香取海と藺沼1気の良い5月の休日、再び藺沼にサイクリングに行く。
あまり目的地にこだわるわけではない。『藺沼』はすでに痕跡を求めるのも困難な400年ほど前まであったとされる巨大湖沼である。現在は湖沼があったとされる低地帯の中央を利根川が貫いている。




休憩所事先によって一仕事したため江戸川CRに合流するのは野田橋からとなった。
CRに入ってカブトムシの林に差し掛かるところ。休憩所を発見。1年前にここを通った時は全く気付かずに通過した。
そのあとにできたのかなぁ?






幾度東武線鉄橋?も通関宿水門っている江戸川CRが利根川CRに変わる分岐点にあるのが関宿閘門。江戸川だが右岸は茨城県である。、
律令国界では葛飾郡・猿島郡全域が『下総国』であった。平将門は本来千葉県の英雄だったかもしれない。
閘門を超えると湿地の小河川似に橋が架かっている。かつての総武鉄道(東武野田線の前身)の江戸川鉄橋を移植したものと書かれている。



関宿城宿城博物館は何度か訪れているので小休止のみ。








ツバメやしうどんサイクルカフェが食べたく、昼食に『道の駅さかい』に立ち寄る。
何故かサイクリストが多く、駐輪ラックまでおいてある。
奥にサイクルカフェなるスペースがあった。
洋食系やフローズン関係を販売していた。
最近できたようだが、できればゆっくりコーヒーが飲める室内ラウンジみたいのがあるともっと嬉しい。
今日は冷やしうどんが食べたかったので、従来の道の駅の食堂に行く。
トイレの中はツバメが我が庭先といわんばかりに飛び交っている。

境大橋から決壊口の碑利根川左岸を下る。この辺りは中世まで多くの湖沼や湿地帯が混在し、香取海に注ぐ常陸川の分水嶺になっていた地域である。
強固なスーパー堤防の上にある決壊口の碑のところで小休止。
ほかに看板等がないので、いつの決壊だかわからない。
利根川決壊はキャサリン台風(最近はカスリーンというようだ)が有名だけどここもその一部なのかな?
この辺りはすでに本題にある『藺沼』の水域になっている。



芽吹大橋歩道橋吹大橋の歩道橋をわたる。筑波サイクリングではここで一回目のダウンをとられ自力帰還を断念せざるを得なくなった嫌な場所ではある。
この歩道橋って元の橋が新橋の開通によって歩道橋に転用されたものとばかり思っていたが、歩行者の為にあとから掛けられたことを知って驚き。まあ確かに隣の自動車橋を歩くのは自殺行為に近いが‥‥





美人ターミネーターの鉄橋根運河分水から布施弁財天までは初めてのコース。とはいえ何ら観光ポイントがあるわけではない。
常磐道とTXの鉄橋のはざま。
この付近は『藺沼』のほぼ中心部に当たる。
今、上りのTXが風を切るように鉄橋に差し掛かろうとしている。
高速で抜けていくTXを見ても別に色気も恐怖も感じない。
電車マニアでないから‥‥否、クリスタナ・ローケンでないから??



TX和田沼跡の利根川橋梁を越えると利根川右岸が大きく開ける。
田中調整池といわれる広い田畑は洪水の時に遊水池となる。
調整池は対岸の茨城県側に稲戸井・菅生という2つの調整池があるが、古代から中世にかけて存在した『藺沼』はその3調整池を合わせたよりも広大であったと推測される。但し霞ケ浦や北浦のようなイメージではなく、湖沼と湿地地帯が混在する領域であったのではなかろうか。




新利布施弁財天根橋を越楼門えたところで利根川低地に大きく突き出た大地にある布施弁財天に寄る。
ここも前回の『藺沼試走』で立ち寄ったところ。大同2年に空海によって開山されたという。「大同2年」というのは仏教史や災害史にとってキーワードになるほど、色々な場面に出てくる。
本堂は享保年間、楼門や鐘楼は文化年間の建立である。
境内にある茶屋で小休止。アイスを食べる。



『布弁天古墳施妙見大菩薩』を祀る小さなお堂は弁天古墳というれっきとした古墳である。
前回は疑心暗鬼で撮影したが、お堂の脇から見ると前方後円墳の形状がはっきり見て取れる。







あけぼの山農業公園ポピー畑ランダ風風車が見える弁財天の裏手の『あけぼの山農業公園』に寄ってみた。今はポピーの時期になるそうだ。ということはこれがポピーなのかな。







手賀大橋び調整池手賀沼内の道路に出て、R6から手賀沼に出る。海老のような形をした手賀沼は干拓により、一番おいしい部分?を失った。
ここはもう、中世まで原型を留めていた巨大湖沼『香取海』の最も奥に当たる『手賀浦海』の名残である。縄文海進の頃には香取海と藺沼もつながった巨大内湾を形成していたらしい。
手賀沼の中央を跨ぐ手賀大橋。連続する上路アーチが見事な大橋であるが、やはり親父は北浦にかかる下路アーチの北浦大橋の優雅さのほうが勝る。
手賀大橋を渡るといよいよ帰路だが、CM−11はここでバッテリー切れ。




藺沼回の走行
144km
充電器を忘れたため、CM−11は途中で電池切れ。

備考
かつての利根川本流の名残『古利根沼』が『藺沼』と呼ばれることがあるらしいが、本稿で取り上げている『藺沼』の名残ではない。古利根沼付近は大地が迫った隘路となっており古代の香取海と藺沼を隔てた部分と思われる。


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