峠を越える。距離2.2km、平均斜度5.8度。最初の難関である。脚力の全くないオヤジは強く踏み込むと一発OUTになってしまうため、ローギアでゆっくり上がる。
何とか脚タッチなしで上り切ると麓までつづら折りの下りみち。天国〜ぅって言いたいが長い急坂はことのほか怖い。






2+4奥久慈 62+4奥久慈 7道33号の竜神大吊橋入口までは気持ち上り程度の行程だ。竜神大吊橋入口から頂上のm第一駐車場までは1.4km平均8.1度ある。歩いて登りたいくらいだが、5〜600m手前の本宮神社の参道から上っていくと平均斜度は7.1度だ。ここもなんとかノータッチで上り切ると優雅で巨大な竜神大吊橋が目前に見える。
ここはバンジーでも有名だが、今日も入れ替わり多くの人がジャンプに来ている。





2+4奥久慈 82+4奥久慈 10長(支間長)375mは歩道吊橋としては全国でも有数の長さである。竜神峡の絶景や奥久慈のパノラマ展望が素晴らしい。ふるさと創生の一環で建造されたのだが、開通当時から不思議なのは「この橋は橋としての利用価値ってなに」ということ。両岸に集落はなく生活橋としては存在価値0である。登山道も湖畔に近いところを通っているので対岸に行くならダムを渡ればいい。
要は片道の観光橋なのである。




2+4奥久慈 112+4奥久慈 9ヤジは心臓が弱いのでバンジーはできないが、スリルだけなら小中大滝(小中というところにある大滝)にかかる『けさかけ橋』で十分である。
せっかく来たのだから竜神ダムにも行って見よう。
ダムへは一旦県道まで戻り竜神川を渡り対岸からまた登っていく。竜神大吊橋から見るとテーマパークの小さいお城みたいに見えるが、近くで見るとなかなかどうして立派なダムである。堤長90m、堤高45m、有効貯水量は2,700千㎥ある。
ダムの中央に巨大なスクリューみたいなものが見えるが観光放水でもするのかな?


お茶2+4奥久慈 12タイムしたいと思ったのでダムの手前にある『竜神カフェ』による。開店がAM11:00でまだ15分早かったが、飲み物だけということでわがまま言って入れてもらった。








2+4奥久慈 142+4奥久慈 13神峡を後にしてR461に合流、大子町を目指す。常陸太田市と大子町の境界が本日の最高点318m。ここも行けると思ったが、頂上まで200mほどのところで久々のこむら返りのためストップ。無理せず木陰で小休止。
再スタートして大子町に入る。ここからは長い下りである。





2+4奥久慈 162+4奥久慈 15木に『華厳滝』があるなら、うちには『袋田滝』があると茨城県人に言い放たせる名瀑『袋田滝(ふくろだのたき‥‥フクロダタキと読んではいけない)』である。
前途の『華厳滝』、和歌山の『那智滝』とともに日本三大瀑布の一つに数えられる。
観瀑台までは長いトンネルを抜けていく。途中にある『恋人の聖地』何て言うモニュメント。いつできたんだ。オヤジがぼおっと一人で突っ立っていたら『恋人』でなく『変人』である。




2+4奥久慈 182+4奥久慈 17ンネルはそのまま岩肌をくりぬいた観瀑台に通じている。水量が多い時期ではないようだが、下から見上げる大瀑布は迫力満点である。







2+4奥久慈 212+4奥久慈 19瀑台への通路の奥に『第二観瀑台』のエレベーターに通じるトンネルがある。前回(25年前だが)来た時はなかった。エレベーターは2基。直通階段はないようだ。
第二観瀑台からは下からは見えない四段の滝の全容が見える。スタッフさんにいつできたのか尋ねたところ、11年前の2008年とのことだった。





2+4奥久慈 20晴らしい名瀑にケチをつけるわけではないが、『日本三大』の基準ってなんなんだろう。高さ?幅?水量?認知度?どれもお国自慢の三大瀑布に優劣をつける必要はないが、『称名滝』が『三大‥‥』に入らないことには違和感がある。あくまでも個人の感想ですが‥‥







2+4奥久慈 232+4奥久慈 22めの昼食をとって、帰路となるR118を山方宿に向かい南下する。久慈川の谷合に沿って走る水郡線。どことなく故郷の奥会津にも似た風景で懐かしさを感じる。






