平川濠い物で都心に出たので、プチポタで皇居を回る。
出発地点は気象庁前。日曜日なので内堀通りはサイクリングコースとなる。
皇居は徳川江戸城の一部である。徳川江戸城は、豊臣大坂城に匹敵する外郭約8km。城塞都市としては北条小田原の惣構9kmというのもあるが、外堀まで惣構とすれば千代田区のほぼ全域と中央区の一部を含む16kmの大城郭となる。
一般に皇居周回というと、皇居外苑の中央をつっきり北の丸を除く内堀周回を言う。周回約5km。
竹橋から代官町通りに入る。北桔橋門手前。平川濠の石垣が見事である。


半蔵濠??鳥ヶ淵交差点を左折し、千鳥ヶ淵公園を抜ける。ランナーが絶え間なく続く。大会かな。ランナーの邪魔にならないよう歩行者ペースで景色を見ながら進む。自転車に乗っていてこれだけ人に抜かれることなんてまずない。結構快感!。
ステムが短いので超スローペースは少し辛いのだが‥‥。
半蔵濠の縁なのに、なぜ千鳥ヶ淵公園なんだろう。実は半蔵濠は明治になってついた名で、江戸時代は千鳥ヶ淵とつながっていたそうだ。代官通りや首都高のなかったころの千鳥ヶ淵は、さぞや壮大だったであろう。
‥‥で、半蔵濠を写さずなんでこの張り紙なの‥‥。そろそろ終焉だよね。藪っ蚊がまだ結構いるけど‥‥。


イギリス大使館堀通りを挟んで向かい側に英国大使館がある。
皇居に面して、一番近い大使館だ、日本と英国の伝統と深い関係を感じる。‥‥やはりレディペネロープの屋敷は凄いんだなぁ。
けど、イギリス大使館って名称いいのかなぁ。『イギリス』という国はないからねぇ。オヤジのころはそんなこと気にしたこともなかったけど、サッカーがメジャーになってからはみんな気にするようになった。
とはいえ、オヤジも少しは気にしたよ。大好きなバンドが『UK』だったから。



半蔵門から桜田濠蔵門からは長い下りとなる。半蔵門から見る桜田濠も江戸城の壮大なスケールを垣間見る一コマである。
現在の『R20』、甲州街道の起点は日本橋だが、実質上の出発点はここ半蔵門である。ここ半蔵門に名前の由来である忍者集団の長『服部半蔵』を配置し、道筋には譜代の内藤家の屋敷を配し、府中・日野に『八王子千人同心』を組織するなど、幕府は甲州街道から攻められるのをもっとも忌みした観がある。




最高裁判所桜田濠に沿って下っていくと、向かい側に、荘厳で威厳ある(という先入観かな)建物がある。
法の番人たる最高裁判所の庁舎である。おやじがここのお世話になることはたぶんないだろうが、このような時代であるからこそ、真に法の番人でいてもらいたいものである。





桜田門田門の目前にそびえたつ俗称『桜田門』。特にコメントなし。旧庁舎のほうが『桜田門』の俗称にピタリだったと思うのは、オヤジ以上の年齢にはみなあてはまるだろう。






政治家のお金を調べる事務所の桜田門に向かう途中の、変則十字路を右折すると、正面に見えてくる建物。最近は全然威厳が感じられない。議員さんのお金の使い道をチェックする事務所兼会議室。警備が物々しい。ここにそんなに警備の金使うの無駄。中で議論していることはその辺の貸会議室でやれば十分なこと。
昔はキングコングだって登ったところなのに、今キングコングがいたら、登るのは『ドコモタワー』だ!




法務省1を挟んで『警視庁』の向かいにある『法務省』赤煉瓦棟こと法務省旧本館。1895年竣工とあるから120年前の建物だ。ほぼニコライ堂と同じ時代のものだが、ここも東京駅並の改修とリニューアルを経ている。
重要文化財であるが、現役だからすごいよね。





皇居外苑堀通りは『パレスサイクリング』という自転車専用コースとなる。皇居とはズバリ『imperial palace』だからね。宮殿を前にしてサイクリングを楽しむのだ。皇宮警察の警官は『衛士』さんである。多摩サイや荒サイとは違い、優雅に乗りたいものである。






東京駅居外苑行幸通りの北の端より東京駅に通じる広い通りは『行幸通り』といわれる。
天皇が東京駅に向かい、ここをお通りになり、汽車で行幸されたのだろう。
東京駅丸の内駅舎は1914年開業。今年は開業100年目にあたる。
リニューアルした駅舎は、自分の知っている改修前駅舎より大きくなったイメージがある。この全館3階建てが建設当時の形で、改札棟以外が2階建てだったのは、戦争で消失したためであった。


日銀本店京駅の日本橋口からほど近いところに日銀本店がある。中には入れるということなので、少し寄ってみる。通常も一般の見学コースがあるようで、外部者用トイレもあり、ホールの休憩所にはお土産コーナーもある。
ツアーコースは予約制だが、企画展示で日銀の歴史を紹介していた。
本店ビルの設計者は建築家『辰野金吾』氏という方で、先ほど通った東京駅駅舎も辰野氏の設計によるものだそうだ。
辰野金吾氏は、ロンドンから日本に呼ばれた建築家『ジョサイアコンドル』のもとでゴシック建築を学んだと紹介されていた。『ジョサイアコンドル』なら近代史に疎いおやじも知っている。鹿鳴館を設計した人だ。


今話題の明治座後のワンショットは、今メジャーになっている明治座。
明治座というと子供のころの、歌舞伎座と並ぶ歌舞伎の殿堂というイメージがあったが、今は演歌歌手の歌謡ショーが中心である。
某議員の後援会がバスを連ねて見に来るツアーのメインイベントである。高い座席券と高価なお弁当が、収支に合わないと大騒ぎ。明治座の弁当は故あって時たま口にするが、このお弁当で大騒ぎするのかなぁと思ってしまう。
いやいや、明治座幕の内もピンキリで、今さらメニューを見たらオヤジがいただいているものは、ほとんど下位ランクのものであった。

プチ皇居いうことで、昔よくやった都心ポタの復活。短距離だがのんびり見ていくのも楽しい。すっかり高層ビル群に囲まれた東京都心であるが、探せば歴史の面影を残すところはまだ、沢山ある。
400年以上の歴史がある街。かつては類を見ない世界最大の大都市であり、ライフライン・治安・リサイクルと、世界で最も先進的だった都市。
今は、あまり「らしくない」けど、この伝統は受け継いでいきたいものである。


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