昨年は自転車にMP3を導入して、結構“乗り乗り”に乗った。辛いことが多かったが音楽というのは癒しにもなり、元気づいたりもする。もちろん乗りながらのヘッドホンは危険なので、あえてモノラルイヤホンである。
実は去年よく聴いた曲も、新しいもので10年前のものだ。おやじの音楽はもう四半世紀止まっている。
ストレスの溜まったこんな日は、自転車でそこら辺を走りまくるのが一番だが、体調不良と折からの寒波に負けて、自宅でパソコン三昧となる。
バックに流れているのが、伊福部昭。
伊福部昭さん。すでにお亡くなりになっているが、多くの交響曲や管弦楽奏を発表している日本を代表する作曲家である。
クラッシックや管弦楽に興味のない人間(自分も含めて)も、映画“ゴジラ”のテーマ曲を知らない人は少ないだろう。
1960年代に子供時代をすごした怪獣好き。または特撮映画のファンならば東宝特撮のバックに流れる伊福部さんの曲は印象的なはずだ。
特に心躍るのはやはりマーチ(テンポ的にはアレグロというらしいが)である。
“怪獣総進撃”“宇宙大戦争”“海底軍艦”“サンダ対ガイラ”“空の大怪獣ラドン”
怪獣と戦う自衛隊。宇宙人と戦うのは日の丸を掲げたロケット。悪の帝国と戦うのが旧帝国海軍だったりする。
人類の危機を救うのはヒーローではない。危機に立ち向かう人間の英知である。そんな人間の英知が、敵を迎撃するパワーとなる戦闘シーンに必ず流れているのが伊福部マーチである。
安保運動や自衛隊廃止論が渦巻いた子供時代に、子供心に自衛隊は日本に必要だと植えつけたのは、ほかならぬ東宝特撮と伊福部音楽である。
いま、押入れや本棚の一番奥でひっそりと埋もれていた、東宝特撮の映画音楽のレコードとCDを引っ張り出して聴いている。
懐かしさもあるだろうが、昔とはまた違った新鮮さもある。
ストレスが溜まって悶々としている時に、何か“さぁいくぞー!”と高揚心を高めてくれる不思議なサウンドである。


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