豊英ダムこれじゃわからん










計画ルートでは、戸面原ダムを経由して、R465から眦耄啼擦貌り、眦翅臑譴魴侏海兄暗膰佇面に抜けて、豊英ダムに向かう想定だったが、堂々巡りの末R410を三島湖方面に向かう。しばらく走ってまた豊英ダムを通りすぎたことに気付く。また地図を頼りにゆっくり引き返す。地図の道を入ると看板が空を向いていた。国道からは見えないしこれじゃわからん。

通行止め眦耄啼











豊英ダムから三島湖に向かう途中、三島神社の大きな鳥居をくぐっていくと眦耄啼擦妨かう道と合流する。この道が眦翅臑譴忘任盒瓩の啼擦任△襦0貮凜澄璽箸残っている情報もあったが、せっかくのなんちゃってグラベルだし、人もバイクも泥だらけだからいいでしょう。
最初のトンネルを抜け、やっと「らしくなったなー」というところでまた通行止め。これで4カ所目。ま、予定通り逆方向から入ろうとしても同じだったろうからしょうがない。
引き返して三島ダムに向かう。
三島ダム


三島ダムは、今日訪れたダムの中ではちょっと毛色が変わっている。ダムマニアでなくとも他のダムとの違いがはっきりわかる。他のダムが『重力式コンクリートダム』なのに対し、三島ダムは『アースダム』と呼ばれる古来からある盛土式のダムである。写真の堤はダム本体ではなく脇の取水口である。
ダム本体の脇にはYouTubeなどで多く紹介されている、変わったトンネルがあるので行ってみる。


曲がっている梅ノ木台隧道(L字トンネル))










『梅ノ木台第一隧道』。この先にも民家はあるので軽自動車なら通れるくらいの素掘りのトンネルである。心霊スポットというわけでもない。夜中ならともかく、自転車では路面コンディションのほうが怖い?
このトンネルは入っていって周囲が暗くなるといきなり前が壁になる。壁の近くに行くと隧道はいきなり右に折れて出口が見える。通称『三島湖のL字トンネル』と呼ばれている隧道である。

横坑梅ノ木台隧道










そして、連なるように続く次のトンネル『梅ノ木台第二隧道』。直線だが第一隧道より長い素掘りトンネルである。ある意味こちらのトンネルのほうがL字トンネルよりエキサイティングである。
このトンネル、途中に人がすれ違いできる程度の幅の横坑がある。進行方向後ろから見て左が横坑である。写真では本道はすごい急勾配に見えるが、アングルと地層面が見せるトリックである。

八雲神社横坑出口











この横坑を抜けると、崖をくりぬいたような場所に祠がある。
『八雲神社』と地図表記されているが、祠や周囲にはそのように記されたものは見当たらない。昔からここにあり以前は河岸から参道があったのか、元々は下にありダム水没のためここに遷宮されたかなのだろう。

ダム上より

三島ダム上より祠付近を撮影。わかりずらいので落書きをした。因みに手前の草ぼーぼーが三島ダム本体である。
余談だが、帰路の隧道の中で『不気味な黒猫』もとい、ヤマト宅急便の配送員さんとすれ違う。道は隧道の先500mほどの民家の先で終わっている。この写真を撮っている場所の後方の駐車場に宅配便のトラックが停まっていた。
配送員さんは往復1.5kmの距離を荷物を手に持って歩いて届けに行くのだ。本当にご苦労さまです。

奥米橋

さて、ダムを後にして三島湖畔沿いに最後の難関『大鹿倉林道』を目指す。登坂区間1500m・標高差121.5m・平均勾配8.1%。E−バイクでなければ悪夢の登坂になるところだ。
ダム周辺には釣り船宿が多数あるが、ほかに目立った観光施設はなくひっそりとした佇まいである。
奥米橋を渡ると奥米トンネルがある。
この道は、午前中に下りてきた『淵ヶ沢奥米林道』へと続く。

不思議な側坑奥米トンネル










『奥米トンネル』。YouTubeなどでは心霊スポットのように取り上げられているが、昼間に自転車で通る分には特に不気味さや薄気味悪さはない。オレンジ光は薄暗い白色光よりもよほど明るい。
ただ気になったのが側面に開いている複数の穴。これは何だ?。ちょっと気になったので、下りて自転車のライトで照らしてみた。
少し堀抜かれているだけかと思ったら、奥まで続く側坑だ。しかも奥は水を湛えている。奥のほうから『メガヌロン』でも出てきそうだと考えるとちょっと怖い。
しかし、不気味さや探求心よりも不法投棄のごみによる不潔さが強く出てしまうのは非常に残念である。


ボーソースカイライン酒に弱い










トンネルを抜けてしばらく行くといよいよ大鹿倉林道の分岐である。分岐よりわずかの区間は心地よい下りだが、三島湖に架かる橋を渡ると道は一気に登坂に転じる。ギアをローにして漕ぎ出す。ローで脚に力を入れず、回しながらゆっくる上がるのが流儀だが、踏み込まないとアシストも効かないので、やはりつかれるがペースは早い。この手の道はやはりミヤタロードレックスに分があるのかな。
山に響く車の走行音が近づいた。房総スカイラインに到達。ちょっと不安だった遮蔽用の柵扉もなく普通に合流。ここから長いダウンヒルだが、猛スピードで脇を抜いていく車。山岳路特有の凹凸段差舗装とスリックラインは自転車にとっては非常に恐怖である。
ここ、自転車通行可だったよなぁ。


これも滝?無名滝?











久留里街道を左折し、亀山ダムに向かう。途中名もない滝が今日の残念賞といってくれるように目前に姿を見せてくれる

子ザル彫刻みたい










滝を見つけて、急停止したらいきなり「ぎゃっぎゃっ」の声、近くに野猿がいたのに気づかづ驚かせてしまったようだ。
写真を撮る間もなく森に隠れてしまった。ほかにもいるか周囲を見ると、橋の横の水道管に鎮座していた。こちらをちらりと見たが特に気にする様子もない。視線の先には2匹の猿が電線を伝っていた。
その先ではマイカーが停まって餌付けをしていた。座っているのは親猿で二匹の子ザルを見守っているのか。


無事帰還


亀山ダム到着。予定ルートとはかなり変わったが、いろいろ見ごたえのあるサイクリングであった。
山歩き、沢歩きはしないが上総の山河は面白い。自称『下総人』だが下総の血はなく、上総クウォーターである。千葉の山々に惹かれるのはこの血の因縁かも知れない。






Nancyatte graveler今回わかったこと
E−バイクは脚にかかる力に応じてアシストをコントロールする。ギア比を小さくして力を入れずに回そうとすればするほどアシスト力は小さくなる。
ロードバイクの3倍近い車重のE−バイクのアシストを有効に使うためには、最低限の脚力と体力はやはり必要なのである。





軌跡
本日の走行  61.4km
最大標高  281.6m
獲得要綱  6,550.6m









ワセリン予定変更のため距離は短かったが、マタ痛が全然発生しなかった。
ワセリンぬったのが効いたのかも‥‥。




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