ゲイリーパケット&ユニオンギャップ
南北ユニオンギャップ戦争の軍服をユニフォームにソフトポップを次々にヒットさせた60年代のアメリカのグループ。
日本で日清・日露当時の士官服でニューミュージックを唄うと思ったらなんか変だが。向こうの人だとそんな違和感はない。
1967年から68年にかけて『Woman, Woman』、『Young Girl 』、『Lady Willpower』、『Over You』とたてつづけにゴールドディスクを放った5人組。
オヤジが33 1/3r.P.m.・7インチ盤を購入したのは、72〜3年くらいだったと思う。その当時はまだ様々な場所で彼らのメロディが流れていた。

家の奥で埃をかぶっていたレコードを何故急に思い出したかというと、毎朝立ち寄るセブンイレブンで、このミニアルバムの中の1曲、『Over you』を連日耳にしているからである。以前ヨーカドーで連日『イエローリバー』が流れていたようなものだ。今はレジが混むと『HELP!』だが‥‥

『ユユニオンギャップニオンギャップ』はゲイリーパケットが幼少を過ごした街の名のようだ。ワシントン州の地方中核都市『Yakima』に隣接する小さな町だ。googlで見ると、ショッピングモールやコストコ・トヨタディーラーなんかがある。特急や急行が停まる町から1駅2駅の本数の少ない各停が停まる町というイメージ。地方都市の郊外にイオンモールがあるって感じか(70年も前ではだいぶ違っていたろうけど)。

オヤジが一番好きだったのも、セブンで流れている『Over You』だった。この曲は全3作と比べても少し雰囲気が違う。同じようなメロディラインであるが、曲も歌詞もより抒情的である。4曲しかない中でこの曲だけが少し離れている感じである。これはこの曲の個性なのか、音楽活動の経年のためかはわからない。

この曲を最後にのUGのゴールドディスクは姿を消す。その後トップ10やベスト20入りした曲もあるが、大ヒット曲はなくなり70年にはゲイリーパケットがソロ活動に移って消滅したらしい
ゲイリーパケットは今でも音楽活動を続けているようだ

ベスト オブ ユニオンギャップの4曲だけで満足なのだが、今回ベストアルバムを購入してみた。ゴールドディスク4曲以外も同じようなメロディーラインの曲があるのか気になった。
ニールダイヤモンドやビージーズのカバーもあったが、結局は家のレコード1枚のままでよかったかなぁという感じである。


いつ聴いてもどこか哀愁を感じる『Over You』。
最近はセブンに行ってもかれなくなったのは残念。
何か時が止まった気分になるひとときを与えてくれる我が家の名曲アルバムの中の1曲である。