親類の家をベースに更に只見川を下る只見駅
只見駅。奥会津の交通の要衝であり、数少ない只見線の有人駅である。停車する列車は上下合わせて1日7本!7時台の上りを逃したら14時まで待つことになる。3分〜4分毎に来る山手線に乗るために走る都会人の姿は茶番にすら思えてくる。

駅舎から少し離れたところに懐か現役の転車台しい転車台がある。否!懐かしくはない。今も現役なのである。観光シーズンにSL C11の特別列車が若松−只見間を1日1往復走る。折り返し駅の只見でSLが方向転換するためだ。今が丁度シーズンなのだがすでに時間が過ぎておりSLを見ることは出来なかった。(というより列車そのものに出くわすこと自体がラッキーと言える状況なのだが‥‥)只見駅看板

駅の観光案内に水久保城址水久保城址と言う案内があった。伊達政宗に敵対した山内氏の居城とある。上杉に後詰めされた難攻不落の要害は最後まで伊達の侵攻を跳ね除ける堅城だったようだ。以前はこんな綺麗な看板ではなかった。大河ドラマの力である。

只見の町外れで大きな支流である伊南川と合流した只見川は山間を北東に流れる。山間の川は岩場・急流・広い河川敷・清流と変化に富んでいる。伊南川はその 典型だが、本流只見川はどこで見ても深いエメラルド色の深い淀みが多い。只見川には“瀬”がないのだ。
只見川は電源開発の川であり、ちょっと瀬になりそうだなと思うと、次のダムになってしまうのだ。

本名ダム上田ダム宮下ダム

親類の家で地図を借りて眺める。上流から「奥只見」「大鳥」「田子倉」「只見」「滝」「本名」「上田」「宮下」「柳津」「片門」と大川に合流し阿賀野川になるまでに10基のダムがあった。部分的な境界も含めたわずか6町村の間にである。
地元の古老(と言っても初老くらいからか)に聞くと、この川も昔は清流でいたるところで川遊びが出来たそうだ。どこぞの政党みたいに何時も「だむ」を“逆様”にみているわけではないが、やはり清流を失った川は少しさびしい。

 

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