152+4奥久慈 24時を少し回って清流公園に帰還。朝は誰もいなかったのにこの時間は結構賑わっている。

本日の走行 66km 
普通のロードバイカーなら何でもないルートのようだが、足腰の弱いおやじバイカーには結構辛かった。
いよいよE−バイクかな‥‥




竜神橋・袋田滝



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圏央道稲敷へ013年9月以来2度目の『霞ヶ浦(西浦)』6Wheelサイクリング。
今回は内陸の江戸崎がベースになる。
圏央道が相互通行ながら開通しておりアクセスがとても便利になった。東関東道周りのルートだと思っていたが、ナビ検索すると常磐道経由と出た。稲敷ICを下りると江戸崎市街まではわずかな距離である。





小野川船溜まりつて中世近くまで存在していたという坂東の巨大湖沼『香取海』の内湾の一つであった『香澄流海(かすみながれのうみ)』の名残である霞ヶ浦に流れ込む河川である『小野川』沿いの『江戸崎リバーサイド公園(通称かぼちゃ公園‥‥なんでだ??)』についたのはAM7:00。
公園の前に広がる小野川は船溜まりのように広くなっているが、かつてはこのあたりまで霞ヶ浦の広大な内湾が広がっていた。
江戸崎は霞ケ浦の水運の要衝として栄えた街だ。



かぼ新利根川ちゃ公園を出発し、R125と合流し東進する。R125に並行し新利根川が流れている。利根川本流の水量を分散するため開削された放水路だが、現在は灌漑用水路となっている。







新利51号の陸橋根川に沿って霞ヶ浦右岸に向かう。カントリーライン(素直に訳せば田舎道である)の稲敷大橋を渡り『本新島干拓地』の護岸道路を行く。以前来た時は未舗装部分が結構あったが流石に完全舗装になっていた。
常陸利根川を渡ると潮来市に入る。潮来市から行方市を抜けて『北浦大橋』に向かうルートはこの地を訪れる際の定番ルートである。





眼下の北浦へ昌潮来線は、はっきり言って何もない田畑と雑木林の退屈な一本道だが、荒井行方線に入り、丘のトンネルを越えると目の前に雄大な北浦が開け、景観工学のお手本のような北浦大橋が現れる。







北浦大橋2北浦大橋3内の様々な絶景、景勝地もいろいろ訪れているが、初めてこの道を通った時の、事前の情報も期待感も全くなかったところに突然現れたこの風景は茨城県の中で最も感動し気にいった風景となった。






鹿島灘潮騒はまなす公園大橋を渡り、北浦左岸を護岸沿いに走る予定だったが、天候もよくなり汐風が漂ってくると急に海が見たくなった。
予定変更。最短で海に出るルートを探し、北浦湖岸通りから一本松通りという道を抜けて、『潮騒はまなす公園』を経て角折海岸に出る。
やはり初夏の海はいい。




角折海岸の付近には一定区間ごとにマッシュルームのような人工岬がある。侵食防止のための施設である。何故か脳のCTスキャンを連想してしまうのだが、名称は『ヘッドランドというのではさもあらん。
防潮堤の真正面にはやや発育不良のマッシュルームがあり、何やら像が見える。検索してみると『はまなすの精』の像のようだ。





周囲はまなすの精像には釣りやサーフィンをしている人がまばらにいるが、この付近は遊泳禁止となっており、現在写真を撮っているところも本来は立ち入り禁止になっている。
全く観光施設もないこの場所に、この像何のために立っているのだろう。






海岸北浦大橋で中食と小休止、再び北浦湖畔に出る。
距離と時間を費やしたため、北浦左岸を南下し鹿島経由で戻るルートを断念。もと来た道を引き返すことにする。風向きが変わり、そのほうが追い風に乗りやすいこともある。体力が全くない身では、せめて風位は味方につけないとまともに走ることすらできない。
再び北利根橋を渡りカントリーラインを浮嶋方面に進む。




景行天皇行在所景行天皇行在所案内板年前に偶然見つけた『景行天皇行在所跡』に再度赴く。『浮島』は、昭和になって干拓により地続きとなったが、景行天皇の御世とされる古墳時代前期には、浮島も一つの大きな島でなく、現在のいりくんだ台地が島となって複雑な地形だったのかもしれない。
第12代景行天皇は、日本武尊の父にあたる。実在を疑問視されていること以上に、交通手段もない当時に、蛮地といえるようなヒタカミまで大王が行幸したのかというほうがよほど疑問である。



往き神宮寺城址2神宮寺城址は何気なく通過したしまったが、帰路で神宮寺城跡の案内板があったので、ちょっと立ち寄る。
解説によると神宮寺城は南北朝時代の城である。案内板には戦国時代のことがかかれていないが、遺構が形をとどめているということは戦国から近世にかけても何らかの形で使われていたのかもしれない。古城探索も古墳散策と同様今は適した時期ではない。古城マニアならば寒冷期に散策に来たいものである。


