『タイタニック2012』。
タイタニック2012イタニック2という船(一応現代の船)の沈没と主人公のサバイバルを描いた2011年の作品。
ついにご近所のショッピングモールでも980円セールで出まわっていたので購入。ジャケットを見ているといかにも「あれっ」て感じの思わせ物。

タイタニック事故100年に際して、タイタニックのレプリカともいうべき船が絶対安全と言いながら氷山に激突し沈没する。主人公のヒロインがやはり恋人の身を挺した犠牲によって奇跡に生還を果たすというもの。タイタニックといい、ブリタニックといい、この映画もしかり、なんで男が死ななきゃあかんのかねぇ。
タイタニックに多少なりと興味があるので、YouTubeや評論などで前知識は入れてあるので、「どの程度期待外れか」との期待が非常に高かった。

titanic20121算なしのB級映画という割には船のモデルがすごいな。でもどこかで見たことあるような。そう、あの『ポセイドンアドベンチャー』に出てくるポセイドン号みたいだ。『TAITANIC供戮料ヌ召一目で合成と判ってしまうところは、さすがにもうちっとお金かけてもいいんじゃない、と思ってしまう。

映画で停泊しているタイタニック2号は、実在し現在ホテルになっているOB船『クイーンメリー号』である。映画でもキューナード社の看板が映っている。でもキューナード社だったらこんないい加減な船は造らないだろうし、この映画で一番金がかかっているのって、このクイーンメリーのロケと肖像権料じゃないかって思えるくらいだ。

titanic20122航するタイタニック2は当然CGである。『タイタニック』との比較は別として、『ブリタニック』や『birth.of.a.legend』と比べてもチープ感は否めない。ミニチュアの『忘れ得ぬ夜』のほうがリアルに見えたりする。それにおいおいっ、船体のかっこも船名塗装も実写ロケの船と違っているぞ!
予算少ないのはしょうがないけど、その辺のつじつま合わせはしてほしいものだ。スーパーのワゴンで買って偉そうに文句は言えないが‥‥。



titanic20123イタニック2号が津波に遭遇し、氷山と激突するシーンはそこそこ臨場感がある。当然ここが見せ場だからね。セット合成だろうが、CG技術の進歩はすごい。でも静止画面だとやはり粗々だ。今ならゲームのほうが全然リアルだったりして‥‥。

ストーリーとしては、「歴史は繰り返される」というキャッチフレーズからするといい線だろう。今どきの最新船なら、ただ浮いているだけの氷山にはぶつから ないだろうから、無理やりこんな壮大な設定を持ってくる必要があったのだろうが、コスタ・コンコルディアの事故を見ると、今でも普通に氷山に衝突して沈没 する大型客船があってもおかしくなかっただろう。ただし、細かい設定となるとやはり底抜けB級映画の真骨頂が発揮されている。

沿titanic20124岸警備隊がなんでグリーンランドまで行くのとか、メイン大佐のヘリって軍用だろうけど、数千キロをあんな短時間で飛べるのとか。船をとってもなんで50ノットも出るのとか、乗ってる人たちが普通のフェリーの乗客みたいだとか。そもそも完全に水面下に沈んで行く船内から、ロープを伝った潜水服での脱出などどう考えてもあり得ない。
それにストーリーと直接関係はないが、あれだけの超巨大津波だと、沿岸部の被害やほかの船舶の被害はどうなんだろう。そちらをメインにしたスペクタクルだったら、豪華客船の沈没は津波到来のワンシーンで終わってしまうほどのパニックスペクタクルだ。
とにかく突っ込みどころ満載である。

titanic20125はいえ、見ていて結構面白いのだ。二番煎じのB級といわれる映画でもそれなりに楽しめるものは恰好ある。予算の違いでリアリティや出来栄えに格段の差が出てしまうこの手の映画にして、『タイタニックに迫る』と豪語できるのは大したものだ。本家タイタニックを引き合いに出さなければ、「おおっ」といえる作品なのだが‥‥。どちらかというとポセイドンアドベンチャーやタワーリングインフェルノなどの70年代全盛のパニックスペクタクルを引き合いに出した方がよかったんじゃないのという作品である。
勿論、ラストでは『タイタニックに迫る』??という愛の物語があるんだけど‥‥

タイタニックをはじめ大型客船が沈没する映画は多い。そこには多くの人間ドラマも設定できるから。
『最後の航海』みたいに本物の大型客船を沈めてロケしたなんてのもあるし。瀬戸内海でロケしたとの話の真意は不明だが、もし本当なら沈めた大型船はその後どうしたんだ??

raise the titanic1raise the titanicとは、『レイズザタイタニック』がDVD化されないかなぁ‥‥などと言う、深海からタイタニックを引き上げるより現実性のない期待を寄せるのみである。(YouTubeで一応全編見れる)。本物が海底で発見され、この映画のこのシーンの実現性が皆無になったときはとても残念だったが‥‥





最後にやってはいけないことをやってしまった。『タイタニック2012』を見た後で『タイタニック』を見てしまった。何度も見ているのに、感動とリアリティに拍車をかけてしまった。結局最後は「もし事実だったら、あの板に2人乗れたのに‥‥」などと突っ込みを入れながら涙するのである。

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブ ログ村

 にほんブログ村 
<br />その他生活ブログへ
にほ んブログ村