クリスマスソングこの時期になると、街ではイルミネーションが点燈して、クリスマスそして年の瀬が近いことを予感させる。
毎年この季節になると必ず引っ張り出して聴くレコードがある。『mood in Christmas』。クリスマスソングをイージーリスニング風にアレンジしている。小学生のころから自宅にあったものだが、中の解説書には「昭和45年12月1日」とある。万博の年だな。我が家ではポータブル蓄音機の時代である。

クリスマスソング2ばらくは封印されていたのだが、この20年くらいは毎年欠かさず聴いている。今では珍しい『赤盤』である!。もっともレコード盤自体が今は珍しいと言えるのだが‥‥。
子供のころから聴いていたので、盤は傷だらけ、磨耗による雑音や、針飛びがひどいので、MDやMP3に録音しているのだが、やはり家では生レコードで聴くのがよい。

鈴の音がフェードインされて、クラリネットの音色から始まる『ジングルベル』。クリスマスソング3ストリングスが奏でる『蛍の光』の最後にまた鈴の音がゆっくりとフェードアウトしていく。定番中の定番ばかりの曲だが、都会の夜景を見ながら、カクテルを傾けて聴きたくなるような雰囲気になる。
転勤になり、今年はゆっくりと街のイルミネーションを楽しみながらのナイトランをゆっくり楽しめそうもない。
せめて、家の中や車の中では少しいい雰囲気を味わいたい。
家族からは、「ああ、今年もお父さんがこれを聴く時季になった」と毎年言われるのだが、今年も無事に年の瀬を迎えられるよう祈るとともに、来年はどんな年になるのか、ちょっぴり心が温まると同時に、不安も入り混じった想いに耽る季節の到来を告げる1枚なのである。

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