久々にMRI検査を受けた。
以前より高血圧症であり頭痛もちであったため、2年に1回程度自主的にCT、そしてMRIが普及してからはMRIを受けていたのだが、心臓にステントをぶち込んで以来、主治医の勧めもありしばらく従来のCT検査に切り替えていた。
カテーテルオペの担当医からもMRI検査は問題ないとの回答をもらっていたので、今回の検査はまたMRIに
してもらった。
l_084もそも『CT』と『MRI』は似て非なるもの。但しここではどちらが優れている、劣っているというものではない。

CTスキャンはレントゲンの一種で、放射線を回転させながらあてて、コンピューター画像処理をするもので、レントゲンの輪切り写真や立体写真を作るもの。したがって不可条件や禁止事項は原則レントゲンと同じだ。心臓と脳をやったが、造影剤をのまされたり、胃レントゲンほどではないにしろ、深呼吸や体を動かす指示をされる。
MRIは、放射線ではなく、強力な磁場力を発生させる機械の中で電波を当てて、体内の状況をコンピューター画像処理をするものだ。
強い磁場なので、金属系で磁場の影響を受けるものが体内にあると使用できない。ペースメーカーや入れ歯、タトゥーなども対象になるようだ。ステントも素材によっては影響してしまうものがあるようだ。
閉所恐怖症患者も受けられない理由は、受けてみた人でないとわからないだろう。
キカイダーやエイトマンもMRIは受けられない。もっともエイトマンの場合は、原子炉積んでいるくせに放射線に極端に弱いからCTもダメかも‥‥。それに最近の病院は院内すべて禁煙である。

CTとMRIは検査目的や病状で医師が選択するものであり、優劣があるものではない。脳の検査では一般的にMRIのほうがよいとされるが、緊急時や症状によってはCTがよい場合もあるという。検査費用は自分の場合は1,000〜2,000円くらいMRIのほうが高かったように思う。

MRIにしたのは、脳検査でのMRIのCTに対する一般的優位性の為だけではない。オヤジの場合、寝てる間の検査というものがきなのである。心電図・エコー・MRI等。エコー(超音波検査)なんて、1時間くらいやってもらってもいいくらいだ(女性技師さんに限るが??‥‥)。
脳CTの場合は、バームクーヘンの中に入って、中の機械が回るのを見ているだけですぐ終わってしまう。時間にして10分もない。高い検査費を払う割には何か物足りないのだ(正しい結果が出れば何でもいいといえばそうだが‥‥)。
実は、多少閉所恐怖気味ではあるので、MRIのスタンバイ時から頭と上半身をがちがちに固定されるのと、狭い筒の中に入れられた最初の数分は物言えぬ恐怖に駆られるのだが、あのアンプの前で聴いているような単調なベース音??を聴いているうちに、あそこで寝ているのが結構気持ちよくなる。時間は30分弱というところか。狭い筒と、へぼバンドの音合わせのような爆音になれて、あと1時間くらいこのまま気持ちよく寝てたいなーという頃に終わってしまうのは残念だが、30分はそこそこ気持ちよくいられる。

「胸が苦しいとか感じたら、すぐナースコールを押してくださいね」といわれたが、特に動悸や息苦しさもなかった。
「正式結果は次だけど、画像を見る限りではきれいで何もないねぇ」
‥‥俺の頭の中は空っぽという意味か?それだったらこんなストレス貯まんないだろ!‥‥
「くも膜下出血につながるような瘤も見られない。心配するようなものはないようだね」
‥‥危険因子が見つからないという意味だよねぇ!‥‥

正式結果は次回とのことだが、ひとまず頭については、少し安心できた。
MRI。検査に抵抗のある人も多いようだが、すくなくともバリューム飲んで苦しい体制をとらされる胃部レントゲンや、細くなったとはいえ釣り針を飲み込んでしまった魚状態になるような?内視鏡よりは嫌な思いはしないだろう。

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