毎年、この時期になると必ず聞きたくなる曲がある。
11月〜12月の『ホワイトクリスマス』。5月〜6月の『premonition of summer』。そして2月〜3月が今回のタイトルである『華』である。
保坂由佳のアルバム『Will』のオープニング曲である。
初めて耳にしたのは、2001年ころだったと思う。通勤帰宅中のカーラジオで彼女の曲を耳にして衝撃を受けた。
琴の音色というと『春の海』で、正月のイメージくらいしかなかったが、この番組で紹介されていた曲をきいて、正月のイメージは一挙に消えた。
癒し系でもない、フュージョンと言えばいえないこともない。何かとても新鮮で、聞き慣れているはずの和楽器の音色が異次元のものに聞こえた。
そのときはそのまま聞き流してしまったが、willやはりずっと頭の中に残っていて、何とかあの曲をまた聴きたいと思っていたのだが、曲の名前も、当の演奏者の名前も分からない。
当時のトークの中で『DNA』という言葉が何回か出ていたのを思い出し、そこからレーベル会社『J・DNA』と『保坂由佳』という名前にたどり着いたのは、2枚目のアルバム『Shine』がすでに発売されていたころである。
2枚のアルバムをJ・DNAから直接購入した。

あの時流れていたのが『華』であることが分かったのは、アルバムが届いて、CDプレーヤー(今でも我が家の現役だ)から音が流れてきたときである。
もう一曲流れていたのは、おそらくエンディングの『導かれて』だったろうか。この曲も印象に残る曲である。

「ホサカ・ユカ」さん。『コサカ・ユカ』ではない。
アルバムのアーティスト紹介欄には、「NHK邦楽技能者育成会・芸大邦楽科別科卒」で「生田流宮城会師範」とあるshine。その道はよくわからないが、「師範」というから「先生」クラスのお弟子さんがたくさんいるのだろう。ジャズミュージシャンやポップアーティストとはちょっと一線を画すようだ。自作自演者をシンガーソングライターというが(死語だ!)、ここでは創曲者と呼んでいる。創曲者自身「琴の音は、女性の本質からの聲」と語っているように、女性の心に訴える曲作りのようだ。
また、「体質改善・自力回復の漢方薬」のようなアルバムとも言っている。

女性向といわれると、まあスーパーウーファーでラップをビンビン響かせている野郎と張り合う曲ではないが、漢方薬ならばオヤジにもぴったりだ。

漢方薬は長く、穏やかに付き合う薬である。これを聴いてなんとなくやる気になることを、10年以上続けているわけだ。まさに漢方薬的な存在である。

アルバム『Shine』の次のアルバムというのは見ていない。NETで調べても保坂由佳としてのアルバムは2枚だけのようだ。『J・DNA』というレーベル会社も、今はどうなっているか不明だ。2004年くらいまでは色々活動していたようだが、今でもライブやコンサートをやっているなら、カミサンとでも行ってみたいものである。

そして今年も、またオヤジにとって『華』の季節がやってきた。
なんとなく春は、篭っていたものが湧き出るように姿をみせる(ゴキちゃんや〇走ではないぞ)季節だ。

‥‥桜吹雪の中で、自転車を走らせながら聴く『華』はまさに至極である。


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