江戸崎市街回江戸崎をベースにしたのは2つの理由からである。
一つは江戸崎不動院を参拝すること。もう一つは古墳らしき地形を確認することである。
大正橋を渡り右に行けばかぼちゃ公園だが、橋を直進し旧市街のメインストリートを北に向かう。
昔ながらの商業地であるが、ほとんどの店が閉店か廃屋になっている。市街の外れには大きなショッピングモールもあるので住民が消失しているわけではない。街には鉄道駅もないために中心を維持するものがない。空洞化の際たるものである。
かつてはにぎわっていたであろう旧市街を抜けて不動院に向かう。


江戸不動院仁王門2不動尊院仁王門崎のメインストリートの横に、古式蒼然とした山門がある。江戸崎不動院の仁王門には巨大な仁王像が安置されている。
この山門からはかつて盛隆を極めた大伽藍を彷彿させる。






江戸不動院仁王門3不動院仁王門4崎不動院の名が知られているのは、後に『黒衣の宰相』と呼ばれる『天海大僧正』が天正18年より17年間におよび住職を務めたことによる。住職当時は隋風と名乗っていた天海僧正は会津の出身で芦名氏ゆかりの人物とされている。天海僧正を招いたのも当時この一帯を支配していた芦名氏である。
同時に天海僧正は明智日向守光秀の後身ともいわれている。光秀は土岐氏の一族である。実は芦名氏の前にこの地を治めていたのは土岐氏の一族であった。そういう意味でも一度は訪れたい場所であった。

山門不動院から小野川を望む長寿坂石段をくぐり結構きつい長寿坂の石段を登ると眼下には江戸崎の街、ベースとしたかぼちゃ公園とその先の小野川が一望できる。長寿坂の名は奇しくも、生き延びた光秀が得度したとされる飯室谷長寿院と同じ名である。
長寿院は昔オヤジも訪れたことがあり、隣接する松禅院には有名な『光秀寄進の灯篭』がある。



不動江戸不動院院の本堂は山門とはうって変わって新しいこじんまりとした造りだ。ご本尊は不動明王。千手観音が守り本尊のオヤジではあるが、お不動さまは我が家のお守りでもある。まずはお不動さまに手を合わせる。
「のうまく さんまんだばさらだん かん」
カミさんの守り本尊がお不動さまなので、御朱印をお願いした。
天海和尚が住職だった当時、また寺が最盛期だったころの伽藍や街並みに思いを馳せて不動院を後にする。
いつか『北関東三十六不動僔霊場』巡りもしたいものである。



もう前方後円墳??一つの目的は江戸崎周辺の古地図を見ていて偶然見つけた地形。これどう見ても前方後円墳でしょ。しかも墳丘を囲むように道路が周囲を囲んでいるようにすら見える。
現在の地図では『江戸崎城趾』とある。古墳とは描かれていない。遺跡として調べても出てこない。古地図では大きさがわかりずらいが、現在の地図で見るとかなり大きい。台地の一部を古墳にしたとしても、霞ヶ浦周域で最大かつ関東有数の大型古墳船塚山を遥かに凌駕する規模である。




江戸崎城趾2江戸崎城趾1の古墳状の地形がどんなものか見てみたい。
前方部のような地形に向かう道を上ると江戸崎城跡の案内板があった。ここは二の丸と本丸を隔てる空堀だったようだ。本丸に上る石段がある。






江戸崎城趾3方部状地形の頂上は広大な広場となっている。地形がならされていたとしても大きすぎる。これが古墳なら、オヤジが実際歩いた墳丘の中で最大の『造山古墳』並の超弩級墳墓である。しかも古地図で見る後円部状地形は開削されて学校の校庭になっている。やはり前方後円墳らしき地形は偶然の代物であった。
江戸崎城は土岐源氏の流れをくむ土岐原氏により築城された堅牢であるが、小田原の役で北条についたため落城し、芦名氏の支配する処となった。芦名氏が秋田に移封となり廃城になった。
芦名氏が隋風和尚を招いたとき、土岐氏ゆかりの人物がいたかは不明であり、ここでは「天海=光秀」につながるものは見当たらない。
幻の巨大古墳を後にして帰路につく。

本日の走行:自転車  87km
北浦左岸・水郷経由は断念したが、結局走行距離は当初予定より伸びた
本日の走行:車    164.6km エアコン故障で帰路は暑かった。帰路は東関東道・京葉道路経由にしたが、結局8km以上遠回りであった。
                                    予定                           実走
実走ルート予定ルート



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