福居駅分遅れで福居に着く。昔ながらの長閑な雰囲気の駅舎である。
福居駅は栃木県足利市にある。
今回は20年ぶりに太田天神山を訪れるのが目的だが、せっかくだから周辺の古墳もみて回る。






藤本観音山全景藤本観音山古墳駅から例幣使街道を上り、矢場川を渡って左折すると、藤本観音山の森が見えてくる。
前期古墳だが、墳丘長118mもある関東では第二位の『前方後方墳』なのである。
後方部角から頂上に上がれるのだが、前方部へのルートは寸断されていた。側面に鮮やかな段築が見えるが、当時のものかは不明。このアングルでは優美な姿を見せているが、裏側は墳丘以上に高く盛り上げられた、スクラップの山が古墳を覆い隠している。ここに眠る権力者は何を思っているか。


女体山古墳2毛野女体山古墳と上毛野の国境は渡良瀬川だと思っていたが、この辺は細い水路や路地が境になっているようだ。知らない間に群馬県太田市に入っている。
次はいよいよ天神山古墳だが、その前に、隣接する『女体山古墳』に寄る。
『女体山古墳』。天神山が別名『男体山』と呼ばれている対の名である。天神山の迫力に圧倒され、以前来た時もほとんど気に留めなかったが、帆立貝式古墳としては全国で第二位の大きさであることには驚愕。勿論東国ではナンバーワンである。ちなみに東国第二位は世田谷の野毛大塚古墳だ。
墳丘長106m、高さ7m。天神山の培塚のような位置関係だが、築造は天神山より古い。
女体山古墳と天神山古墳体山古墳の後ろから天神山古墳の威容が覗いている。








天神山全景神山古墳に行く前に、少し遠回りをして、東武線にかかる内ヶ島陸橋に行く。
天神山は巨大すぎて、縁周の道路などからは全景が撮れないのだ。ここまで後退しないと周壕を含む墓域全体が見えない。
『太田天神山古墳』。墳丘長210m(全国29位)。2重の周壕と周堤を含む墓域は長さ364mに及ぶ。畿内を除けば全国第3位。1位.2位はいわずと知れた吉備の造山・作山である。
出雲・吉備・筑紫などの列強と肩を並べる軍事大国、『毛野』の最高首長の奥津城にふさわしい。




天神前方部から天神山入口には前方部と県道側、そして墳丘中央の天神社への参道から入ろことができる。この時期になるとスズメバチに要注意だ。王の使いなのか?今回は蛇の出迎えを受けた。
鳥居があるのも周壕から少し上がったところで、天神社があるのは鞍部の最も低いところだ。
その後ろに回ると前方部へ行ける。



社の後円部中段から後円部頂上より前方部を見る横からさらに後円部にいける。
後円部からは天神社が小さく(もともと小さいのだが)見える。
以前来た時は、石棺の一部が露出していたと思ったが、今回は石室部を確認できなかった。葺石が露出しており、築造当時は白亜の葺石の覆われた。巨大な築造物であったことが想像できる。




周壕神山は市街地の中にあるのだが、珍しく周壕が原型に近い形で残っている。
現在残る周壕跡としては、昨年訪れた船塚山古墳のほうが広いが、かつての天神山は、この周壕の外に広い周堤域があり、その外にさらに外壕が囲っていたのだ。







太田市HPより天神山の規模や周囲の古墳との関係は、太田市で出しているパンフがわかりやすい。





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