奥会津の親類の家をベースに会津亀が森看板盆地も散策する。と言っても若松の名所旧跡・喜多方や裏磐梯は毎年のように来ていたのでいまさらである。
今回の目的はやっぱり古墳である。
会津坂下という町のはずれに福島県最大の古墳がある。
亀ヶ森古墳。墳丘長127m、名取の雷神山に次いで東北第2位。4世紀後半の比較的初期の築造とされ、葺石で覆われた3段構築の大型亀が森後円部亀ヶ森古墳1前方後円墳である。周壕のことは書かれていないが、周囲の地形から大きな周壕の存在が見て取れる。
後円部に現在の参道があり、頂上には更に一段高い墳丘と、お寺とお社が並列して建っていた。後円部頂上
“ここ、鍵穴古墳じゃないよ”とカミサン。カミサンは前方後円墳を“鍵穴”と呼ぶ。いまどきこんな形の鍵穴はもうない。年がばれてしまうぞ‥‥。
確かに一見円墳である。もう一度全景をよくみる。神社の裏手に側溝と道路を挟んで小高い墓地がある。道路にて寸断されているがここが前方部らしい。
あらためて周堤位置と思われる外周道路から全景を撮る。亀ヶ森古墳全景2

入らない。裏手に回り前方部から撮影亀ヶ森古墳前方部より。やっと全景が収まった。やはり大きい。
亀ヶ森古墳に隣接してやや小型の古墳がある。
鎮守森古墳という前方後方墳だ。墳丘長55m。亀ヶ森同様周壕のあとが見受けられる。墳丘は比較的保たれているが、後方とはっきり認識できない。この一帯は過去に大きな水害に見舞われているらしく。古墳も変形したのかもしれない。頂上に小さな社があった。
鎮守森古墳会津というと、幕末。ちょっとマニアになると中世から戦国にかけての見所が豊富だが、結構古代史上も見所があるものだ。


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