越谷パンテノン葛西用水河川敷荒川の土手に出て、越谷市中心部へ向かう。
市役所付近で遅い昼食。
市役所の横にある、荘厳な建物は、越谷パンテノン(とジモティさんが呼んでいた)こと、中央市民会館。越谷市も金持ちだねぇ‥‥、直近は解らんが。
元荒川と交差

葛西用水はこの辺りで逆川と名を変えて、元荒川の下に潜り込むように交差する。
交差する洞門(此方は出口に当たる)。サイロの効果を利用した伏せ越しという水流システムだそうだ。白い泡の輪は噴出し部分か?

越谷御殿?洞門の上に、越谷御殿跡という碑があった。住所も御殿町である。
徳川家康放鷹時の宿場所として、慶長9年(西暦1604年)に設営されたとある。
ずいぶんと遠くまで鷹狩りに来ていたものだ。今のゴルフみたいなものか。お偉いさんは歩いたり、公共交通で来るわけではないから‥‥

長い参道久伊豆神社正面岸に渡る橋は宮前橋。名の通り正面にお宮がある。久伊豆神社(思わずクイズと読んでしまったがひさいずが正しい。)創建年代は平安時代中期といわれ、 江戸時代には鷹狩りで、礼の御殿にきた徳川の歴代将軍が参拝したという由緒正しい神社である。久伊豆神社1
フジ自転車を押して参拝しようとしたが、本殿が見えない。不安なので側道を自転車で行く。
500mはありそうな長い参道である。本殿も立派で、境内には大きな池と立派な藤棚があった。

逆川逆川出口伊豆神社のすぐ横に逆川の伏せ越し入路がある。
ここから、またしばらく逆川を遡る。



新方川と交差3kmほど行くと、また伏せ越しに出会う。
今度は新方川を潜る。
農業用水路などの、小河川の立体交差はさほど珍しくはないが、ひとつの川が、短区間に大きな河川を二つも越えるのは珍しいのではないか。逆川と名の付く川は、大概ひねくれているものだが、ここも例外ではないらしい。

新方川の横に、大きな黒い網掛け状のテントみたいなものがある。鳥小屋
過去に何度か訪れている筆者家族は、親しみをこめて?(ほんとだよ)鳥小屋と呼んでいる、“キャンベルタウン野鳥の森”は、越谷市とオーストラリアのキャンベルタウン市との姉妹提携10周年の記念として、15年前にオープンした。中の野鳥はみなオーストラリアから贈られたのだそうだ。外にいる雀・鳩・烏のほうが腹立たしいくらい由奔放に暮らしているのを見ると、オーストラリアの鳥たちがちょっと気の毒にも見えたりする。
大吉調整池野鳥の森の横には、大きな窪地が存在する。大吉調整池、先ほどの新方川の水位調整用の池だが、親水公園になっており、普段は水辺まで行くことができる。





古利根川より分離逆川と名を変えた葛西用水は、この先で大落古利根川からの分岐点に至る。ここで葛西用水は一旦消滅する。(逆だから再発生するということになる)
再び葛西用水を遡るためには、杉戸まで行かなければならない。
輪行袋ももってないし、すでに走行は50kmになっている。退院以来こんなに走ったことはない。
ここで北上を打ち切り帰路に着く。大落古利根川
できれば、今度は輪行して、葛西用水取水口から攻めたいものである。
後日に期待して無理は止めよう‥‥もう十分無理しているけど。

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