東宝特撮映画DVDコレクションの海底軍艦が出たので購入。
ビデオデッキが壊れて以来じゃみじゃみのダビングビデオはお蔵入り。数年ぶりに25インチの超大画面??で感動再び。カミサンが「こんな綺麗な画像だったの」といやみとも取れる感嘆。
 海底軍艦は昭和38年公開の東宝のSFスペクタクルである。初めて見たのは多分リバイバルのものだったろう。当時は配役やストーリーよりも轟天のかっこよさと迫力に子供ながらの感動を覚えたものだった。
 今見るとやはりCG全盛の特撮と違いミニチュアや画像合成などは粗もあるが、最後の海上爆発などは今の映画と比べても見劣りはしない。さすがである。何よりも特撮シーンをカバーして余りあるのが伊福部昭の音楽効果である。キャストも高島忠夫・上原謙・小泉博・高田稔など錚々たる顔ぶれである。田崎潤も東宝戦争もの怪獣もののレギュラー的存在だが、自分が見た映画の中ではこの神宮寺大佐役が一番魅力的だった。ファンである平田明彦がムウ人のスタイルで出てくるとちょっと幻滅してしまうが‥‥日本誕生の武彦役の倭人スタイルは結構よかったんだけどなぁ。
 
 以前はただ々々面白いで見てきたのだが、いまさらに見ると“?”と思えるところがいくつも出てきてしまう。
 ?の1 フリッツラングのメトロポリス張りの超科学地下都市に住んでいるムウ人はいつもあんなかっこをしているのか
 ?の2 スパナを灼熱にする工作隊員23号の手袋はどうなっているのか
 ?の3 あれだけの科学文明を持ちながら轟天挺身隊を迎え撃つムウの守備隊の武装が槍とナイフだけなのか
 ?の4 ハッピーエンドを迎えた後の轟天の帰属に関してまた国際問題の火種になるんだろうな
  等等ほかにもいっぱい‥‥
 
 素直に感動していればよいものを、つまらないことに目が行ってしまう。
轟天にしても電子砲や大型魚雷を搭載しているのだから、切り札の冷線砲の乱発だけに終わらず、ムウ艦隊との砲撃戦もやってほしかったし、マンダにしても怪獣総進撃の選抜メンバーにしてはあまりにもあっけなさすぎる。
 
 しかし、いろいろあるにしろ、今見ても十分楽しい映画である。海底軍艦はその後アニメ化(設定はまったく違うようだが)されたりもしているが、できれば現代CGを駆使したリメイク版なんかが出てくると面白いかも知れない。そのときはあの超文明をもったムウ人の武器が古代の槍だけという理由も是非明らかにしてもらいたいものだ。



 
 
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