『霞三昧塚古墳後円部三昧塚全景ヶ浦ふれあいランド』からさらに西浦の大きな内湾である『高浜入』左岸に沿った、R355を石岡方面に向かと、およそ8.5kmで最初の古墳『三昧塚古墳』が、国道の右側に現れる。軸長85m、六世紀前期の前方後円墳だ。比較的低地部にあり、冠など多くの副葬品が出土している。
国道沿いで、公園整備され駐車場もあり、最も接しやすい古墳である。
この付近は古墳が集中している。ユピテルのGPSマップには、なぜかガイドにも載らないような古墳が表示される。

『三食事処サンライズ昧塚古墳』から少し戻ったところに『勅使塚古墳』と『大日塚古墳』があり、また三昧塚の少し先には『地蔵塚古墳』が表示されているので行ってみることにする。
その前に来る途中で見つけた、R355が低地部の旧道から分かれて、丘陵をバイパスで抜けるところにあった食事処『さんらいず』。ちょっと高そうだなと思ったが、落ち着けそうなので、遅めの昼飯にする。
食事処の横が木工芸品の工房になっており、店内も木工細工や木製品がふんだんに使われている。落ち着ける上に、食事の値段も定食屋並の良心価格。車ではつい見逃してしまうところなので、しっかりマーク。


さて、GPSマップ食事も終えて、先ほどの3古墳を探したが、発見できなかった。帰宅後調べたが、地図表示の場所と実在地はかなりずれていることがわかった。『大日塚古墳』は軸長40mの前方後円墳で、ちゃんと案内板があり、石室の開口部も見られることだった。
『勅使塚古墳』は軸長65mの珍しい初期の前方後方墳のようだ。地蔵塚については、なんと400m以上もずれていた。GPSマップ、てんであてにならない。
100mを超える大古墳ならいざ知らず、マニアックな古墳を訪れるなら、正確な地図と、事前の下調べが必要である。
捲土重来を期す。


廃線跡を行く?わぬところで大幅な時間ロスを生じてしまった。本来の次の訪問地、『府中愛宕山古墳』に向かう。R355から高浜に向かう県道に入ると、直ぐに踏切の跡があった。そういえばここは鉄道が通っていたっけ。つい最近まであった気がしたが、この風景はまさに「廃線跡を行く」、の世界である。





舟塚山を望む昧塚愛宕山(出船)古墳愛宕山古墳後円部よりからおよそ8.5kmで『府中愛宕山古墳』につく。船塚山の北東300mにあり、軸長97m、かなり崩されているものの、広い周壕あとが見受けられる。後円部頂上は大きく陥没し大木が根張っていた。
住宅地をはさんで、すぐ向こうには船塚山の巨大な威容が望める。


舟塚山前方部より速、後円部頂上よりその本日のメインイベント、『船塚山古墳』に向かう。
5世紀後半の前方後円墳であり、広大な領域は全長250mにおよぶ。総長365mの太田天神山古墳にはおよばないが、墳丘の軸長186mは210mの太田天神山に次いで、堂々の東国第二位。全国でもベスト50に入る。ビルボードならベスト50って大ヒットだよね?!
全景を写そうにも外提部まで後退しても全景が入らない。特に古墳特有の巨木に覆われていないため、この墳丘の大きさが実感できる。当時の香澄流海は現在より、深く内陸部に侵入していたため、船で交易をする人々や他国の使者なども、湖面からこの巨大な威容を目の当たりにしたことだろう。
舟塚山全景0年くらい前に通りがかりで訪れたことがあるが、以前と違いゆっくりと見られるので、感動も新鮮だ。
これだけの大古墳を残しながら、この地方の豪族についてはほとんど文献には出てこない。国造でもこれだけの古墳を残せるものはそういないだろう。ここに埋葬された王は、どのような人物だったのか、興味は尽きない。

石川1号墳鹿島神社古墳?山から恋瀬川CRを少し走り、高浜入右岸に沿って『富士見塚古墳』を目指す。GPSマップにまた古墳ポイント。の前方に如何にも‥‥ですよ〜という感じの小山がある。マップには『山崎古墳』とある。案内板には古墳としか書いておらず、規模・年代は不明。向風となってペースが落ちているのでスルーする。

富士見塚古墳2崎古富士見塚古墳1墳から7kmほどで『富士見塚古墳』につく。高浜入に沿った丘陵部の先端付近に位置し、柏崎の地名のように、当時は菱木川の低地が入江として食い込んで、高浜入に突き出した岬状になっていたのだろう。六世紀初頭の築造で、軸長約80mの前方後円墳である。大きさの割には高さがあり、階段を伝って登らないと怖い。前方部の先端からは、円墳2基と雄大な西浦を望むことができる。



牛渡牛塚古墳かすみがうら水族館見塚からR354を横切り、霞ヶ浦水族館前で小休止し、霞ヶ浦総合公園を目指す最後の行程となる。護岸道を一気に走破したかったが、ルート途中にも古墳があるので、集落間を結ぶ県道118号を通る。『牛渡銚子塚古墳』と『牛渡牛塚古墳』だ。
軸長64mの前方後円墳、『牛渡銚子塚古墳』は発見できなかった。軌跡で調べると直前まで到達していたのは残念。ここも捲土重来を期すか‥‥。『牛渡牛塚古墳』は県道脇にありすぐわかった。本日の最後を飾るのは直径40mのこじんまりした円墳だった。


出発地点、霞ヶ浦総合公園に着くまで、何度となく道を間違えた。駐車場に戻ってきた時は、既に夕闇が近づいてくる時間だった。
帰着回の反省としては、100mを超える大古墳とは違い50〜60mクラスの古墳はしっかりとした、訪問ルートと古墳状況を事前調査しておくべきということ。西浦周辺には、まだ60m〜80mクラスの古墳が数基ある。
今回見逃した古墳も含めて、いづれ再チャレンジしよう。




霞ヶ浦周回本日の走行125km。古墳時代の1/3以下の大きさになっているだろうとは言え、やはり西浦は広大な湖沼である。



にほんブログ村 自転車ブログ クロスバイクへ
にほんブログ村
 
にほんブログ村 歴史ブログへ
にほんブログ村