一宮ベースM7:00、一宮のベースコインパークを出発。
丁度丸4年前は不動堂をベースにしてMR-4で御宿往復だったので、今回はSAGAで勝浦往復にした。
日曜の朝なのに30台は停められるコインパーキングは貸し切り状態。まだシーズン前のためか。






太東崎灯台太東崎東崎はこれで自転車3度目になる。
とにかく今日は風が強烈。スマホ撮りで静止できない。
しかも北風。
‥‥往きはヨイヨイ帰りは地獄か。





自転車道消失三度断念度目の正直。夷隅川右岸から三軒屋川を渡り日在浦方面を目指す。
まあ当てにしてなかったけど、くるたびにひどくなる感じ。道は完全に消失。もう整備する気ないんだろうね。






ハマハマヒルガオヒルガオに少し癒される。








岩船地蔵尊道を避け、なるべく海岸沿いを走る。途中の岩礁の上にの岩船地蔵尊をお参りしていく。鍵はかかっていないので、開いて直接地蔵尊を拝む。賽銭箱自体がなかだし‥‥







月の沙漠再び御宿海岸回と同じルートで岩和田海岸に出る。ここで初めてロードバイク2人組を見かける。ここまでクロス・ミニを含めサイクリストを見ていない。めちゃ風を除けば絶好のツーリング日和なんだけど。
そして『月の沙漠』に到着。『月の沙漠』のレリーフかと思ったら、別の詩が刻まれていた。
聞いたことあるような、ないような‥‥



階段?宿を過ぎて部原海岸にでる途中の断崖に不思議な階段があった。
かつてここにはドライブインがあって、ドライブインの利用者が海岸に下りるための階段だったらしい。廃墟探索に出てきそうだが、柵は開いていて立派に利用者がいた。
注意書きに「利用したい場合は管理者に声をかける」と書いてあるが、辺りにらしい人はいないし、誰に声かけするのか‥‥?





素掘りトンネル原の集落から再び海岸沿いの道に入る。
この辺りは断崖と海の間の狭い地域に漁港と漁村がある。勝浦の街のすぐ裏側とは思えない、なかなか車でのドライブではあまり立ち入らないような静かなところだ。
狭い素掘りのトンネルなどもあり、ときたま出くわす急な上りを除けば、のんびりサイクリングには恰好である。





何度勝浦城趾を望む勝浦灯台か迷って、尾根沿いの道に出る。しばらく行くと『勝浦灯台』の看板。だが道から灯台は見えない。
看板の前の門から徒歩で少し上がると、見えてきたのは柵で閉じられた白亜の高塔。観光内覧はしていないようで立ち入りはできないが、説明書きに「犬吠埼・野島崎灯台と並んで県内を代表する灯台」と書かれている。その通り両灯台よりは若干小ぶりだが灯台そのものは予想外に立派である。両灯台と違い、全く観光スポットから外れているだけに、これも穴場である。


灯台八幡岬公園の横から勝浦城があった岬の突端が見える。灯台の前の尾根道を進むとそのまま岬の突端、八幡岬公園に出る。この公園がかつての勝浦城趾のようだ。真里谷氏にかかわりのある城なので遺構なども見たかったが、此度は捲土重来を期す。






勝浦海中展望塔勝浦海中公園市街を抜け、最終目的地『鵜原理想郷』に向かう.
海岸沿いの小さな集落をいくつか越えると、小さな入り江に『勝浦海中公園』が見えてくる。実はこの歳まで海中公園にある『勝浦海中展望塔』に入ったことがないので、せっかくだから寄り道していってみる。
960円はちょっと高かったが、Web割引で10%引きになる。前もって来ると決めていたら用意しておいたのだが‥‥。



塔の魚いるね海底へ中は思っていたより狭く、シーズン真っ盛りだと結構ぎゅうぎゅうかなという感じ。本日はのぞき窓は見放題だ。
思った以上に魚の種類と数が多いのには驚いた。
水族館と違うのは、ここにいるのはすべて野生?の魚であるということ。何より我々が魚を見ているというより「人間が魚に見られている」という環境であるということだ。



理想郷への門て、勝浦海中展望塔を後にして、本日の折り返し地点『鵜原理想郷』に向かう。『理想郷』ってなんだ?
50年以上前に親に連れられ鵜原の民家のような寮に泊まった。寂しい駅から素掘りのトンネルをいくつか越えた小さな漁港に近いところだった。駅からの往復に『理想郷』の名前があり子供心に「理想郷ってこういうところなんだ」と思った記憶がある。
理想郷は現実から遠く離れた場所。さしずめこのトンネルが現実とユートピアを隔てる境界か。




黄昏の丘展望2黄昏の丘展望ンネルを抜けて、徒歩で丘に登る。しばらく行くと『黄昏の丘』というところに出た。断崖絶壁に囲まれた小さな丘である。景色はとても良い。弁当を食べるには最高のロケーションだが、鳶が上空で人の弁当を狙っているのは江の島だけではないようだ。





ここ理想の現実で草わらに座り、持っていた菓子を食べる。
『理想郷』とはこういうところなのか?天気の良い見晴らしの良い丘に座ってローソンの『こんがりラスク・シュガー味』を食べることが俺の理想なのか‥‥
‥‥案外そうかもしれない‥‥





『鵜原理理想への扉想郷』はもともと別荘地の計画があったらしく、多くの文人や画家などが訪れていることから『理想郷』と呼ばれるようになったとある。
理想郷ハイキングコースは2km以上ある。理想に浸る時間は少ない。夕方には帰宅しなければならないし、現実問題としてゆっくり飯も食いたいし、お茶もしたい。理想郷は次のために取っておこう。理想に到達したらそれが次の現実となってしまうのだから。
ユートピアへの門、JR外房線鵜原駅。コスト削減には理想的なSuicaの簡易改札機がある。駅前にある自販機の設定価格は理想的ではなかった。


帰艦収納路は旧道を含むR128をひた走る。
全般的に狭く交通量が多いため、力走ロード派ではないクロスポタ派は歩道と車道を都合良く切り替えて、なるべく楽に恐怖感なく走る。R128は歩道の整備もいいとは言えない。いきなり隘路になったり、大きな段差も多い。車道も路肩は荒れている。MR−4の25Cスリックでは結構難儀したが、こういう所での42Cブロックは快適そのものである。
朝の強烈な北風もおさまり、ゆっくりと昼食タイム・お茶タイムをとって15:15にはベースに帰還した。
周囲には結構サーファーもいるのに、帰着時も利用車は我が車1台。もしかしてずっと貸切だったのか?



理想郷まで日走行:81km
観光・休憩含む総時間8時間15分
朝の強風は一時どうなるか心配したが、観光やお茶タイムを考えると、結構理想的なピッチだったかもしれない。
帰路、車載の自転車がずれてしまったので、締めなおす為、PAでラゲッジにもぐりこんだらいきなりこむら返しを食らった。漕いでる間は一回もなかったのに‥‥
ファイナルは理想的ではなかった。